あめんぼ通信

春夏秋冬の野菜やハーブの生育状況や出荷方法、そして、農業をしながら感じたことなどを書いていきたいと思います。

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劣っても、自分の型を持つこと

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 今日、義兄にナスビ、ピーマン、スイカの苗をもらいに行った。
 すでにシロウリの出荷で忙しい。この時期にシロウリだから、ハウス内トンネル栽培である。加温はしていない。毎朝これくらいのシロウリを収穫しているらしい。とにかく、度肝を抜かれる規模で、度肝を抜かれる時期から出荷している。

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 納屋の天井にツバメの巣が64個あるらしい。今年は3月9日に第一陣が飛来したらしい。

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 今年はこのハウスで育苗していたらしい。すでに温床は片付けていた。この中でお父さんが画像の「コモ」を編んでいた。「コモ」は温床やハウス内トンネルにかぶせる、夜間の保温資材である。
 我が家でも、葉タバコの育苗温床に夕方かぶせて、翌朝、太陽が昇ってから取り除いていた。
 義兄はこんなハウスをいくつ持っているのだろう。以前、直線にすると1キロほどあると聞いたことがあるが、もう60才が近いので、それよりは少なくなっているだろう。


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 とにかく、野菜産地の壮観な風景には圧倒される。なにもかもが桁違い。これから比べると、自分の農業など「ままごと」。 産地の農業は別世界。
(1)大型機械を駆使
(2)夫婦でしている。ハクサイやトウガン等、投げる人、受ける人。
(3)投下資本が大きい。
(4)経費も大きいが売上も大きい
(5)産地だから競争、それも励みになると思う。

 同じ瀬戸内市であるが、ここは県下でも有数の野菜産地である。日本のエーゲ海と呼ばれる牛窓町は、観光の町でもあるが、野菜産地としても有名である。

 

 午後から、御津町のY君の田んぼと新築家屋の見学に行かせてもらった。

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 タマネギ、約2万本の定植。ほとんど一人で定植したらしい。 自分は1500本の定植。

 

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 ナタネ、確か油をとっている。

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 ニンジン、気が遠くなるくらいの面積。これは機械蒔きではなく、手蒔き。ニンジンはジュース加工に出すらしい。加工品もかなり手掛けている

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 左は小麦、右は裸麦。

 
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 左はブロッコリー、ダイコン、カブ等。すでに花が咲いて終わりである。右の画像は、現在出荷している菜っ葉類。3月も4月も休まず出荷している。大型冷蔵庫が倉庫の中にあり、一定の温度で管理している。だから端境期にも出荷が可能。

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 家の前から見た風景。豊かな田園地帯である。遠くの山すそに見えるのがニワトリを飼っているハウス。黒いニワトリや白黒まんだらのプリマスロック等、きれいな羽のニワトリが200羽ほどいるが、ニワトリの撮影だけは遠慮してほしいとのことで写していない。
 ニワトリ小屋の周辺に堆肥舎がいくつかあった。切り返しは機械を利用している。
 その近くに、右の画像のミツバチ。何でもやってのける人である。


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 最近導入したヒヨコ。かわいい。品種は「ゴトウ」。姫路から宅急便で送ってもらった。現在3週間ほど経過。右の画像の鶏舎の中にいる。
 この時期はまだ加温する必要があるが、この育すう鶏舎の中に「踏み込み温床」を作って、初期1週間加温している。電気を利用せず、踏み込みで温度を出すという発想。さすが。


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 上の画像の鶏舎の後方にあるのが育苗ハウス。その中にサツマイモの踏み込み温床があった。左のサツマイモは今年沖縄の方から取り寄せたらしい。右は鳴門金時。

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 育苗ハウスの中に左のような「ウド」も育っていた。


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 去年の11月に新築した倉庫と自宅。右の画像は自宅前の仕分け場。

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 左は倉庫、右は倉庫の隣に置いてあった農具類。

 まだ35才。3月に3人めの子供が生まれた。行くたびに(と言っても、年に2回ほど)、様子ががらりがらりと変わっている。ここまで急展開させている人も数少ない。非農家出身。ここに来てまだ満5年しか経過していないはず。今までは集落内の家を借りて住んでいた。
 お父さんが鉄工所を経営されているので、倉庫はお父さんが建ててくれたらしい。鉄工所の跡取りなのに、未知の農業を選択。
 特に倉庫がすごかった。設計は本人が考えたはずだが、将来の農業がすでにイメージできている。
 今年の作付予定は、
稲作2.2ヘクタール
麦70~80アール
 
大豆50アール
タマネギ、約2万本
ジャガイモ 約10アール
野菜50~60アール
ニワトリ約200羽
ミツバチ3箱
味噌加工
ニンジンジュース
その他、せんべい等農産加工各種。
 Y君はこれらすべてを、完全無農薬、完全無化学肥料で貫いている。販路は顧客への直販。地元、及び県外の宅配。


 義兄、そしてY君。農法や農業形態は違うが、「できすぎる人」だと思う。真似はできない。
 しかし、ボクも負けていない。

 農業に限らず、自分自身の「型」を持つ必要がある。稼いでいる、稼げないという基準だけではない、自分自身の独特の「型」を持たないと農業で生き残れない。安全や環境や経済の上にくるもの・・・それが「型」だと思う。


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プロフィール

水田祐助

Author:水田祐助
岡山県瀬戸内市。36才で脱サラ、現在55才、農業歴19年目。農業形態は野菜とハーブのワンパック宅配。人員1人、規模4反。少量多品目生産、他にニワトリ30羽。25年ほど農業とは無縁だったが、ボクが子供の頃は、家は葉タバコ農家だった。
yuusuke325@mx91.tiki.ne.jp


セット野菜のワンパック宅配 みずた観光農園

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