あめんぼ通信

春夏秋冬の野菜やハーブの生育状況や出荷方法、そして、農業をしながら感じたことなどを書いていきたいと思います。

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個人事業が成り立たない時代

 都会には、「地元」とか「地域」とか「テリトリー(領域)」という概念がない。これでは、自分が属する安定した場所や一定のスペースがない。確かに企業組織という自分が属している場所はあっても、その場所は決して自分の存在を保証してくれる安定した場所ではなく、いつ追われるかわからない、不安定な場所である。

 
 その点、田舎の集落では、自分が属している、あるいは立脚している場所が安定的に与えられている。あまり付き合いをしなくても、集落内の関係が希薄になっていても、確固とした自分のスペースがその集落内(地域内)にあるように思う。 
 
 
 都会では、組織の中でも自分の確固とした場所を確保できず、家に帰っても、団地とかマンションとかアパートなど「寄せ集まりの集団」である。 都会で暮らしていた7年間は、浮き草のように感じていた。足が地についた感じはなかった。 
 
 
 Uターンして地元に帰ってからも、勤めた会社組織の中では、結局、どこへ勤めても、自分の居場所を確保することができなかった。しかし、田舎には自分の家があり、特定の集落に属しているので、そこには一定の自分の場所があった。ゆるぎない自分の居場所があった。 
 
 
 でもそれは単なる自分の居場所であり、自分のアイデンティティの形成にはつながらなかった。アイデンティティがやっと少しずつ形成できていったのは、農業を始めてからである。会社組織の一員であることからドロップアウトして「たった一人の仕事」を始めてからやっとアイデンティティの形成(自我の形成)ができるようになった。 
 
 
 現在の社会は、個人事業が極端に成り立たない社会システムである。極めて特異な才能や、難しい資格試験をパスするような人でないと、個人事業が成り立たなくなっている。身近な所では、大工さん、左官さん、農業者はほとんどいなくなり、田舎の集落でも、総サラリーマンの時代である。
 
 
 組織の一員では単なる歯車の一つでしかなく、日本の会社組織は、一昔前の軍隊組織とあまりかわらない封建的な組織のように思う。そしてそういう「ハコ物」の組織に属さないと、生きていけないような社会システムになっている。 電気、水道、ガス、電話などのライフラインが整備された中で、それらを拒否して自給自足的な生活をするのと同じくらい、特定の会社組織からドロップアウトして個人事業で生きることは難しい。こういう状況の下では、マインドコントロール、カリスマ、宗教、崇拝、スピリチュアル、風評等がはびこる。
 
 
 ピラミッド型の企業組織や100万羽養鶏から、独立自営業(農業)や30羽養鶏がほとんどだった70~80年前に戻す必要があるのではなかろうか。それが無理なら地球温暖化等の環境問題は解決しないように思う。



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 今日のニワトリ


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 初冬の田んぼ。茶枯れしているのは、春夏作のスイートバジル



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(今日の夕飯)
魚のフライ・・・買った惣菜
ウインナー
湯豆腐とシュンギク
茹でたキャベツ


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  • 2007/12/08(土) 08:49:04 |
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プロフィール

水田祐助

Author:水田祐助
岡山県瀬戸内市。36才で脱サラ、現在55才、農業歴19年目。農業形態は野菜とハーブのワンパック宅配。人員1人、規模4反。少量多品目生産、他にニワトリ30羽。25年ほど農業とは無縁だったが、ボクが子供の頃は、家は葉タバコ農家だった。
yuusuke325@mx91.tiki.ne.jp


セット野菜のワンパック宅配 みずた観光農園

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