東京市場の10月の輸入動向
(品目) (産地) (価格 ) (入荷量)
ニンジン 中国 キロ 80円 107トン
サトイモ 中国 キロ114円 93トン
タマネギ 中国 キロ 58円 265トン
輸入野菜が無茶苦茶に安い。自分の場合は、
ニンジン キロ 250円
サトイモ キロ 400円
タマネギ キロ 250円
という単価である。これでも安い単価設定と思っているが、中国野菜に比べて、ニンジンは3倍強、サトイモも3倍強、タマネギに至っては4倍強である。
輸入野菜がこんなに安ければ、業務用(料理店)の野菜が輸入物(特に中国野菜)に流れるのは当然である。
地球温暖化の抑制は有機物の施用と不耕起栽培
堆肥などの有機物を施用し、耕起回数を減らすなどの管理を行えば、炭素を土壌に蓄えることで、二酸化炭素の大気中への放出を抑え、地球温暖化の抑制に貢献できる可能性があるという。炭素を多く含む土壌は保肥力が高いため、農家にとってもメリットがある。
自分の場合の有機物の施用は、
稲ワラ・・・5アール分ほどもらっている。
籾殻(すくも)・・・軽四に山盛り4杯ほどもらっている。
焼きすくも・・・上記籾殻を使用。
山の斜面の草(かや等)・・・10アール分ほど
少量の落ち葉
トリ小屋の鶏糞
メタン菌液肥(かなりの量の米ぬか)
つまり、有機物を他から持ち込まない(稲ワラ、籾殻、ヌカは地域の産物)ようにしている。地域内循環が大切だと思う。
耕運はあまりしない。ごちゃごちゃ作っているので耕運がしにくい。1枚の田んぼが全部片付いたら、耕運している。
森林セラピー
森が持つ癒しの力を利用して、心と身体を健康な状態に回復させようという森林セラピー。
雑木林の中でぼう~っとするのもいいが、
(1)足が大地にフィットする地下足袋を履いて、あぜ道や山の中を歩くと、もっと効果があると思う。つまり、地下足袋は素足のような感覚になる。
(2)、手を使って、土に触る。
(3)少し汗をかく・・・落ち葉集めなど(一箇所に集めて堆肥に)
こういう場所が、
(1)自宅からあまり遠くない場所で
(2)カネをほとんど使わない方法で
(3)簡単に、週に1回ほど短時間にできる方法で
あれば森林セラピーというより、人間回復セラピーと思うが、現実問題として都会にはこういう場所はない。フィットネスクラブは、身体のリフレッシュにはなっても、精神のリフレッシュにはならない。
何で日本はこんなにも極端に、農の風景や、農の現場や、身近な郊外で散策できる里山がなくなってしまったのだろう。大都会にこそ「農の風景」が必要なのに、コンクリートとアスファルトの空間になって、土も見えない。
それでも現在50才以上の人なら、子供の頃の原風景として、野山や田畑をイメージできる人も多いから、心身を野山や田畑に遊ばせることもできるが、そんな経験のない都会育ちの50才以下の人たちにとって、自然の中に自分の肉体と精神を遊ばせる「方法」や「意味」がわからないのではなかろうか。
なぜ、企業は農業を始めないのか
それは儲からないからである。
ニワトリのように10万~100万羽養鶏という「管理システム」に簡単に取り込めるなら、大手企業もとっくに、稲作や野菜をそういう「管理システム」に取り込んでいたはずである。
企業は、農業がほとんど利潤を生み出さないことを知っている。
それは時間回転率と設備回転率の悪さに起因する。
地球的規模で輸入ができるなら、安い輸入物を買い付けて、国産との差額の「利ざや」で儲けた方が、企業が作るより、はるかに儲かることを知っている。
農産物輸出国の人口増加や、地球温暖化による異常気象で、農産物ができなくなって輸入が難しくなれば、必然的に国内の自給率を高める必要が出てくるが、その時にも、企業は農業参入に二の足を踏むだろう。第2次製品や商品と異なり、第1次産品は極めて薄利で利潤を生み出さない。
11月の末頃になると、太陽の昇ってくる位置が、夏とは随分違てくる。そのため、軽四をこの位置に移動させて「仕分け」をする。それでも11時を過ぎると、軽四の後尾まで太陽があたりだす。
最近は、朝8時頃から収穫をスタートしている。朝8時にはまだ、田んぼの半分は日陰であり、太陽があたり出すまで「葉物」は弱い霜でも多少「萎えて」いるので、太陽があたり始めてから収穫をしている。
葉物は収穫後、ジョロでさっと打ち水をして、日陰に置く。葉物(ハーブもすべて葉物である)の収穫と仕分けが終わってから、ダイコン、カブ、ニンジン、サトイモの根菜類の収穫と仕分けをする。
(今日の夕飯)
お寿司
ダイコンの煮物
ししゃも
道を開いてくれます→


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