あめんぼ通信

春夏秋冬の野菜やハーブの生育状況や出荷方法、そして、農業をしながら感じたことなどを書いていきたいと思います。

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新規就農(コメント)について

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 今日のニワトリ

2008_02272008年2月27日0051 
 
 今日の梅



 「札幌で開かれた新・農業人フェアの岡山県ブースに伺いました。当方50歳、人生後半の選択として、農業をやりたい。有機・路地野菜・少量多品種・直売中心。担当の人は、そういう話なら聞けない、岡山のどこに行っても、それでは相手にしないとのこと。施設で葡萄じゃなければ、岡山では新規就農はできない? こんなこと言ってたら、農業者は増えないのでは。」 

 
コメントありがとうございます。
 札幌でもしていたとは、ちょっと驚きです。確か毎年大阪でしているので、てっきり近畿圏の人が対象と思っていました。実際に近畿圏の人が多いようです。

 岡山県でニューファーマーズの支援制度を利用されている方は、「ブドウ」か「トマト」の専業農家を目指す人が多いようです。

 ただ、岡山県でも高梁市 川上町では「対年退職者就農システム」という支援制度があり、おおむね50才以上の方が対照のようです。無農薬野菜をされている集団です。多分、県の職員の方は高梁市独自の有機無農薬野菜の支援制度を知らなかったのではと思います。

 有機農業の支援制度は全国的に少ないようです。個人の趣味的なものと捉えられているのかも知れません。
 
 有機農業は、農薬や化学肥料の使用は少なくして(あるいは全く使わず)、顧客に直接売る方法ですから、行政や農協に何らメリットはもたらしません。

 岡山県の支援制度の場合、2年間の実務研修期間中は月15万円の報酬が出ますが、その内、県が3分の1の5万円、受け入れ市町村が3分の1の5万円を負担し、残りの3分の1を受け入れ主体の農協が負担するようです。

 
 ニューファーマーズ支援制度は、

(1)行政や農協が中心となって、その地域で産地化されている作物を、高齢化や就農人口減から守るため、新たに就農志願者を募る制度

(2)広域農道が整備され、小さな田んぼが大きな田んぼに圃場整備され、畑潅水設備が整備された田畑を荒廃させないために、新たに就農希望者を募る

(3)産地を維持するため、そして、その地域の先進的な農業の「核になる農家」を育てると言う趣旨の支援制度


 ある意味「ひも付き援助」のように思います。そして、行政や農協はけっして「責任」はとってくれません。最終的には農業者自身が責任を取る(取らされる)制度です。これは当然と言えば当然ですが。

 こういう支援制度はあまり利用しない方が賢明のように思います。確かに月15万円、2年間で360万円の補助は魅力的ですが、これなど生活費で消えてしまう金額です。

 自分がとても危険と考えるのは、日々の生活費以外に、ブドウならブドウの棚、苗木、施設等の初期投資に300万~400万かかってしまい、うまくいかなかった場合、360万円の返却義務はなくても、自己投資した300~400万のために、その後の自由が束縛される可能性があると考えるからです。

 一昔前・・・葉タバコの乾燥庫に投資した人が多くいたが、葉タバコはまたたく間に廃れてしまい、たった5~10年間ほどしか減価償却できず、後には建物である乾燥庫だけが残った。

 一昔前・・・豚が儲かるという話から、集落に豚小屋が乱立したが、豚は集落に疾風のごとくやってきて、たった5~6年の間に疾風のごとく去っていった。後には使うことのない豚小屋だけが残った。

 現在・・・酪農も1代で終わるなら、設備投資があまりに大きすぎる

 現在・・・稲作は機械の買い替えと、それらの機械を収納する倉庫に莫大な費用がかかる。

 
 有機、露地野菜、少量多品種、直売中心なら初期投資は少ないですが、最も儲からないパターンです。農作業自体に癒し効果はありますが・・・。

 今は、ほとんどの人が「借地」「借家」で移住されています。田舎では借地料はたいてい「無料」だし、いくらでも「空き家」があります。かなり大きな1戸建てでも1ヶ月5千円~1万円くらいの家賃が世間相場と思います。

 実際に住んで見ないと、水や空気が自分に合うかどうかわからないし、長く住んでも15~25年ほどの期間と思うので「仮の宿」で十分なような気がします。
 
 病気や高齢でいずれまた「田舎を引き払う」事態が発生する可能性もあります。車の運転ができなくなると、田舎暮らしはかなり不便です。

 山村の過疎地へ行けば行くほど「害獣の被害」が大きく、地方都市近郊の田舎なら害獣の被害は少ないかも知れませんが、まだ集落が機能しているので、「人間関係がややこしい」と思われます。

 多くの入植者を見ていて、害獣は多くても、人間関係に煩わされない(集落が崩壊しかけているから)過疎の山村の方が、暮らしやすいように思います。

 上水道はともかく、下水道がで来ている(近未来に来るような)田舎は、よく調べて避けた方がいいと思います。必要最低限の生活費が高くつきます。

 どこの田舎でも「イノシシ」と「シカ」は覚悟しておいて下さい。しかし「サル」が出ているような田舎は避けた方がいいと思います。田舎へ引っ越す場合、「害獣情報」は必ず確認が必要です。

 イノシシやシカの密度が高いと、作ること以前に「防御」に半分のエネルギーを取られてしまうような気がします。

 10年早期退職して始められる方が、だんだんおられるようですが、元気に農業で活躍できる期間は、15~20年ほどと思います。

 
農作物は1年に1回しか作れません。野菜は春夏作と秋冬作で年に2回作れますが、それぞれ年に1回しか作れない作物です。15~20年ということは15~20回しか出荷野菜は作れないということにつながります。

 春夏作で被害を受けても秋冬作では被害を免れることもあるので、稲作や果樹に比べれば、野菜は種類も多いので危険分散ができます。

 露地栽培・・・施設代がかからない。施設野菜に比べて栄養価も高く、日持ちもよい。雨、風の影響を直に受ける。

 施設栽培・・・台風の被害を受けやすい。害獣の被害は少ない。雨避け栽培なので病気は少ないが、風通しや透光率が悪いので害虫の発生が多いような気がする。水遣りやハウスの開閉に一手間かかる。

 今日はこれくらいしか思い浮かびませんでした。

 

2008_02272008年2月27日0054 

(今日の夕飯)
ハクサイの煮物・・・卵、ゴボウ天
コロッケ・・・市販の惣菜

 

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プロフィール

水田祐助

Author:水田祐助
岡山県瀬戸内市。36才で脱サラ、現在55才、農業歴19年目。農業形態は野菜とハーブのワンパック宅配。人員1人、規模4反。少量多品目生産、他にニワトリ30羽。25年ほど農業とは無縁だったが、ボクが子供の頃は、家は葉タバコ農家だった。
yuusuke325@mx91.tiki.ne.jp


セット野菜のワンパック宅配 みずた観光農園

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