あめんぼ通信

春夏秋冬の野菜やハーブの生育状況や出荷方法、そして、農業をしながら感じたことなどを書いていきたいと思います。

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小林多喜二「蟹工船」と現代のワーキングプア

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 梅のつぼみが膨らんで、花が咲き始めた。


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 これが、ダイコンサルハムシという害虫である。黒光りしていて、サイズもかなり大きい。カブの葉を食べ終わり、茎の根元に固まって越冬している。寒くても、ぞろぞろ動いている。こんなにいるのだから、来年の9月中旬にはまた発生してくる。この害虫のせいで、アブラナ科野菜は無農薬が難しい。
 春にはあまり発生しない。大発生するのは9月お彼岸以降である。

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 今日のニワトリ。


山地酪農・岩本忠可さん(山陽新聞、地方経済欄)

 「欧州の牧場を思い描きながら夢中で打ち込んできた」と話すのは、赤磐市西中地区で酪農を営む岩本忠可さん(66才)。社団法人・大日本農会(東京)が農業の発展に貢献した人に贈る本年度の農事功績者表彰を受けた。
 岡山大農学部を卒業後、1965年に欧州へ留学。アルプス地方の放牧を参考に1969年、山間の傾斜地で放し飼いする「山地酪農」を子牛5頭で始めた。山林を自力で切り開き、放牧地を造成。牛舎を設けないなど投資を抑え、通常の酪農で15%とされる利益率を40%超に引き上げた点などが評価された。
 現在は妻と2人で約30頭の牛を飼育。「経費が少なくて済む山地酪農は、飼料の高騰を乗り切る手段になる」と力を込める。

 山陽新聞に載った小さな記事だったが、すごい。酪農の趨勢に長い間逆行してきて、現在、その飼育方法が脚光を浴び始めている。農の世界ではこういう人が時々いる。
 岩本さんの赤磐市、西中地区は家から30分ほどで行けるので、近いうちに見学させてもらおう。



小林多喜二「蟹工船」、重なる現代(朝日新聞


 今年は作家小林多喜二の没後75年にあたる。代表作「蟹工船」の地獄のような労働と、ワーキングプアと呼ばれるような現代の貧困労働者との類似性が、最近注目されている。

 実際の事件をモデルにした小説「蟹工船」は、海上でのカニの缶詰作業のため、安い金で集められた貧しい男たちがひどい扱いに怒り、暴力で支配する監督に力をあわせて立ち向かう様子を描いている。

 母校の小樽商科大と多喜二ライブラリーが共催して「蟹工船」感想エッセーを募集した。応募約120件。大賞は、東京在住の25歳の女性の「2008年の『蟹工船』」。
 連絡先不明でネットカフェから応募した一人は、派遣労働者は「生かさず殺さず」の扱いを受け、「足場を組んだ高層ビルは、冬の海と同じで、落ちたら助からない」と書きつけた。選考の教授の一人は、最近のニューヨークの高層ビルでおきた窓洗い作業中の転落事故を連想し、「窓を洗う方も、窓の内側で働く方も、今は蟹工船に乗っているのではないか。ただ負わされているリスクが違う」と述べている。
 多喜二が特高警察の拷問で死んだ2月20日を中心に小樽市や東京などで催しがある。グローバル化によって経済格差や若年労働者の問題がどこでも共通する。ガラス1枚の隔たりをどう超えるのか。多喜二は現代に問いかけている。(2月14日、朝日新聞記事)

 小林多喜二という名前と、本の題名と、特高警察の拷問で死んだと言う3点だけは知っていた。プロレタリア作家と呼ばれ、30才という若さで亡くなったのに、現代にまた蘇っているのはさすがである。
 炭鉱や鉱山労働者も、24時間稼動3交代制の地下500メートルの世界で、「使い捨て」にされたのだと思う。閉山になった後、どこへ散っていたのだろう。

 

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 エコ社会に挑む車として「水素エンジン車」と「燃料電池車」が新聞に載っていた。車はエコ社会に目がむいているのに、農業の現場はどうだろう。相変わらず、ハウスやハウスに加温設備まで設置して農作物を作っている。ブドウもほとんどが雨避け栽培である。これらに利用されるビニール類は、原油高騰のあおりで値上がりを続けている。そして、2~3年使うと透光率が悪くなるので廃棄処分になる。農業の現場から出続ける大量の廃棄物を考えると、買い物袋持参の「マイバック」に笑ってしまう。大量のポリやビニール、黒マルチ等が使い捨てにされているのに、かたや、マイバックで小さな環境運動にがんばっている人もいる。このギャップ。

 旬のものを旬に、ハウスでなく露地で作ればいいと思う。
 雨避けしなくても育つブドウ品種などは開発されていないのだろうか。
 育苗にはハウスが必要かもしれない。そしてハウスは害獣防御の点でもすぐれている。

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プロフィール

水田祐助

Author:水田祐助
岡山県瀬戸内市。36才で脱サラ、現在55才、農業歴19年目。農業形態は野菜とハーブのワンパック宅配。人員1人、規模4反。少量多品目生産、他にニワトリ30羽。25年ほど農業とは無縁だったが、ボクが子供の頃は、家は葉タバコ農家だった。
yuusuke325@mx91.tiki.ne.jp


セット野菜のワンパック宅配 みずた観光農園

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