あめんぼ通信

春夏秋冬の野菜やハーブの生育状況や出荷方法、そして、農業をしながら感じたことなどを書いていきたいと思います。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
このページのトップへ

深夜の水泥棒

20061104210209.jpg   20061104210237.jpg   20061104210304.jpg

 田んぼのそばには全て画像のような細い水路が走っています。真ん中の画像も、右の画像もちょっと草の陰になっていますが、左の画像と同じ水路が走っています。もし田んぼに稲を作れば、この細い水路に6月15日~9月20日頃の3ヶ月間は水が走りますが、ボクは稲は作っていないので、この水路に水が流れることはありません。雨が降り続いた時だけ、山からの落ち水がこの細い水路を走ります。左の画像の道の左側前方の田んぼでは、近所の人が稲を作っているので、その水路には6月15日~9月20日頃の3ヶ月間は水が走るので、そこからエンジンポンプでポンプアップして100メートルホースで散水していました。現在は井戸があるので、年中いつでも井戸からポンプアップして散水することができます。井戸がまだなかった時は、6月15日~9月20日以外の時に水が必要になった時は、池からポンプアップするしかなかったのですが、池からポンプアップしようとすると、ホースが100メートルでは足らないし、池の水は集落の水なので、池の水を勝手に自分の都合でポンプアップというのはできません。井戸ができたのは、9年目に入った年の秋だったので、この9年間は、6月15日~9月20日以外の時に水が必要になった時は、集落の近くを走っている川まで行って、タゴで水を汲んでくる必要があった。スタートして4年半後にエンジンポンプを買ったが、その後、井戸ができるまでの4年間は6月15日~9月20日の間しかエンジンポンプを使うことができなかった。使おうにも原資となる水が近くになかったから。それでも、まがりなりにも野菜ができていたということは、9月、10月の気候が今ほど過激でなかったと言える。ここ5~6年は、秋に秋雨前線の活動が弱く、秋冬野菜にとって重要な9月、10月にほとんど雨が降らなかったり、逆に田んぼが水浸しになるくらい秋の長雨が続いたり、台風による雨しか期待できなかったり、逆に連続台風で1週間おきに大雨が降ったりと、計算できないような異常気象の秋が続いているように思う。今年も、9月、10月の雨量がかなり少ない。


 家庭菜園の規模なら、タゴで水を汲んできて施すこともできるが、出荷するくらい規模が大きくなると、どこから水を調達するか、前もって考えておく必要がある。田んぼを借りるにしても、その借りた田んぼはどこから水を調達できるか考えておく必要がある。農業をスタートする前には、野菜にこんなに水が必要とはわからなかったし、まして、水の調達のことを考えるなど及びもつかなかった。若気の未熟さで、水のことで集落の水番の人と口論になってから、水をどうするか考え始めたというお粗末さだった。自分の場合は9年目に井戸を掘り当てることができたから、やっとその時点で水問題から開放されたが、井戸を掘り当てることができなかったら、10年目以降の農業がどうなっていたかわからない。


(1)井戸のおかげで500リットルタンク2つの液肥の水が、年中、必要な時にポンプアップすることができるようになった。液肥作りは井戸がなかったら(水が簡単に調達できなかったら)成り立たない。


(2)年目に入った年からハーブを作り始め、年目以降に本格的になったが、ハーブのロケットの定植は10月が本番なので、その植え付け水に、かなりの水が必要であり、結局井戸ができていなかったら、ロケットの定植がうまくできなかったと思う。


(3)ここ年、10月に雨が少なく、井戸水をポンプアップして散水する年が多かった。


 


(2)深夜の水泥棒(あめんぼ通信NO51、1994月)


 野菜も稲ほどではないが、水が必要である。夜の時がまわってから懐中電灯を持って田んぼへ行くのが、今年の夏はもう回目である。サトイモの田に水が入ったのを確認してから、池のヒのすぐ下の用水路の「分木(ぶんぎ)」をはずす。こうすると自分の田畑の方へ流れる水はストップする。これはひとえに水番のAさんが「このへんじゃあ誰も百姓で生活しとる者はおらんのじゃから遠慮せずに水を使われえ」と言ってくれたからである。この地域では小集落が5つあり230軒ほどあるが、現役世代で農業をしているのは、自分を入れて人である。農業はもうそれくらい見放されている。


 早朝に水を引くと日中の暑さですぐに干上がってしまうが、夕方、日が落ちてから水を引くと、翌朝まで湿り気が保たれる。池から落ちる水の水量(水の勢い)が多い日は時間ほどで枚の田(サトイモ以外に、ナスビ、ピーマン、オクラ等の田に入れる)に水を引き込むことができるが、水量が少ないと時間ほどかかるので、夜の時頃、田んぼに確認に行く。このところ地域のあちこちで水争いが起きていると耳にしていたので、ボクも「深夜の水泥棒」かもと自認しながら、でも、たっぷりと水が頂けたのをサトイモといっしょになって喜んで、満足感にひたりながら家路についた。


 ブログランキング1位を目指して挑戦中!!! クリックお願いします!!!

スポンサーサイト
このページのトップへ

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://terayama.blog57.fc2.com/tb.php/85-e8d4a29e
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
このページのトップへ

FC2Ad

プロフィール

水田祐助

Author:水田祐助
岡山県瀬戸内市。36才で脱サラ、現在55才、農業歴19年目。農業形態は野菜とハーブのワンパック宅配。人員1人、規模4反。少量多品目生産、他にニワトリ30羽。25年ほど農業とは無縁だったが、ボクが子供の頃は、家は葉タバコ農家だった。
yuusuke325@mx91.tiki.ne.jp


セット野菜のワンパック宅配 みずた観光農園

最近の記事

最近のコメント

月別アーカイブ

カテゴリー

FC2カウンター

QRコード

QRコード

リンク

このブログをリンクに追加する

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。