あめんぼ通信

春夏秋冬の野菜やハーブの生育状況や出荷方法、そして、農業をしながら感じたことなどを書いていきたいと思います。

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春夏作は秋冬作より数段手間がかかる

 春風を受けながらする農作業は心地よい。ただ春夏作は秋冬作に比べてかなり忙しい。

(1)秋冬作の農作業は出荷と並行しながら十分やれる。

(2)春夏作は、5月連休明けまで出荷はないから、月、水、金と丸々3日間も秋冬作より時間が多いにもかかわらず、春夏作の方が忙しい。

理由は、

(1)育苗期間が4月1日~5月17日頃まで45日間も続く。その間、1日1回の水やり、ポリのトンネルの開閉、夜間の保温作業が欠かせない。

(2)秋冬の出荷であるが、サツマイモ、サトイモ、ヤーコンの3種類の農作業は、4月~6月中下旬の2ヶ月半。

(3)秋冬作のほぼ半分のウエートを占める、ハクサイ、キャベツ、ダイコン、カブ、ブロッコリーのアブラナ科5作物は「よーいどん」の同時進行であるが、春夏作は、第一弾、第2弾、第3弾・・・というように順次スタートである。

(4)秋冬作の農作物は「平面的」であるが、春夏作の農作物は「立体的」な作物が多い。例えば、キュウリ、ニガウリ、トマトの支柱、ツル有り品種を利用した場合のインゲンの支柱、ナスビやピーマンにも支柱が要る。その分手間が余計にかかる。

(5)春夏作は草の管理が大変。秋冬作は、種蒔きあるいは定植初期には草削りが必要であるが、その後は野菜が陰をして草を押さえる。春夏作はこの逆で、梅雨、盛夏と続いてますます草に覆われる。

(6)秋冬作は成長後は全て11月から「在庫野菜」となり、冷蔵庫のような戸外に放任しておけるが、春夏作は収穫適期が来ていれば、当日の出荷軒数の多少に関わらず収穫する必要がある。その分が手間。

(7)秋冬作に害獣防御の作物はないが、春夏作は、サツマイモ、ナンキン、スイカ、トマト、自分は作っていないが、トウモロコシ、キンウリ(マクワウリ)、ヤマイモ等も、イノシシ、シカ、カラス、タヌキから防御する必要がある。防御作業はばかばかしいほど時間を要する作業である。

(8)秋冬作にはない「敷き藁をする作業(主にウリ科野菜)」も加わる。

(9)田んぼの畦草刈りも春夏作は秋冬作の4~5倍。

 このように書き出してみると、春夏作の方がはるかに手間がかかっているのがよくわかる。



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 昨日、オンドリの様子がすこしおかしかった。トサカも少し黒ずんで元気もなかった。今朝はちょっと心配したが、田んぼに着くと、コッケコッコーと鳴いたので、元気なのがわかった。

 エサをやるためにトリ小屋に入ると、やっぱり元気がない。メンドリは競争で食べているのに、オンドリは離れた所であまり動かない。今日で2日目。どこか悪いのかも知れない。様子を見ていたら、普通は団子のような糞をポトンと落とすのに、糞の中にギョウチュウでもいるような細長い糞が垂れ下がり、なかなか落ちない。何と6センチ以上もあるような細長い糞がやっと地面に落ちた。
 
 ニワトリはこういうことは時々あるが、3~4日の間にたいていは元通りに元気になってくれる。逆に3~4日の間に死ぬ場合もある。

 1羽しかいないオンドリだから元気になってほしい。

 購入エサを少しにして、足らずは画像のように、ヌカを床にばら蒔いている。コゴメから購入エサ+ヌカになってから、産卵率が4割ほどにアップしている。時期的なものもあるかも知れない。例年3月中旬~4月中旬の産卵率は高いが、産み疲れもあるのか、5月に入ると、がくんと産卵率が落ちることが多い。3月中旬~4月中旬は身を削ってでも産むらしい。



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 今日、稲の苗箱を利用して種を蒔いた。

ナンキン・・・32ポット(20~22本定植予定)
キュウリ・・・18ポット(12本定植予定)
トウガン・・・12ポット(7本定植予定)
ニガウリ・・・7ポット(4本定植予定)

スイートバジル・・・2ケース(鉢上げ300本ほど)
イタリアンパセリ・・・1ケース(鉢上げ150本ほど)

