あめんぼ通信

春夏秋冬の野菜やハーブの生育状況や出荷方法、そして、農業をしながら感じたことなどを書いていきたいと思います。

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種代

 全経費に占める種代の比率はかなり高い。種代は高いなあ、もっと安くならんのだろうか。
平成17年度実績  46548円
平成16年度実績  50091円
平成15年度実績  37494円
平成14年度実績  69167円
 
種は主にタキイ種苗(京都)の通信販売を利用している。農業を始める前まではタキイ種苗など名前も聞いたことはなかったが、農業を始めてから地域の篤農が「タキイの通信販売で買ったら、品種がきちんと表示されているし、1度買えば年に2回通販のカタログを送ってくるから、それを読めば野菜の作り方なども詳しく載っている」と薦めてくれてから買い始めた。今はタキイ種苗の他に、サカタの種、ナント種苗 雪印種苗からも通信販売で買っている。
サカタのタネ・・・ガーデンレタス、スナップエンドウ、花の種
ナント種苗・・・ナンキンの種 ロケットの種
雪印種苗・・・麦類(敷き藁、飼料)の種
 
タキイとサカタが大手の種苗会社である。一般に野菜はタキイ種苗、花はサカタのタネと言われているが、くわしいことは知らない。最初はタキイ種苗だけだったが、種のことが少しわかりかけてから、他の会社の種と比較するために、他の会社のも買い始めた。値段はどこもほとんど同じである。


 以前は「野菜」と「花」が別々の冊子だったのに、いっしょになってから、とても見ずらくなった。


 平成17年度種苗費46548円の内訳は、
春夏作
タキイ種苗      6107円
ナント種苗      2510円
ジャガイモ種芋代  3550円(16キロ)
果樹苗        1960円(ユズの木2本。増やすため)
サカタのタネ     3788円
市販の苗       2030円(ピーマン25本、トマト10本)
サツマイモ苗     260円(ベニアズマを10本買った)
ハヤトウリ2株    996円(種用瓜が腐ったため)
市販の種       1133円(発芽失敗の時、市販の種を買う)


秋冬作
ナント種苗      2670円
市販の種       1576円
市販の苗       754円
タキイ種苗      16554円
サカタの種      1380円
果樹苗        1280円
 
以上の合計が46548円。列挙してみると、何にどれくらいかかっているのかがわかる。


 家庭菜園でも種代は結構かかっていると思う。自分が第一線を退いて家庭菜園だけにした時、最低限、これくらいは買うだろうと思う種代をタキイ種苗を例にとって次に列挙してみた。


 ダイコン1袋(367円)、カブ1袋(367円)、ニンジン1袋(262円)、タマネギ早生1袋(525円)、タマネギ晩生1袋(525円)キャベツ早生1袋(525円)、キャベツ中生1袋(525円)、春キャベツ極早生1袋(525円)、春キャベツ中早生1袋(525円)、ブロッコリー1袋(525円)、レタス1袋(262円)、不結球レタス1袋(262円)、ハクサイ早生1袋(525円)、ハクサイ中生1袋(525えん)ホウレンソウ1袋(367円)、シュンギク1袋(262円)、エンドウ1袋(262円)、スナップエンドウ1袋(262円)、グリンピース1袋(262円)、ソラマメ1袋(252円)、以上合計で7912円。


 やばい!高すぎる。これは最低限の1袋だけ買うことにして、しかも秋冬作だけの合計金額である。家庭菜園でも秋冬作の種代だけで8000円ほど買うことになるのである。ハクサイ、キャベツは品種を中生品種1種類だけにしてもよいが、早生品種は1ヶ月早く食べれるので計上した。種ではなく苗を買ってもよいが、苗は1本が50円ほどするので各10本しか買えない。これは種代だけですよ。野菜を作るにはこの他に、農機具代、寒冷紗やポリ資材、作業用衣料費、肥料費、水代、土地を借りていれば借地料などがかかってくる。これに自分の人件費を入れると、作るより買った方がはるかに得という「厳然たる事実」が浮かび上がってくる。


 秋冬作を食べるのは、11月、12月、1月、2月の4ヶ月だから、秋冬作の野菜を1ヶ月平均2000円(週平均500円)買うとすると、4ヶ月で8000円である。これは種代だけに匹敵する金額である。実際に作れば上記のように、農機具代、各種資材代、水代等の合計経費が種代の少なくとも2倍くらいにはなるし、そして野菜作りに費やした時間(自分の人件費)を考えると、作ることは買うことより、軽く3倍以上の値段がかかることになる。あんたアホか・・・家庭菜園の人は楽しみで作るんじゃから、そんな細かい計算はせんし、なんぼうかかってもええんじゃ、と言われればそれまでだが、田舎でも、貧乏人は家庭菜園も作れない。


 団塊の世代の人の退職後の田舎移住がブームになっているようですが、自分や家族の自給野菜を作ることは安く上がるのではなく、買うことより3倍ほど高くつくということを把握しておいて下さい。そして、田舎の人はあまり人がよくありません。2代も3代も4代も前からその地に住み続けているのですから、田舎特有の複雑な人間関係も引きずっています。「都会暮らしの人は、そういう点でもまれていないから単純だ・・・」と言うと、お叱りを受けるかもしれません。都会の人は「サラリーマンという組織で40年ももまれてきているから、田舎の人なんかより数段複雑だ」と言われるかも知れません。


 会社組織と田舎組織では、その中の組織の中身が違うように思います。会社組織は上下の関係ですが、田舎組織は左右の関係です。田舎組織は学校の同じクラスの仲間の関係のようにも思えます。嫌いな人もいるし、会っても会話が続かない人もいますが、見慣れた関係です。つまり、都会から田舎暮らしにあこがれて移住してくる人は、新しくクラスに入った「転校生」のように見えます。


 定員割れで統合されそうな農業高校のようなクラス(廃村になりそうな過疎地の集落)もあれば、比較的都市部で私立の受験校のようなクラス(集落が集落として機能している集落)もありますが、同じ転校生でも過疎地の集落の方がはるかに歓迎されると思います。そして風光明媚で晩年のひと時を送るには適した環境と思いますが、必ずイノシシが出没します。でも定年後の田舎移住には、やはり歓迎される地域(集落)の方がよいと思います。ボクが住んでいるような集落が集落として機能している集落は、決して、お勧めできません。


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プロフィール

水田祐助

Author:水田祐助
岡山県瀬戸内市。36才で脱サラ、現在55才、農業歴19年目。農業形態は野菜とハーブのワンパック宅配。人員1人、規模4反。少量多品目生産、他にニワトリ30羽。25年ほど農業とは無縁だったが、ボクが子供の頃は、家は葉タバコ農家だった。
yuusuke325@mx91.tiki.ne.jp


セット野菜のワンパック宅配 みずた観光農園

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