あめんぼ通信

春夏秋冬の野菜やハーブの生育状況や出荷方法、そして、農業をしながら感じたことなどを書いていきたいと思います。

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六甲山を越えた

 ワンパック宅配は出荷作業に農作業の約半分の時間が取られるので、実際の農作業は週に3日間ほどしか取れない。だから、農作業がいつも忙しい。その農作業であるが、自分の場合は、同一の作業は1時間ほどしか続かない。つまり、一つのことをやりかけては次の作業をして、また次の作業をやりかけては、元の作業に戻ったりと、動作や身体の動かし方をしばしば変える。その方が同じ姿勢が長続きにならないので楽である。朝ちょろっと、昼からちょろっとと言う具合で1日が終わる頃には一つの農作業が終わっている。一つの農作業を長く同じ姿勢で続けるより、この方が能率が上がるような気がする。合間に、ニワトリに草をやったり、液肥を混ぜたり、苗床に水をしたり、柿にかぶりついたり、草刈機を使ったりする。今日は春キャベツの種も蒔いた。


 この忙しさも、タマネギを定植する11月中旬頃までなので、後1ヶ月少々である。しかし10月中下旬には、シュンギクの定植300本、ホウレンソウの定植1500本、ロケットの定植2500本ほどをする必要がある。つまり自分の場合は、9月よりも10月が忙しい。しかし、シュンギクとホウレンソウには害虫がほとんど来ないし、ロケットもすでにこの時期はダイコンサルハムシの活動が弱まってきているので、定植後は被害が少ない。だから、これより1ヶ月前に種蒔きや定植を終えなければならないアブラナ科四天王のように、失敗(壊滅)ということは少ない。 


あめんぼ通信NO21(1992年3月)
 
堆肥の切り返しをしていて、イトミミズを見つけた。堆肥が完熟に近くなるとミミズが発生する。子供の頃、そのミミズでよく川魚を釣りに行った。昔はどこの家の門先にも、こんな堆肥の山があった。田んぼの耕運目的で黒い役牛を1頭飼っていたので、その前出し(牛の下敷きにしていたワラが糞尿で汚くなると、それを外に出し新しいワラと入れ替えた。外に出すのに前だしと言ったのは、多分、家の前に出すから前だしと言ったのだと思う)を門先にしていたのである。トラクタが普及してからも、役牛ではなく今度は肉牛としてしばらく飼われていたが、ボクが小学校高学年の頃には、集落から黒い牛はいなくなった。


 どんな堆肥にミミズがいるか、どこの子供でも知っていた。堆肥も完熟してくると、臭いは全くしない。だから、家の前にあっても、全く臭くはなかった。しかし、完熟するまでには、かなり臭ったに違いないが、こういう臭いは全く気にならなかったのだろう。かえって、香ばしい、いい香りのように感じたのではなかろうか。今同じ事をすると、近所迷惑である。香りに対する感じ方も時代と共に変化してしまうのだろう。そして、ミミズも必要なくなった。川に魚がいなくなったから。ミミズの他に、蜂の巣やアザミの花の中の虫もよいエサになったが、今、蜂は蜂の種類が昔より変わったみたいで、昔のような蜂の巣をあまり見ることができない。アザミという花も、最近は畦岸から消えた。多分、環境が合わなくなったのだろう。


あめんぼ通信22(1992年4月)
 
県下の高校、大学などの新規学卒就農者は昨春はわずか21人。全国でも2000人を割り、大企業1社の新入社員数と同レベルに落ち込んでいる。農業の若い担い手はなだれを打って減少。生産者の高齢化、後継者難の深刻化が叫ばれて久しい。昨年4月からこれまでに会社などを辞め、県下で専業農家となったUターン就農青年(35歳まで)は、34人。新規学卒者を13人上回っている(3月30日山陽新聞より)。


 百姓が増えようが減ろうが、米が自由化されようがされまいが、自分には関係ない。人の行く裏に道あり・・・裏街道に花が咲く?・・・。


あめんぼ通信28(1992年10月)
 
波を ちゃぷ ちゃぷ ちゃぷ ちゃぷ かきわけて~、す~い す~い す~い・・・。あめんぼ通信が六甲山を越えた事が本当にうれしい。今にして思えば、六甲山はもっと身近な所にあったように思うけど・・・このことに気がつかなかった。


 3年目の秋から、県外への宅配を始めた。それまで引き売りしながら、地元の野菜会員を増やそうと試みたが、結果的に40軒を越えることができなかった。だから、県外への宅配も考えた。家から片道30分以内で行ける団地を何回も引き売りしてまわったが、思うように顧客は増えなかった。それでも40軒近くにはなった。現在は地元の顧客は2軒しかない。顧客は5%ほどしか残ってくれないというのが厳しい現実である。多分あなたの顧客も、10年ほどの間に一新してしまう可能性がある。作ることも難しいのに、売ることはもっと難しい。ワンパック宅配の場合、常時、営業をし続ける必要があると思う。顧客が不安定=出荷ロスにつながる。市場出荷では寸法や重量、外観などの規格で多くの出荷ロスが出るが、ワンパックは顧客の不安定で多くの出荷ロスがでる。この点が解消されない限り、「有機野菜のワンパック宅配」に未来があるとは思えない。どちらの出荷方法を選択するにしても、出荷ロスとの戦いだと言える。              


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プロフィール

水田祐助

Author:水田祐助
岡山県瀬戸内市。36才で脱サラ、現在55才、農業歴19年目。農業形態は野菜とハーブのワンパック宅配。人員1人、規模4反。少量多品目生産、他にニワトリ30羽。25年ほど農業とは無縁だったが、ボクが子供の頃は、家は葉タバコ農家だった。
yuusuke325@mx91.tiki.ne.jp


セット野菜のワンパック宅配 みずた観光農園

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