 野菜の種蒔きが随分少ないのがわかると思う。、家庭菜園より少し多い程度。
 
 野菜の個人客は少なくなっているし、これで十分まにあう。残った時間はブログ関連にまわしたい。

 画像のように、種蒔き後、種が隠れる程度に育苗土をかぶせ、その上からクン炭をふる。クン炭をふる目的は保温と保水目的である。

 合計7ケースを、家から3キロほどの大森園芸さんに委託した。つまり、大森園芸さんの育苗ハウスで2週間(15日まで)の育苗を依頼した。

 依頼した理由は、

(1)トウガンとニガウリは発芽に35度近い高温が必要であり、毎年5月10日頃に蒔いても、発芽にしばしば失敗していた。

(2)発芽までに10日間かかるイタリアンパセリは、毎年失敗を繰り返し、蒔き直しを何回もしていた。

 この2点が育苗を依頼した理由であるが、他に、

(1)育苗期間の4月1日~5月17日頃までの約45日間、去年までほとんど出かけることができなかった。毎日の水やり、温度管理、寒さ避けに夕方、毛布をかぶせる作業。
 45日間になる理由は、4月20日頃スイートバジルのポット鉢上げ、5月2日前後にエンサイ、ツルムラサキ、オクラ(これらは発芽に高温が必要)を蒔いていたので、結局4月1日~5月17日頃まで家をあけれなかった。

(2)特定の作物は、発芽失敗を見越して、種を2~3倍買う必要があった。

(3)失敗がわかってから蒔き直すと、それだけで1週間~10日ほどの生育の遅れにつながる。

(4)育苗土の新たな準備、ポットの土入れ作業、種蒔き等、ダブルで労力がかかり、購入する土も少しあるので、費用もかさむ。

(5)家をあけれない期間がその分だけ伸びる。

 この時期の育苗から開放され、かなり安堵している。今までならこの時期、家にいても田んぼにいても、心は常に育苗のポリのトンネルに向いていた。一時の油断もできなかった。
1回目 4月2日~4月15日  稲の苗箱7ケース
2回目 4月15日~4月25日 稲の苗箱7ケース
 これで合計5千円ほどでしてもらえるなら、経済的にも労力的にも精神的にも、自分でするよりはるかに楽である。

 去年までは育苗の温床作りにも、ほぼ半日を費やしていた。

 4年前の平成16年3月8日に購入した電熱園芸マット、電子サーモスタットの購入代金20664円が無駄になった。平成16年、平成17年、平成18年と使ったにもかかわらず、いずれも失敗を繰り返し、去年は元の「踏み込み温床」に戻したので、結局3年間しか使っていない。
 
 農業はこのように、うまくいくと思って購入しても、うまくいかない場合も多いので、小さな金額であっても「投資」はよくよく考えた方がよい。



2008_04022008年04月2日0035 


(今日の夕飯)
カツ丼
キャベツの三杯酢



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コメント

生えだしましたヨ!

はじめまして(On Web)

この度はお世話になります
イタリアンパセリを除いて
ほぼ生えました
(ニガウリが発芽中)

私事ですが、種が鎌首をあげる
この瞬間がたまらなく好きです

その姿の美しいこと
力強いこと
夢あふれること

この仕事が天職だ
と、

あと、パセリ系は好光性かも・・・
クンタン覆土よりホワイトバーミキュライト
のほうが発芽が良いかも・・
うちで常用しておりますので
よろしければお譲りいたします

また連絡ください

  • 2008/04/06(日) 22:35:43 |
  • URL |
  • ふみお おおもり #-
  • [編集]

発芽のご報告、まことにありがとうございます。
 種が鎌首をあげるこの瞬間がたまらなく好き・・・私もそうです。それよりも、育苗の依頼を快く受けてくださり、この時期の育苗から開放されたことがもっとうれしいです。
 去年まで、夕方の保温被覆、朝には保温被覆を取り除き、そして日中の水やりや温度管理で、45日間ほど家を空けることができませんでしたが、今年は1日出かけることも可能になりました。13日か14日にまた電話させて頂きます。今後ともどうぞよろしくお願い致します。
 なお、イタリアンパセリは、うまく発芽した場合は10日目の朝に発芽していました。毎年蒔き直し、3~4回目にやっと成功していました。
水田祐助

  • 2008/04/07(月) 00:41:13 |
  • URL |
  • 大森園芸様 #-
  • [編集]

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プロフィール

水田祐助

Author:水田祐助
岡山県瀬戸内市。36才で脱サラ、現在55才、農業歴19年目。農業形態は野菜とハーブのワンパック宅配。人員1人、規模4反。少量多品目生産、他にニワトリ30羽。25年ほど農業とは無縁だったが、ボクが子供の頃は、家は葉タバコ農家だった。
yuusuke325@mx91.tiki.ne.jp


セット野菜のワンパック宅配 みずた観光農園

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