あめんぼ通信

春夏秋冬の野菜やハーブの生育状況や出荷方法、そして、農業をしながら感じたことなどを書いていきたいと思います。

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とりとめのないこと

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 太陽の出る方向は、夏と冬とでは大分違うんだということが、感じではわかっていたが、それなら、どれくらい違うんだと言われると、それはよくわからなかった。サラリーマンをしている時は、太陽がどこから昇って来ようが、そんなことはどうでもよかったし、大阪で暮らしていた時には、太陽を見るということさえしなかったような気がする。大阪での7年間は空をほとんど見ていなかった。空がなかったような気がする。地元に帰ってからも、空を見上げるような精神的余裕はなかった。サラリーマンをしていた時には、いつも何かに追い立てられているような気がして、ゆっくり、ぼう~っとする精神的ゆとりが持てなかった。農業を始めてからも、ゆっくりするゆとりなどはないが、お天道様が相手だから、空を見ようとしなくても、いつも空が目に入る。多分、多くのサラリーマンや、大都会に住んでいる人にとって、空はないんだと思う。


 野菜の「旬」も、父が家庭菜園をしていたにもかかわらず、全く自分にはわからなかった。これは、実際に自分で野菜を作ってみないことには、いつ、どんな野菜が旬なのかは知ることはできないと思う。農業を始める前は、タマネギとジャガイモが、収穫後、半年間も保存ができる野菜とは知らなかった。ナスビやピーマンみたいに、そのつど収穫するんだと思っていた。収穫期というのも全くわからなかった。ただタマネギは、軒下につるしてあったので、たくさんつるして青々しているのを見ると、今頃タマネギを収穫するんだなあと、なんとなく感じた。しかし、ジャガイモは目に触れることはなかったので、いつが収穫期なのかなど全くわからなかった。だいたいジャガイモは、収穫後1ヶ月の時と、4ヶ月が経過しているものとでは、一般の人にはあまり区別がつかないと思う。ナスビやキュウリやナンキンは夏にできて、ハクサイやダイコンは冬にできるんだなあというぐらいしか、サラリーマンの時には知らなかった。だいたい興味もなかった。


 朝露(あさつゆ)と朝霜(あさしも)の区別もよくついていなかった。どちらかと言えば、朝霜の方が分かりやすい。寒い時にしか霜は降りないから。でも都会にいると、霜など見る機会もないことだろう。事実ボクも大阪にいた時は霜を見た記憶がない。まして、朝露といわれると、ほとんど誰も答えられないんじゃなかろうか。朝露を見る機会は朝霜を見る機会よりもっと少ないのではなかろうか。さすがにボクは、田舎育ちなので、夏の朝は、畦草や稲の葉が、雨にあたったみたいにぬれているということは知っていた。なぜ夏に朝露が降りるのかは今でもよく説明はできない。夏の朝には朝露が降りているということを初めて知ったのは、七夕の短冊に願い事を書くのに、ボクが子供の頃には墨で書いていたが、その墨をする時に使う水は、稲の葉っぱについた水滴を使うというのが決まりごとのようだった。その時に初めて、よく晴れた日の翌朝は朝露が降りているんだと言うことを知った。でもボクは、未だに自然現象には疎く、朝露が、ある日突然、朝霜に変わるのを、よく説明できない。朝霜が降りていない時期はずっと朝露が降りているように思う。農業をしているのに、まだこの辺の記憶がとても曖昧である。


 農業を始めた時、レタスに全く虫がつかないのが不思議だった。なぜレタスを虫は好まないのだろうかと思った。人間が生食で食べれるような葉っぱなのに・・・。今でも、なぜレタスには虫がつかないのか不思議な気持ちでいる。虫(害虫)がとても好むアブラナ科野菜に、レタスを掛け合わせて、虫のこないアブラナ科野菜ができないものなのだろうかと思う。植物に関するバイオの技術がこれほど発達しているのだから、これくらいわけなくできるように思うが、できないのだろうか。ボクの場合、農薬を使う可能性のあるのはアブラナ科野菜だけなので、これに虫(害虫)が来なければ、随分、のん気でおれる。。ホウレンソウも虫がこないし、シュンギクも虫がこないし、青シソにも虫がこないし、エンサイやツルムラサキにも虫がこない。全然こないことはないが、たとえ来ても放っておける密度である。年によっては、激しくくる年もあるが、虫害の茎葉を何回か強剪定しているうちに、1ヶ月ほどで虫はいなくなる 
 虫の来ない野菜もたくさんある(作付面積が小さい場合に限る)ので、何とかそれらのエキスをアブラナ科野菜に注入してアブラナ科野菜も虫がこないようにできないものなのか。でもこれをすると、自然界の生態系がおかしくなるのだろうか。でもすでに、遺伝子組み換えダイズや遺伝子組み換えトウモロコシのバイオで壊している。


  トマトをボクはワンパックに入れて送ったことがない。トマトは自分にとってはウルトラCの野菜である。成長途上でよく突然死(青枯病)が発生するし、少し赤みがかると、空からカラスが狙い、下からはタヌキが狙うので、油断もスキもならない。それに山際に田んぼがあるので、大きな蛾が夜間に出没して、トマトの実を刺して、そこから腐れが生じる。トマトの茎葉が雨にあたるのもよくないらしい。そんなこんなで、食べ量のトマトさえ満足に作れていない。ええ、まだそんなレベルなの、と驚かないで下さい。苦手作物もある。まあ換金作物は何とか普通には作れていると思う。一応、業務用のイタリア料理店にコンスタントに出荷できているわけだから。
 トマトを入れずに、個人客がよく野菜パックを買い続けてくれるなあと、一度友人に聞かれたことがあるが、答えようがなかった。作れない物は作れない。でも考えて見れば自分には苦手作物が多すぎる。どれも少量しか作っていないから、苦手でも毎年作ることができている。支柱作物はどうも支柱を立てるのが負担であるし、アブラナ科野菜はダイコンサルハムシという害虫のせいで、いつも失敗と隣りあわせだし、ワンパックの必須野菜であるタマネギとジャガイモに毎年必ずと言ってよいくらい収穫期前2~3週間くらいから病気が発生して、かなりの収量減になっている。


 16年前農業をスタートした頃には、自分の畑にシカやイノシシが出てくるとは想像もしていなかった。スタートした頃は、いろんな野菜を作るのが楽しみで、今より20種類以上、作付品目が多かった。だから、イチゴやマクワウリ(キンウリ)やトウモロコシも作っていた。でもこれらの作物は下からはタヌキが上からはカラスが狙っているのを悟ってから、防御するのがとても面倒に感じて、何年かして作ることをやめた。スイカだけ完全防御して作り続けてきた。最近では、シカやイノシシに比べたら、タヌキやカラスなどどうってことはないと感じている。何か、だんだん追い込まれているような気がする。


 農業は「カネにならない」というストレス以外は、あまりストレスを受けないですむ。多分、身に感じる多くのストレスは大地が吸収してくれているのだと思う。でもどう感じようと、もう今の仕事を続けていかざるを得ない。動けない。50代とはそういう年齢である。


 何か今日は、ごちゃごちゃととりとめのないことを書いた。


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プロフィール

水田祐助

Author:水田祐助
岡山県瀬戸内市。36才で脱サラ、現在55才、農業歴19年目。農業形態は野菜とハーブのワンパック宅配。人員1人、規模4反。少量多品目生産、他にニワトリ30羽。25年ほど農業とは無縁だったが、ボクが子供の頃は、家は葉タバコ農家だった。
yuusuke325@mx91.tiki.ne.jp


セット野菜のワンパック宅配 みずた観光農園

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