あめんぼ通信

春夏秋冬の野菜やハーブの生育状況や出荷方法、そして、農業をしながら感じたことなどを書いていきたいと思います。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
このページのトップへ

阪神大震災

あめんぼ通信NO.56

 大きなゆれで親子4人同時に目が覚め、大急ぎで階下へ降りた。こんな激しいゆれは始めての経験だった。すぐにテレビをつけた。地震速報が流されたが岡山は震度4、京都は震度5、大阪は震度5、神戸はいつまでたっても震度が表示されなかった。
 震度4いうたらぼっこうゆれるもんじゃなあ・・・、せえでも震度5が最高じゃから、えろうたいしたことはなかったんじゃなあ・・・。しばらくたってから神戸に震度6が表示された。10分ほど地震関連のニュースを見てテレビを消した。まだ6時だったがもう一度寝床に入る気にもなれず、それぞれ朝の身支度を始めた。夕方までテレビはつけなかった。今回の地震が想像を絶するものだったということを知ったのは、妻が帰宅して「あんた神戸のお客さん大丈夫なん、もう800人も亡くなっとんよ」と声をはりあげてからだった。すぐにテレビをつけ、刻々と映し出される被災画面を見ながら連絡を取ることもできなかった。大火災が発生し、夜の10時頃からは死亡者名が放送されだした。長田区、須磨区、兵庫区の時は息をのんだ。新聞で毎朝死亡者名を確認したが、特定の名前でくぎづけになることは1度もなかった。土曜日になってから、全ての顧客の無事が確認できた。

 
 備前市、トラック運転手○○さん(35才)は、西宮市の阪神高速道路を通行中、高架橋落下で死亡した。備前市の実家で営まれた葬儀では、会社の同僚や友人らが突然の悲報に涙した。○○さんは10トントラックで耐火レンガなどを備前市から大阪へ運ぶ途中だった。妻○○さん(32才)は、「あの日は、午前2時半ごろ元気に家を出て行ったのに・・・」と言葉を詰まらせた。
 三面記事に載った小さな扱いの記事だった。高架橋の落下は500メートルの区間だから、時速90キロで走っていたとしても、たった20秒ほどの区間なのにと思った。どこかで缶コーヒーを飲むとか、小用に立ち寄るとかしていたら・・・。まるで運命に引き込まれたように、その20秒区間に突入していった。
 年齢が50才を超えていたら、こんなに印象には残らなかったと思う。子供さんのことは書かれていなかったが10才には満たないだろう。偶然にしてはあまりに重い現実を、奥さんの○○さんはどうやって背負っていくのだろう。肉親の突然の死に、泣いて・・・叫んで・・・それを一生背負って、それでも生きていかなければならないというこの女性の現実に対して、自分の家族はそうならないという不確かな仮定の上に成り立っている、ひと時の安定や幸せがまるで泡のように見える。

 
 今日でもう13年。生きておられたら備前市の○○さんは48才。 

 
 
 1月、2月は農作業はない。種を蒔いても発芽しないし、レタスを定植しても寒さで活着が悪い。
 急ぎの仕事はなくても、半日は身体をしっかり動かすようにしている。長く机について新聞などを読んでいると頭が痛くなる。ほてった頭を寒風にさらすと気持ちがいい。

 ブログは日々の生活にいい緊張感を与えてくれている。他に何も残せるものがないので、考えたり、困ったり、感動したりしたことを、メモ書きのような感じで残せたらいいと思う。だから、書くことが何も思い浮かばなくても、ノルマとして毎日少しは書こうと思う。たまったら書けないし、間隔をあけると、また始めるのが少し億劫になるし、毎日書いていると習慣になって、あまり負担でなくなる。

 
 毎朝、静謐な気持ちで新聞3紙に対峙している。山陽新聞、日本農業新聞、朝日新聞、今はもうどれも欠かせない。3紙読むのに1時間はかかる。しかし、他に何も勉強していないから、勉強のつもりで読んでいる。

 
 農業の専門書はあまり読んでいない。農業をスタートしてからこっち専門書の類はほとんど読んでいない。読む意義をあまり見出せなかった。専門書と言えるかどうかわからないが、毎月、種苗会社から送られてくる月刊誌に目を通していた程度である。ハーブの本も、ハーブの種類を覚える時に何ヶ月間か読んだ程度である。

多くは現場主義でやってきた。

技術的なことを細かく覚えても仕方がないような気がした。

放任栽培でも、肥料をきちんとやり、水が足りていれば、それだけで十分な収穫量はある。

2008_01172008年1月17日0069

 7時がまわってからトリ小屋へ行った。寒いので、止まり木には止まらず、入り口の左の隅で重なり合って寝ていると思い、その画像を撮りに行ったが、これくらいの寒さはまだどうもないのだろう。真夏と同じような寝方であるが、どうやって体温調整しているのだろう。

2008_01172008年1月17日0067 

 雨漏りしている場所をきちんと避けて寝ている。ニワトリはわかっているのだ。3月末までには新しいトタンに張り替える予定。

2008_01172008年1月17日0054 

 1羽だけ、だいぶ前からこの場所に寝ている。多分、同じニワトリと思う。

 
2008_01172008年1月17日0043

(今日の夕飯)
ハクサイの煮物・・・ダイコン、ニンジン、ジャガイモ、豚肉
ししゃも



あなたの一票が、農業ルポライターへの
道を開いてくれます→
ranking

スポンサーサイト
このページのトップへ

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

FC2Ad

プロフィール

水田祐助

Author:水田祐助
岡山県瀬戸内市。36才で脱サラ、現在55才、農業歴19年目。農業形態は野菜とハーブのワンパック宅配。人員1人、規模4反。少量多品目生産、他にニワトリ30羽。25年ほど農業とは無縁だったが、ボクが子供の頃は、家は葉タバコ農家だった。
yuusuke325@mx91.tiki.ne.jp


セット野菜のワンパック宅配 みずた観光農園

最近の記事

最近のコメント

月別アーカイブ

カテゴリー

FC2カウンター

QRコード

QRコード

リンク

このブログをリンクに追加する

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。