あめんぼ通信

春夏秋冬の野菜やハーブの生育状況や出荷方法、そして、農業をしながら感じたことなどを書いていきたいと思います。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
このページのトップへ

作物の力はすごい

20061116114522.jpg   20061116114555.jpg   20061115222834.jpg

 左からハクサイ、キャベツ、ダイコンの現在の状況である。どれも虫に食われてぼろぼろである。ハクサイとダイコンは、ダイコンサルハムシという害虫の仕業であり、キャベツはヨトウムシかアオムシの仕業である。ダイコンサルハムシが最も好むカブは、蒔き直した2回目もやられて、完全に壊滅した。  

 ぼろぼろになっているハクサイであるが、それでも必死に巻こうとしている。多分巻くはずである。キャベツもぼろぼろになっているが、これも巻きは小さくても出荷できるくらいに巻くはずである。ダイコンは1回目の間引きはしたが、2回目の間引きはできなかった。間引きをするとなくなってしまうような気がした。まだ出荷できるかどうかは微妙な状態である。出荷できたとしても、かなり小さいダイコンである。
 ダイコンサルハムシという害虫は、カブ、ダイコン、ハクサイほどにはキャベツを好まない。でも、それらがなければキャベツにやってくる。キャベツにはダイコンサルハムシよりアオムシやヨトウムシの方が難敵である。
 ホウレンソウやシュンギクには全く虫がつかないのに、この違いはいったいなんだろう。
 ダイコンサルハムシは「アブラナ科」という野菜や雑草の「エサ」がなければ生きていけないので、他の野菜や人間に害を与えるものではありません。野菜に紛れ込んでワンパックに入っていても、嫌がったり、驚いたりしないで下さい。これはある意味、自然なことですから。
 同じアブラナ科でも、ロケットをダイコンサルハムシがあまり好まないので、これは大いに助かっている。自分にとっては秋冬作の稼ぎ頭の作物だから。カブの壊滅、ダイコンの危機的状況に遭遇しても、このロケットが、気分の落ち込みを最小限にとどめれくれている。支えてくれるのは2000本のロケット。生食よし、おひたしよし、炒め物よしの料理のレパートリーの広さに加えて、耐寒性もホウレンソウ並。成長スピードもコマツナ並。取ろうと思えば種取りも簡単。家庭菜園ならこぼれ種からでもたくさん芽生える。春先の花もきれいで食べることができる。サラダに散らすとゴマ風味がとてもさわやか。3月上旬に花壇やプランターに植え替えて観賞用としても利用できる。種取りは6月上旬(梅雨入り前)。絶賛のハーブ野菜である。


