あめんぼ通信

春夏秋冬の野菜やハーブの生育状況や出荷方法、そして、農業をしながら感じたことなどを書いていきたいと思います。

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ああ無情

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 どんなことがあっても成功させる必要がある「アブラナ科四天王」。そのハクサイ、キャベツ、ダイコン、カブの内、カブは全滅、ダイコンはのるかそるかの状態。ハクサイとキャベツは何とか出荷までこぎつけれそう。農薬を使ったのに、この有様。農薬を使うのなら、やはり規定使用量の3分の1くらいは使わないと、全然効果はないということを痛感した。
 ダイコンとカブの第1回目は、9月12日に蒔いたが、発芽して4日ほどの間にどちらも壊滅した。農薬を使ったが、使った量が少なすぎたようである。9月20日に、場所をかなり離して蒔き直しをした。第2回目は第1回目の2倍くらいの農薬を使ったが、それでもカブは第1回目同様壊滅した。ダイコンは瀬戸際の状態である。第2回目の農薬使用量も少なすぎたようである。
 ハクサイとキャベツは、ダイコンやカブと違って、苗からのスタートである。育苗中は、家の門先で寒冷紗で覆って育苗するので、被害はそれほどでもない。勝負は田んぼに定植をしてからである。でもハクサイやキャベツは、ダイコンやカブと違い、芽が出たばかりの双葉の時にやられるのではなく、すでに本葉が出揃った状態で田んぼに定植するわけだし、被害にあっても、予備苗をかなり準備しているので対応もできる。
 個人の顧客は10軒ほどであり、ワンパックに占めるウエートは25%ほどだと言っても、秋冬作のアブラナ科四天王の不出来は身体にこたえる。ショックである。原因となった害虫は例年通りダイコンサルハムシという害虫である。左の画像はハクサイの状態である。かなりやられているが、2箇所に分けて植えていて、もう1箇所の方はこれほどひどくはないので、何とか出荷にこぎつけれそうである。真ん中の画像と右の画像はキャベツである。キャベツも2箇所に分けて植えているが、右の方はほとんど虫にやられていない。植える場所によっても多少違うが、品種によっても、被害の状態がかなり違ってくるようである。右の画像は自分の足も写ってしまった。
 秋冬作の多くは「アブラナ科」に属するが、アブラナ科は虫害が多いので、極力、作付面積を減らしている。ぎりぎりまで減らしても、減らすことのできないのが、このアブラナ科四天王である。アブラナ科は、この四天王の他には、ブロッコリーを30本ほど定植するだけである。ダイコンサルハムシは、四天王の中では「カブ」を最も好む。その次がハクサイで、その次がダイコンで、キャベツが最も被害が少ない。キャベツはダイコンサルハムシの被害よりも、ヨトウムシやアオムシの被害の方が大きい。画像のキャベツはヨトウムシの被害である。
 ハーブのロケットも「アブラナ科」に属する。でもダイコンサルハムシはこの「ごま風味のロケット」があまり好きではないようである。カブやダイコンやハクサイに比べてはるかに被害が少ない。しかし、「からし風味」のカラシナ、マスタードグリーン、タカナなどは、カブと同じくらい被害が大きい。ロケットは育苗中は被害を受けても、定植は10月7日~10日以後なので、時期的に遅く、定植後はほとんどダイコンサルハムシの被害を受けない。ロケットは秋冬作の自分のメイン作物なので、これが、カブと同じ様な被害を受けるようだと、無農薬どころではなくなる。


 野菜は人生と同じである。やり直しがきかないという点において。失敗して、買ったり、もらったりするのであれば、規定量の農薬をきちんと使っておけばよかったと思っても、すでに後の祭り。ここ3年間、無農薬でも比較的よくできていたので、これが今年の認識の甘さにつながった。去年、生育の後半にカブとハクサイに大きな被害が出ていたので、今年は必ずやられると思い、前もって農薬を購入していた。ここまでの推理は正解だったが、農薬を使う量を間違えてしまった。購入する時に印鑑が必要だったので、きつい農薬という先入観にとらわれ、使用量を控えたのがよくなかった。これだったら、一般的な「オルトラン粒剤」にしておけばよかった。
 今年はカブを顧客に送れないのが心苦しい。カブを出荷する時に、ユズも数個入れて送っているが、今年はユズだけである。「カブの酢の物」を作るのを待ってくれていた顧客もあっただろうが・・・。
 ホウレンソウやシュンギクやレタスのように、害虫のほとんど来ない野菜も多い。なぜこれらのエキスをアブラナ科に注入できないのだろうか。一代交配(F1)や遺伝子組み換えやバイオの技術はこれほど発達していても、害虫のつかないアブラナ科野菜というのは難しいのだろうか。
 カブを送れなかった年は今まで何回かあったが、ダイコンを送れなかった年はまだ1度もない。1回目の間引きはしたが、2回目の間引きはまだ躊躇している。早く1本立ちにすると送れなくなる可能性がある。今まさに、ダイコンサルハムシと今期の天王山を戦っているダイコンに、援軍のテレパシーを送っている。



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  • 2006/10/21(土) 09:39:23 |
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プロフィール

水田祐助

Author:水田祐助
岡山県瀬戸内市。36才で脱サラ、現在55才、農業歴19年目。農業形態は野菜とハーブのワンパック宅配。人員1人、規模4反。少量多品目生産、他にニワトリ30羽。25年ほど農業とは無縁だったが、ボクが子供の頃は、家は葉タバコ農家だった。
yuusuke325@mx91.tiki.ne.jp


セット野菜のワンパック宅配 みずた観光農園

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