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あめんぼ通信

春夏秋冬の野菜やハーブの生育状況や出荷方法、そして、農業をしながら感じたことなどを書いていきたいと思います。

ふら~っと紅葉見学

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 今日はふら~っと紅葉見学に出かけた。いくあては決めていなかった。車を走らせていたら、いつもの棚田の方に向かっていた。

 今日はその近くにある「和気美しい森」に行った。そこから天神山に登った。その稜線一帯は、県史跡「天神山城址」に指定されている。1533年ごろ、戦国武将・浦上宗景が築城。


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 その天神山から見下ろした眼下の眺めは素晴らしかった。左の画像はとうとうと流れる、岡山三大河川の一つ、吉井川。右に目をやれば、雄大な田土の棚田。
 紅葉真っ盛りだった。今週を逃すと、盛りが過ぎてしまうと思い、農作業を投げ出して出てきた。
 和気美しい森から歩いて30分ほどの距離だったが、かなり急勾配だった。15年後、70才になったら、この山はちょっと登れないだろうと思うほどの山道だった。


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 「和気美しい森」の中に、炭焼きの「本窯」がある。ここで時々炭焼きのイベントがあり、その指導員は近くで炭焼きをしている人だと聞いていたので、事務所でその指導員の電話番号を教えてもらい、麓の集落の人だと聞いたので、さっそく家に伺って、この冬に自分の炭焼きをされる時にデジカメで撮らせて欲しいとお願いした。

 このあたりでも、本窯で炭を焼かれている人はすでに数人になっているらしく、年齢も75才~80才と聞いていたので、1年のことが言えないと思い、本窯の窯出し、窯入れをぜひブログに載せたいと思った。家から40分ほどの距離だから、いつでも来れる。



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 それからまた足を伸ばした。
 電話連絡もせずに農業者を突然訪ねたら、相手にとても迷惑がかかるのはわかっていたが、知らん間に車がそっちにむかっていた。美作市のUさんの田んぼである。農業高校を出てすぐに農業を始められて現在66才の方である。

(1)最初は観光イチゴ園として有名になった。

(2)田舎の親戚ツアーを始めて、都会から観光バスでツアー客が訪ねてくるようになった。もう10年以上も前のことである。

(3)阪急百貨店に、個人名の売り場を持っていた。

(4)一流フランス料理店で自分の野菜を使ったディナーと有機農業のトークを数年間続けた。

(5)最近は家庭菜園と土作りの講師や各種講演活動をされている。そして現在も、50アールの畑作と30アールの稲作もされる現役農業者である。畑作だけでも自分より20アールも作付面積が広い。


 農業高校の同級生で、農業をしたのは自分一人で、他の人は全て農業以外の職業についたと言われる。農業高校を出ても誰も農業をしない「走りの時代」だったのだろう。
 Uさんを訪ねて思うことは、年々若く見えて、全く、年を感じさせない人である。虫歯も1本もなく全て揃っているらしい。自分より一回り年上だが、Uさんの方が確実に長生きするだろう・・・そう思える人である。



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(今日の夕飯)
サンマ
柿なます
味噌汁・・・朝の残り




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プロフィール

水田祐助

Author:水田祐助
岡山県瀬戸内市。36才で脱サラ、現在55才、農業歴19年目。農業形態は野菜とハーブのワンパック宅配。人員1人、規模4反。少量多品目生産、他にニワトリ30羽。25年ほど農業とは無縁だったが、ボクが子供の頃は、家は葉タバコ農家だった。
yuusuke325@mx91.tiki.ne.jp


セット野菜のワンパック宅配 みずた観光農園

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