 45年ほど前、ボクがまだ子供だった頃には、どこの家でも、軒先のような場所にニワトリを10~20羽ほど飼っていた。そのニワトリが突然のごとく姿を消したのは、昭和30年代の末頃から、昭和40年代初め頃の、たった2~3年の間のことだった。ニワトリと時を同じくして、牛や豚も姿を消していった。その頃、我が家では「葉タバコ」を作るのを止めた。そして地域からも葉タバコを作っている風景が消えていった。その頃から、動物を飼ったり、農業をすること自体が全く割りに合わなくなったのだろう。でも地域のほとんどの家で家庭菜園だけは続けられている。自分で作った野菜を食べるという楽しみと、半ば習慣的なもの、それと定年になるとすることがなくなるので、余計に家庭菜園にいそしむ時間が長くなるようである。買った方がはるかに安くついても、田舎の人は自家菜園で作るのである。それなら、またニワトリを10~20羽ほど飼ってもよさそうに思うが、定年になっても、ニワトリを飼い始める人はいない。犬を飼うより手間は取られないと思うが・・・。鳥インフルエンザの問題も大きく影響しているかもしれない。その他に、口のある生き物はちょっと負担に感じるのかも知れない。鶏糞が臭いという先入観もあるのかも知れない。鶏糞が臭いのはエサによるのであり、ボクのように「主に菜食主義」のニワトリに育てると、鶏糞はそれほど臭わない。一昔前は、ニワトリのタマゴが結構いいカネになっていたので、タマゴをばんばん産ますために、購入した濃厚飼料をたくさん与えていた。濃厚飼料は、魚粉、ダイズかす、トウモロコシクズのような動物性タンパクや植物性タンパクが多く入っていて、それがタマゴをよく産む原因だった。でもニワトリに動物性タンパクをたくさん与えると糞が臭い(肥料効果も高いが)。一昔前は、戦前に子供をたくさん産んだように、ニワトリに対しても、産めよ増やせよの時代だった。だから、ニワトリの身体に負担になるくらいまで産まそうとした。でもそんなに欲張らずに3分の1くらい産んでくれたらいいという気持ちになれば、ニワトリは雑草や野菜クズ中心の放任飼育でも、食べ量くらいは産んでくれる。買ったエサは3割くらいにして、後は、家から出る食事の食べ残り、稲作をしているなら、もみすり後のコゴメ、精米後のヌカ、家庭菜園から出る野菜くず、雑草で飼育できる。稲作をしていないなら、誰かにコゴメを売って頂くのもよい。10~15羽くらいなら、購入エサは月に1袋(1300円ほど)もあれば足りる。ボクは32羽で3~4週間に1度くらいのペースで買っている。
 タマゴを2週間に1度ワンパック購入するとしても、ワンパックが200円とすると、月間で400円ほどですむので、飼うとやはりその3倍くらいの値段がかかってしまうが、でも自分で育てたニワトリのタマゴは格別の味がする。今定年を迎えようとしている人は、ニワトリは日常茶飯の空気見たいな存在として身近にいたと思うので、飼おうという気持ちにさえなればすぐにでも飼えると思うが・・・。いくら定年になったからといっても、やはりトリ小屋の問題もあったり、生き物だから野菜のようには放っておけないという意識になるかもしれない。その点野菜は、2~3日の外泊も問題ないし、かなり高くついても、作る楽しみや食べる楽しみの方が大きいのだろう。でも稲作を始める人はいない。一昨年まで、裏作に麦を作ると奨励金が支払われていたらしいが、それがなくなって、麦もほとんど見かけなくなった。稲作は機械のことを算用に入れると、持ち出しの方がはるかに多いので、誰も稲作は始めない。次第細りの状態である。70才以上の年齢の人には、「先祖代々受け継いだ土地を荒らしたくない」という気持ちが強いようだが、それより若い年齢の人はすでに「背に腹はかえられない」という意識になっている。


 ニワトリは、昭和30年代末までの20~30羽養鶏が、40年後には10万~100万羽養鶏に飼育方法が変化した。

 野菜は、出荷する農家が毎年減り続け、大規模に展開もしくはハウスで集約栽培、あるいは専門作物に特化されて、小さな個人農や、それほど技術力を蓄積できなかった中規模農家は農業自体からリタイアをしている。つまり、出荷農家と家庭菜園というふうに二極化されてきた。出荷農家は、技術力、営業力、資本力の三拍子そろった人だけが、輸入野菜との競争に生き残るが、これからも数的には減り続けるだろう。最終的には大規模養鶏と同じように、ある段階で法人化されて、手厚く補助されるようになるだろう。有機農家のワンパックなど「もぐらたたき」のようなものである。資本主義精神という大儀にたたきのめされて、挫折するワンパック農家が次々に出ても、雨後のタケノコのようにやりたい人もたくさん出てくるだろう。でも市場に出回る野菜の大勢には、ほとんど何の影響も与えない。市場からは無視された存在である。インターネット等を通じて、闇のルート(直販)で取引は活発化するが、市場価格の2倍の価格で売り抜く「貴族野菜」でなければ、いずれ資本主義精神に蹴散らされてしまうだろう。ワンパック野菜は市場価格と争うような野菜にしてはだめなのである。作り方が全然違うのだから。でもどうやったらいいのか自分にはわからない。

 稲作は10年後がどうなっているか、自分には見当がつかない。生産者価格が1俵(60キロ)12000円ほどでは、あまりに安すぎる。

 ブログランキング1位を目指して挑戦中!!! クリックお願いします!!!


スポンサーサイト
このページのトップへ

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://terayama.blog57.fc2.com/tb.php/96-2be9885c
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
このページのトップへ

FC2Ad

プロフィール

水田祐助

Author:水田祐助
岡山県瀬戸内市。36才で脱サラ、現在55才、農業歴19年目。農業形態は野菜とハーブのワンパック宅配。人員1人、規模4反。少量多品目生産、他にニワトリ30羽。25年ほど農業とは無縁だったが、ボクが子供の頃は、家は葉タバコ農家だった。
yuusuke325@mx91.tiki.ne.jp


セット野菜のワンパック宅配 みずた観光農園

最近の記事

最近のコメント

月別アーカイブ

カテゴリー

FC2カウンター

QRコード

QRコード

リンク

このブログをリンクに追加する

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。