あめんぼ通信

春夏秋冬の野菜やハーブの生育状況や出荷方法、そして、農業をしながら感じたことなどを書いていきたいと思います。

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ニワトリの飼料について

2008_03212008年03月21日0055 
 
  『こんにちは、毎日読ませていただいています。
問題提起、よろしいでしょうか。 

 鶏の飼料のことですが、ここに今日の問題が象徴的に出ている気がします。同じ量の飼料が安いということは、何かあるわけで、添加物での増量、着色剤、遺伝子組み換え等、いろいろ考えられると思います。 

 鶏だから良いというものではなく、産むたまご、糞、輸入トウモロコシ高騰など、結果はいずれ人間に帰ってくる。問題の出発点がここにあるのでは。 

 たぶん、国産の飼料では高くて採算に乗らないのは理解できますが、30羽程の養鶏でもそうなのでしょうか。 

 見た目が変わらないし、安い方がいい、というのでは、有機野菜を作っている意味がないのでは。貴殿を責めているわけではなく、これはシステム・構造的な問題で、一農家、一個人でどうにかなるということではないですが・・・ 

 
意見お聞かせくだされば、幸いです。』

  
 メールをありがとうございます。こんなメールを頂くと、自分が想像しなかったことや、考えもしなかったことに気づかされ、頭の中が色々と整理できます。
 自分の考えを箇条書きで書かせてもらいました。

(1)多分ここ20年以上の間、飼料のほとんどは輸入物と思います。国内で配合(混ぜ合わせる)していたとしても、国産が使われるのは魚粉等の多くて3~5%ほどと思います。そしてトウモロコシ等の含有量で高い安いが決まるなら、安い方がいいです。
 国産の飼料とは、精米屋さんとか、うどん屋さんとか、料理屋さんとか、パン屋さんとか、豆腐屋さん等から、その残渣をもらってくる場合だと思います。ニワトリを300~400羽ほど飼っている2人の友人は実際にそうしています。ただそれは与える全飼料の2~4割のようです。

(2)危険性が高いから与えないというよりも、多少危険は伴っても、その飼料を与えることによってよく産むなら、少し与えて(あえて拒まず)、その代わり、青菜もたらふく与えて「中和」、「解毒」、「相殺」・・・というのが自分の考え方です。

(3)一緒にヒヨコを買った友人はそれぞれ現在、3羽と5羽飼っていますが、どちらの方もエサは自給エサです。5羽くらいなら、エサの自給も可能のようです。

(4)30羽ほどなので、足らずのコゴメを1年間分買っておくこともできますが、コゴメは6月梅雨入り頃から「虫が湧いて」、保存が難しくなります。そして、買えばコゴメは結構高くつくと思います。

(5)飼料を作るとなると、
(イ)場所が必要
(ロ)普通の作物と同じ手間がかかる
(ハ)物によっては機械(脱穀機)が必要
(ニ)収穫期にはスズメのような鳥の防御も必要
(ホ)収穫後の保存をどうするかの問題
   ネズミの害
   湿気たりする害
   保存スペースの問題
 このように、飼料を自分で作るのは、少羽数でも結構手間がかかり、それに見合う価格が必要になります
(へ)自分の場合、トウガン、ナンキンくず、ヤーコンくず、キクイモ、ジャガイモくず、サツマイモくずが出ますが、ニワトリには「穀類」をある程度は与えないと産卵が少ないと思います。
(ト)45年ほど前、我が家では20羽ほどのニワトリを飼っていましたが、ほとんど「購入エサ」でした。

(6)遺伝子組み換え作物は、すでに日常的に、味噌やトーフに使われていると思います。

(7)自分の場合、メタン菌液肥に、年間5袋ほどの「ナタネカス」を窒素分の補給の意味で使っていますが、このナタネカスも100%輸入物であり、遺伝子組み換え作物の可能性が高いです。しかし、国産のヌカだけでは、リン酸成分は賄えても、窒素分が少なく、その窒素分を補給する「有機物資材」は「ナタネカス」以外に知らない(売っていない)です。

(8)前日食べた物が糞の色にそのまま出ます。青菜やニンジンでは、糞の色に特徴はないですが、「ムラサキイモ」のくずを大量に与えると、翌日の糞の色は鮮明な紫色です。

(9)牛と違って豚のエサはほとんど輸入品と思います。なのに、日本で飼っているから「国産」というのも、おかしい気がします。ニワトリのエサもほとんど輸入品です。だから肉を購入する時に自分は「国産」とか「外国産」にはあまりこだわらずに買っています。 

(10)大豆、小麦がこの1年で2倍の価格になっても、まだ国産の5分の1の価格より安いのではないでしょうか。
 今、米はかなり安くなっていますが、しかし輸入米には700%超の関税がかけられていて、これでやっと輸入米との価格差が小さくなっているそうです。
 つまり、大豆や小麦、トウモロコシに至っては、とてもじゃないが、国産が勝負できる場面は来ないように思います。

(11)世界人口の増加による「飢え」の問題を考える時、化学肥料や農薬を駆使しての大規模生産、そして遺伝子組み換え作物も必要不可欠になるような気がします。それを認めながら(否定せず)も、自分は可能な限り有機栽培をしたいと思います。  

(12)タマゴは売ってなくて、自給用と交際費に使っています。10個が500円くらいの値段では売る気がしなくて、10個800円~くらいなら、売ってもいいと思う値段です。


2008_03212008年03月21日0020 

 一昨日のかなりの雨で、早くも田んぼの一部が水浸しになった。今日は田んぼのそばの細い水路の泥上げをした。落ち葉や枯れ草がたまって水路をせき止めてしまい、その水が田んぼの方へ入り込んでくる。



2008_03212008年03月21日0022 

 ジャガイモ4列。ジャガイモの芽が出揃うのは4月中旬頃。それまでに1ヶ月ほどかかるが、その頃から成長が加速する。

2008_03212008年03月21日0064 

(今日の夕飯)
サワラ
ヒラのぬた・・・市販の惣菜
ギョウザ・・・市販のギョウザを焼いた
ブロッコリー

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プロフィール

水田祐助

Author:水田祐助
岡山県瀬戸内市。36才で脱サラ、現在55才、農業歴19年目。農業形態は野菜とハーブのワンパック宅配。人員1人、規模4反。少量多品目生産、他にニワトリ30羽。25年ほど農業とは無縁だったが、ボクが子供の頃は、家は葉タバコ農家だった。
yuusuke325@mx91.tiki.ne.jp


セット野菜のワンパック宅配 みずた観光農園

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