あめんぼ通信

春夏秋冬の野菜やハーブの生育状況や出荷方法、そして、農業をしながら感じたことなどを書いていきたいと思います。

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作物と水

20061106211149.jpg   20061106211213.jpg   20061106211845.jpg
 左の画像は池の土手です。土手の下に、四角いコンクリートが見えますが、池のヒを抜くと、このコンクリートの中の土管に水が流れてきます。通常は向かって右側に流れていきますが、左側に流そうと思えば、右側に流れる所に「分木(ぶんぎ)」をして水をせき止めると左側に流れます。そして、トリ小屋がある方の山のねきの水路を通り、物置があるそばの水路を通り、一昨日アップした左の画像の水路に流れます。しかし、自分は稲を作っていないので、自分の田んぼの方に水が流れるように、「分木」をすることができません。エンジンポンプを買う前は、雨が降らなくて困った時には、1週間に1度、2時間ほど、自分の田んぼの方へ水がくるように「分木」して、田んぼに水を引かせてもらっていました。エンジンポンプを買ってからは、分木をしたりせずに、右側へ流れている水を真ん中の画像の所でタゴに受け、そこにエンジンポンプを置いて、100メートルホースでポンプアップしていました。でもこの水路を水が流れるのは稲に水が必要な6月15日~9月20日頃までの3ヶ月間だけです。他の時期には、ちょろちょろ水しか流れていないので、エンジンポンプを使うことができません。9年目の秋に井戸を作ってからエンジンポンプがいつでも使えるようになりました。17年目の現在は、「液肥」や「10月のロケットの定植」や「9月、10月に雨が降らない年が多い」という3つの理由から、井戸はなくてはならないものになっています。田んぼのそばに大きな川が流れていたり、池の水が自由に使えたりするのなら問題はありませんが、そうでない場合、野菜の水はどこから調達するか、よく考える、もしくは地域の誰かに聞いてみることが必要だと思います。でも農業初心者には水のことまでは頭が回らないのが普通です。自分の場合も、稲が渇水の時(もちろん野菜も渇水)に水当番の人と口論になって始めて、水問題にいきあたり、それが1年後の井戸(水が出る場所を見つけた)につながった。


(4)作物と水(あめんぼ通信NO52、1994年10月)

 
梅雨の雨は野菜にとっては、それほど大事ではない。逆に過湿が続いて根腐れを起こしたりする場合がある。しかし、稲作は梅雨がなかったら作れない。梅雨の雨をダムや池にたっぷりたたえて(たくわえて)、夏中、その水を使う。
 
秋冬野菜にとって、特に恩恵を受けるのが秋雨前線である。夏の間に乾ききった大地を、台風の雨、あるいはこの秋雨前線がしっとりと湿らせてくれる。例年9月中旬は、秋雨前線の第1回目の雨が降り、どんよりしたぐずついた天気の日が多い。なのに今年は秋雨前線が停滞してくれなかった。ほんの夕立程度の雨が3回、1~2時間降っただけだった。5月末から、6月、7月、8月、9月と何と4ヶ月余り、雨らしい雨が降っていない。土がパサパサに乾いている。今まで失敗したことのない作物を次々に失敗して始めて、この秋雨前線が秋冬野菜にとっていかに重要であるかを知った。梅雨に雨が降らなくても、夏に台風の雨や夕立がなくても、秋口にはこの秋雨前線が必ず雨を降らせてくれるんだといういう過信があったようだ。いつもどうりに植えて、いつもどうりに蒔いて、始めて失敗して、大地はもう乾ききっているのだと再認識した。これから蒔き直すダイコンとカブの畝間に水路から水を引き込ませてもらうことにした。かつえた大地は一気に水を飲み干していく。6月中旬~7月中旬頃の梅雨前線がもたらしてくれる雨は誰でも知っているが、9月14日~9月末頃の秋雨前線がもたらしてくれる雨の恩恵を今年初めて知った。秋雨前線がきてくれるから秋冬野菜を作ることができる。作物と水との関係について、自然がその一端を始めて自分に教えてくれた意義深い年になりそうである。


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プロフィール

水田祐助

Author:水田祐助
岡山県瀬戸内市。36才で脱サラ、現在55才、農業歴19年目。農業形態は野菜とハーブのワンパック宅配。人員1人、規模4反。少量多品目生産、他にニワトリ30羽。25年ほど農業とは無縁だったが、ボクが子供の頃は、家は葉タバコ農家だった。
yuusuke325@mx91.tiki.ne.jp


セット野菜のワンパック宅配 みずた観光農園

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