あめんぼ通信

春夏秋冬の野菜やハーブの生育状況や出荷方法、そして、農業をしながら感じたことなどを書いていきたいと思います。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
このページのトップへ

農業は環境に負荷を与える産業

 今日は朝から雨脚の強い雨が降っている。こんな雨はいつ以来だろう。9月、10月、11月、12月とこの4ヶ月間、こんな雨量の多い雨は降っていない。時すでに遅しという気もするが、この雨でダイコン、ニンジン、キャベツ、ホウレンソウはまだ大きくなるだろう。秋冬野菜はこれで十分に湿り気は足りた。これ以上の雨はいらない。これ以上過湿になると今度は病気が出る。
 果樹にもとてもいい雨だった。この秋はいろんな果樹や花木を20本ほど植えたので、この雨で活着したはずである。
 
 昼過ぎにニワトリにエサをやりにいったら、トリ小屋の中に大きな水溜りが二つできていた。トタン屋根が老朽化して雨漏りがしている。春の農作業が忙しくなる前に大工さんに頼んでトタンを新しくする必要がある。
 
 雨の中、ニワトリにやる青菜を刈りながら、30羽だから雨でもこうやって草を与えることができると思った。
 
 現在の農業は専門的に特化されているので、多種類作ったり、ヤギ1頭とか、牛1頭とか、ニワトリ30羽を片手間に飼う人は少ない。分業化、専門化、大規模化、機械化が資本主義の大前提だからである。しかしこういうシステムが地球温暖化や環境破壊をもたらしているのだから、システムを変えていく必要がある。
 
 農業が癒しになるのは、適度の面積で、何か動物がいて、少量多種類の野菜や果樹を、できるだけ農薬や化学肥料や各種化学資材を使わないで作る農業と思う。地球環境にもこういう農業が理想であるが、「経済と反比例」する。

 ニワトリでも牛でも、エサの大半が海外からの輸入物というのも、かなり不自然である。大量の燃料を使って輸入しても、まだ国産物より圧倒的に廉価であるという現実。こういう現実も、輸入飼料の高騰という事態に遭遇するまで、全く省みられることがなかった。
 
 一昔前は、エサが自給できる範囲内で牛やニワトリを飼っていた。牛だと1頭、ニワトリだと20~30羽ほどである。経済的な採算は合わなくても、本来のこういう飼い方に戻していく必要があるのではなかろうか。
 
 旬のものを旬に作ればハウスもいらない。まあハウスは仕方がないとしても、ボイラで重油をたいてハウス内を加温するのは、やりすぎだと思う。原油の高騰でこういう農法は、先行きが見えないことがはっきりしたと思う。
 
 農業は環境によい産業ではなく、ここ40年ほど、環境に最も負荷を与え続けてきた産業ではないかと思う。
農業現場から出る産業廃棄物、間接的な二酸化炭素排出、農薬、化学肥料、除草剤の多投による河川の汚染等・・・環境にいいどころか、現在も環境を破壊し続けている産業だと思う。
 
 
 この農閑期にはいろいろとすることがあるのに、ブログを優先していると、どうもおろそかになる。しかし何歳になっても自分が夢中になれることがあるのはありがたい。心の病も気の病も更年期障害も、夢中になれることがあれば忘れれる。
 

ミカンの新品種育種の2人(農業新聞より)
現在70才の小原幸晴さん・・・30年前、「宮川早生」の細い枝にたった1個、ほかのとは違う、濃い赤色の果実を見つけた。食べてみると印象的に甘かった。小原さんは観察を始め、翌年には少し太くなった枝に3個の実がなった。この枝を別の「宮川早生」に接ぎ木して、10年ほどかけて少しずつ増やしていった。
 濃い赤色のミカンが日の目を見たのは十数年前。県農業試験場やJAが注目し、1993年に、発見した小原さんの名を冠し「小原紅早生」と命名され、品種登録された。
 現在、栽培面積は30ヘクタールほど。今では香川県を代表する特産ミカンに成長。
 
 松山市の苗木生産者、重松明さん(69才)が育種を始めたのは19年前、かんきつ50種類の種をまき、翌年には5本の苗を選び出し、温州ミカンに高接ぎしたが、着果するまでには10年かかった。「なかなか実がつかず、途中で断念しかけた」と打ち明ける。
 それでもポスト伊予カン育成の夢を捨て切れなかった重松さんは辛抱強く栽培を続け、高接ぎから10年後の2000年、ようやく着果した。「あきらめないで良かった」と笑顔を見せる。5本の高接ぎから最終的に1系統に絞り込み、05年10月に農水省の品種登録に出願。翌年7月には出願公表された。今年12月中旬には現地調査を受け、審査結果を待っている。
 
 70才と69才、2人とも長い歳月をかけて成功に導いている。何でも10~20年とこつこつ続けないと結果はついてこないようである。しかし、そういうがんばろうと思う対象に人はなかなか出会えない。自分も今頃になって「ブログ」という、そんな対象に出会った。


2007_12222007年12月22日0010

(今日の夕飯)
冬野菜のサラダ・・・カブと輪切りでないニンジンは生です。特にニンジンは生で食べた時に味の違いがよくわかる。
コロッケ・・・市販の惣菜


あなたの一票が、農業ルポライターへの
道を開いてくれます→
ranking

スポンサーサイト
このページのトップへ

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

FC2Ad

プロフィール

水田祐助

Author:水田祐助
岡山県瀬戸内市。36才で脱サラ、現在55才、農業歴19年目。農業形態は野菜とハーブのワンパック宅配。人員1人、規模4反。少量多品目生産、他にニワトリ30羽。25年ほど農業とは無縁だったが、ボクが子供の頃は、家は葉タバコ農家だった。
yuusuke325@mx91.tiki.ne.jp


セット野菜のワンパック宅配 みずた観光農園

最近の記事

最近のコメント

月別アーカイブ

カテゴリー

FC2カウンター

QRコード

QRコード

リンク

このブログをリンクに追加する

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。