あめんぼ通信

春夏秋冬の野菜やハーブの生育状況や出荷方法、そして、農業をしながら感じたことなどを書いていきたいと思います。

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タマネギの定植

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 昨日はお墓の「花くらべ」だったらしい。昨日、今日とお墓に来られる人が多い。ボクはお墓のすぐ下の田んぼで農作業をしているのに、めったにお墓に上がらないが、今日は夕方ちょっと上がって見た。どのお墓にもいっぱい菊の花が飾られている。よく見たら、花がないのは、我が家の墓くらいだった。でも飾る花がない。我が家にも庭先に手入れの行き届かない花壇があることはあるが、カンナとかフヨウとかセイジなど、あまり切花には向かない花が植わっている。家にお年寄りがいる家では、わざわざこの時期のために「花くらべ」用の花を作っている。自分も野菜の隣にちょっと植えておけばよいのだが、その一手間がかけれない。明日は誰かに花をもらってきて花を供えよう。別に形式にはこだわらないが、ほとんどの墓に花が飾られているのに我が家だけ飾っていないというのもどうも・・・。それに、お墓のすぐ下にいるのにお墓に上がっていないと思われるのもちょっと・・・。


 今日は12日の続きでタマネギを定植した。ここ5年ほど1500本ほどしか定植していない。今は個人の野菜会員が減っているので、これだけ定植すれば十分である。以前は少なくともこの2倍の3000本を定植していた。タマネギの定植本数は簡単に数えることができる。ボクは6条植えなので、何列植えたか数えれば、ものの1~2分で定植本数が計算できる。タマネギの定植本数くらいは暗記しておいた方がよい。いくら定植してよいかわからなかったら、逆算してもすぐに定植本数がだせる。つまり、5個で1キロ(1個が200g)とすると、通常ワンパックに入れるのは1キロだから、自分の場合は1ヶ月20キロで足りる。毎年収穫期に病気がきていて、9月末頃までしか保存できないので、その頃までに出荷してしまう。5~9月で5ヶ月間の出荷だが、5月は野菜が少ないので、早生品種を葉つきで×2倍出すので、正味6ヶ月と計算すると120キロ必要になる。1キロが5個とすると、120キロ×5個=600個あれば計算上は足りる。1000本(個)植えて7割ほど収穫できたとすると700個である。だから計算上は1000本(個)植えれば足りる。でも食べ量もいるし、業務用の注文も少しはあるし、3袋(早生1袋、中晩生2袋)蒔けばかなりの苗が取れるので、1500本ほど定植している。しかし早くも苗の時に病気がきている。画像を見ていただければわかると思う。


 タマネギはここ10年以上にわたって、苗の時から病気が発生している。苗の時にたまたま病気をまぬがれても、収穫期には必ず病気が発生している。収穫期に病気が発生していなかったら、タマネギは12月末、もしくは年明けくらいまで長期保存が可能な作物であるが、収穫期に病気が発生していると、8月のお盆明け頃から腐れが多発してくる。
 慣行農法のタマネギ農家と比較して、有機農法のワンパックでは、トリプルロスがかかってくる。この点を考えだすと、タマネギをたくさん定植することがばかばかしくなる。


(1)有機農法では収穫期に病気が発生していることが多く、長期保存できない。


(2)慣行農法の多くは、切り球で一括出荷できるが、ワンパック宅配では、いったん軒下等に吊り下げて、少しずつ、少しずつ出荷する形態である。吊り下げる手間が大変である。


(3)吊り下げている間にまた2~4割が劣化する。その選別の手間がかなりかかりだす。


  通常、プロのタマネギ農家は機械で定植、5~6回の農薬散布、機械で収穫、一括出荷もしくは倉庫で適温貯蔵。作り方や保存方法がまるで違う。市価の3倍くらいで売らないと採算が取れない。タマネギのような作物は、作付を少なくすれば少なくするだけ採算が合う。でもタマネギはワンパックの必須野菜なので、会員が多ければ多いだけその必要個数を定植する必要がある。


 もしあなたが、3~4年タマネギを作ってみて、苗の時、あるいは収穫期に毎年病気がくるようであれば、「傍観者的態度」ではなく、きちんと顧客に報告することを前提に、数回の農薬使用をした方がいいと思う。キュウリ、ナスビ、ピーマン、オクラように、毎日あるいは1日おきに収穫する果菜類や、エンサイ、ツルムラサキのように、毎日、あるいは1日おきに収穫する葉菜類と違って、タマネギやジャガイモは収穫期に一括収穫をして長期保存する野菜である。いうなれば、野菜というより果樹に似た収穫方法の野菜であり、果樹と同じように1年に1回しか(ジャガイモは2期作できるが秋冬作の収量は少ない)収穫できないものであるから、果樹のような発想で、必要最低限の農薬を使用した方がよいと思う。ボクのように10年以上にわたって「今年も病気がきてしまった・・・」で済ませてはいけない。こういう態度だったことを反省している。顧客は農薬を使ったからといってあなたを非難したりしない。それよりも、タマネギがワンパックに長く入り続けることを望んでいる。


(1)タマネギによくないと聞いたことがあるので鶏糞は使っていない。メタン菌液肥とクン炭(焼きすくも)だけ使っている。


(2)平野部ではタマネギの病気が多いようである。山の上で空気が乾燥するような場所や高原地帯では病気が少ないようである。


(3)農薬を利用するなら、半年以上前から準備して、どういう農薬を使うか、いつ使うか、何回使うか早々と決めておいた方がいいと思う。1ヶ月前くらいには準備できていないと、農の現場では役に立たない。


(4)毎年のように、病気がきたり、虫害が発生する作物が3~4年の間にわかってくる。それは地域によっても違うし、使う肥料によっても発生の有り様が違ってくると思うが、農薬の助けがあった方がいい作物も1~2割は生じると思う。


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プロフィール

水田祐助

Author:水田祐助
岡山県瀬戸内市。36才で脱サラ、現在55才、農業歴19年目。農業形態は野菜とハーブのワンパック宅配。人員1人、規模4反。少量多品目生産、他にニワトリ30羽。25年ほど農業とは無縁だったが、ボクが子供の頃は、家は葉タバコ農家だった。
yuusuke325@mx91.tiki.ne.jp


セット野菜のワンパック宅配 みずた観光農園

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