あめんぼ通信

春夏秋冬の野菜やハーブの生育状況や出荷方法、そして、農業をしながら感じたことなどを書いていきたいと思います。

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環境配慮型の農業


 自分の農業で唯一、環境に配慮できていないことは「黒マルチ」を使っていることである。他の事は簡単だったのに、これだけが極めて難しい。


(1)農薬・・・アブラナ科野菜以外は、なしでもすませれる。

(2)化学肥料・・・有機質肥料だけで作れるが、年齢が高くなるにつれて重労働となる。

(3)ビニールハウス・・・旬のものを旬に作るならハウスはいらない。ただ「育苗用のハウス」だけは、あると便利かもしれない。

(4)機械・・・小規模ならいらないが、自分の場合、乗用トラクタ、管理機(ミニトラクタ)、草刈機、エンジンポンプは必須なので持っている。

 

 なぜ黒マルチが手放せないかと言うと

(1)敷けば、草が生えない

(2)黒マルチをしておけば、次の作物の時、黒マルチをはいで、液肥を施し、ヨツメでちょっと耕すくらいで、ほとんど不耕起で蒔いたり植えたりできる。

(3)前作に黒マルチをしておけば、次作で草の生える量が格段に少ない

(4)11月のようにほとんど雨が降らなくても、水分の蒸発を防ぐので保水力がある。

(5)自分の場合、肥料は液肥(メタン菌液肥)なので、黒マルチをしなければ、雨で流亡しやすい。

(6)黒マルチをしておけば、葉裏に泥はねがないので、病気発生が少なく、出荷時に洗う必要がない。

 黒マルチの効用は他にもいろいろあり、これが手放せない理由である。

 黒マルチはハウスのビニール等に比べると、ごく薄い素材であり、重量的には少ない。小学校の農業学習の一環としての「サツマイモ植え」には、たいていこの黒マルチが使われているように思う。

 サツマイモを植える前に、なぜこの黒マルチを使う必要があるか、子供たちに徹底的に議論してもらうのもよい。農業学習+環境学習になる。



 農薬でも化学肥料でも、完璧に使わないとなると、肉体的にも精神的にも多少の無理が生じるように思う。その2点だけに余り完璧性を求めてはいけないと思う。
 
 自分はその2点より高い位置付けとして、

(1)どんな水を使っているか

(2)その田んぼは過去(以前の持ち主)にどういう使われ方をしていたか

(3)果たして他所から持ち込んだ「鶏糞」や「牛糞」や「堆肥」が安全か。有機質肥料の地域内自給ができているか。

(4)市販の鶏糞はほとんどケージ飼いの鶏糞だろうから、各種抗菌剤、防虫剤、抗生物質の混入、そして飼料の大半は輸入物と考えられる。

(5)直接的に農作物の安全性に負荷を与えていなくても、ビニールや黒マルチ等の化学資材を使って、間接的に環境に負荷を与えていないかどうか。

 安全とは単純なものではなく、全てが複合的にからみあったものであり、絶対的なものではなく、相対的なものと認識している。

 「有機認証(JAS)」にはもちろん、ビニールや黒マルチ等の使用の有無など組み込まれていない。
 

 

 岡山市の県立高松農業高校の生徒が、飼料を工夫することで、ニワトリのふん尿の悪臭を軽減できることを実証した。ハエを効率よく取る粘着シートの張り方も研究し、農高内の鶏舎のハエ発生を抑えることに成功した。生徒らは「畜産農家も実用してみてほしい」と呼びかけている(日本農業新聞より)・・・乳酸菌入り微生物製剤を飼料に混合することを書いていた。

 そんなことをしなくても

(1)菜食主義に育てる

(2)真冬でも四面オール開放の金網鶏舎にする

(3)羽数を30羽くらいまでにする

 この3つを徹底すれば、糞はほとんど臭わないし、ハエなど真夏でも見たことはない。

ただし、

(1)菜食主義にすると、タマゴを産む量はかなり減るし、糞の肥料効果もかなり劣る。

(2)大寒の頃だけ、ニワトリの寝場所(小屋の一箇所のコーナーの地べたに重なりあって寝る)近くの金網に、丈の長い土手草の束を置いて防寒している。

(3)1世代前の人は「ニワトリ=臭い」という先入観があったようだが、それは卵を産ますために濃厚飼料をバンバン与えていたからだと思う。

 この農業高校では、ニワトリ1100羽、ブタ40頭を飼育しているようだが、どういう飼い方をしているのか知らないが、1100羽も飼えば、到底青菜などやれる羽数ではないので、糞は臭うだろうしハエも来る。
 何のための1100羽なのだろう。30羽の方がはるかに勉強になる。それと、農業高校のやり方では、微生物資材を購入という新たな出費が加わる。安易にそういう費用のかかる資材に頼ってはいけない。農業ではできるだけ、自給飼料、自給肥料、自給資材(稲ワラ、麦ワラ、黒マルチ)が望ましい。

 「ハエ」がくるのは、「メタン菌液肥」の樽の周辺。これは臭うので真夏には銀バエや便所バチがよく来る。メタンガスが発生するので、50リットル容器も500リットル容器も、ふたはちょっとしか閉めていないので、ふたの隙間から入るのか、液肥の中でよくハエが死んでいる。「とんで灯(液肥)に入る夏の虫」。


20071203223823.jpg

(今日の夕飯)
ハクサイの水炊き・・・トーフ、シイタケ、シュンギク、豚肉
ブロッコリー・・・マヨネーズで食べた


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プロフィール

水田祐助

Author:水田祐助
岡山県瀬戸内市。36才で脱サラ、現在55才、農業歴19年目。農業形態は野菜とハーブのワンパック宅配。人員1人、規模4反。少量多品目生産、他にニワトリ30羽。25年ほど農業とは無縁だったが、ボクが子供の頃は、家は葉タバコ農家だった。
yuusuke325@mx91.tiki.ne.jp


セット野菜のワンパック宅配 みずた観光農園

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