あめんぼ通信

春夏秋冬の野菜やハーブの生育状況や出荷方法、そして、農業をしながら感じたことなどを書いていきたいと思います。

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山村再生の方法

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 コゴメが終わったので今日から、農協で買った「とり姫」という飼料を与えた。3月10日に買ったこのニワトリ飼料は、20キロが1240円だった。以前に買っていた「トラスト」という飼料は同じく20キロ入りで、
平成18年7月には  1360円
平成18年10月には 1400円
平成19年3月には  1530円
 というふうに、徐々に値上がりしていた。ところが今回は、世界的な飼料の高騰とはうらはらに、300円ほど値下がりしている。購買係の職員さんに理由を聞いたら、トウモロコシの成分量が減っていると言われたが、今日見た感じでは、以前の飼料の色や外観と変わっているようには見えなかった。同じ20キロ入りで、値段が300円ほど値下がりしているので、この方が助かる。

 画像の赤いボールに入れた飼料は風袋を除くと700グラムである。それを鍋に移してもう一杯700グラムを入れると、合計で1400グラムである。ニワトリは1羽で100グラムほどのエサが必要らしいから、自分の場合は1日、3100グラム(現在31羽。1羽客死、1羽死亡)与える必要があるが、実際は、1日1キログラムも与えていない。そして、画像のように「測って」与えるようなことはなく目分量で与えている。大体において、20キログラム入り1袋が20日間は持つように与える。だから計算的に、1日に1キロ以下しか与えていないことになる。足らない2キロ分は、野菜クズ、雑草で補うようにしている。重量感算で10キロは与えていないだろうが、軽く5キロは超えているはずである。とにかく、1日中、青菜がトリ小屋の床(地面)に途切れないようにしている。



 定年帰農塾とか就農塾が農業新聞に時々出ている。最近は農協もこのような「農業塾」をしているようである。これから定年を迎える、あるいは迎えた団塊の世代が対象のようだが、彼らは田植えや稲刈りの手伝いの経験は多いと思うが、野菜は手伝うようなことが少ないから、わからないのかも知れない。確かに自分も子供の頃には田植えや稲刈りをよく手伝わされたし、葉タバコの苗を配ったり、植えた葉タバコに水をやったりした記憶も残っているが、野菜が成長している姿はあまり見ていない。家の近くに畑がなかったからだと思う。
 
 その後20年余り農業から遠ざかっていたが、比較的鮮明に、
(1)堆肥の作り方 (牛小屋の前で作っていた)。
(2)葉タバコの温床の作り方。
(3)牛や豚やニワトリの飼い方。
(4)米の苗代作りや田植えや稲刈り。
 
に関しては記憶の底にあってすぐに思い出すことができた。そして子供の頃には農業を次のように考えていた。
(1)農業は家族を巻き込んでしまう。
(2)夜なべがあったりする激しい家内労働と思った。
(3)カネにはならない職業だと見ていてわかった。
(4)上の学校へ進学したら、農業はしないものだと思った。 
(5)葉タバコ作りほど重労働な仕事は他にないと思った。



 山村再生の研究会・・・こんな研究会をいくら催しても、未来は見えないと思う。山村で生きていくには、ある程度の収入の道が農業や林業で確保できる必要があるが、その点が決定的に難しい。山村に道路をつけても、山村は活性化しない。風光明媚であまり開発の手が入っていないから山村はいいのであり、その方が「売り」になる。
 山村に道路を作る1億円の予算があるなら、200人のフリーターやニート、ロストジェネレーションの世代の人に、年間50万円の「山村生活費」を援助してあげてほしい。道路よりその方がはるかに山村活性化になる。
 そして、
(1)自給自足の方法
(2)山の源泉からの簡易水道の引き方
(3)草刈機の使い方
(4)チェーンソーの使い方
(5)ごく簡単なニワトリ小屋の作り方
(6)ニワトリのさばき方(絞め方と肉にする方法)
 
(7)ヤギの放牧のやり方、
(8)ヤギの乳しぼりのやり
方とヤギの増やし方
(9)地域の資材を利用しての堆肥や液肥の作り方
(10)春先の温床作り(苗作り)の、ごく簡便なやり方
(11)薪で沸かすお風呂に改善
(12)ガスを自給する「簡易バイオガス発生装置」の作り方
 等を教えることができる山村生活者を先生に雇用する。そして次には生徒が先生に雇われるというように広げていく。
 
 ここで提案した年間50万円の援助の内訳は、
(イ)電気代(5千円)
(ロ)新聞代(3千円)
(ハ)NHK受信料(1万5千円)
(ニ)国民健康保険料(5万円)
(ホ)国民年金保険料(17万円)
(へ)火災保険料と固定資産税の貸主支払い分(10万円)
 ・・・つまり借主の家賃分(約8千円×12ヶ月)です
(ト)車両関連費(一律で年間10万円とか)
(チ)パソコン関連費(一律で年間10万円とか)

 人を育て、自然を守るには、こんな支援が大切です。山村に道路やその他の「ハコ物」を作っても、それは業者の儲けになるだけであり、何ら 山村は活性化されない。時間はかかっても、人を育てるソフトの事業をする必要がある。
 1億円を道路に使うのではなく
 1億円で、200人の資本主義難民に明日を生きるための50万円を!

 

2008_03202008年03月20日0033 

(今日の夕飯)
ネギの煮物・・・ネギ、トーフ、野菜天

  
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コメント

こんにちは、毎日読ませていただいています。
問題提起、よろしいでしょうか。

鶏の飼料のことですが、ここに今日の問題が象徴的に出ている気がします。同じ量の飼料が安いということは、何かあるわけで、添加物での増量、着色剤、遺伝子組み換え等、いろいろ考えられると思います。

鶏だから良いというものではなく、産むたまご、糞、輸入トウモロコシ高騰など、結果はいずれ人間に帰ってくる。問題の出発点がここにあるのでは。

たぶん、国産の飼料では高くて採算に乗らないのは理解できますが、30羽程の養鶏でもそうなのでしょうか。

見た目が変わらないし、安い方がいい、というのでは、有機野菜を作っている意味がないのでは。貴殿を責めているわけではなく、これはシステム・構造的な問題で、一農家、一個人でどうにかなるということではないですが・・・

意見お聞かせくだされば、幸いです。

  • 2008/03/21(金) 09:51:43 |
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プロフィール

水田祐助

Author:水田祐助
岡山県瀬戸内市。36才で脱サラ、現在55才、農業歴19年目。農業形態は野菜とハーブのワンパック宅配。人員1人、規模4反。少量多品目生産、他にニワトリ30羽。25年ほど農業とは無縁だったが、ボクが子供の頃は、家は葉タバコ農家だった。
yuusuke325@mx91.tiki.ne.jp


セット野菜のワンパック宅配 みずた観光農園

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