あめんぼ通信

春夏秋冬の野菜やハーブの生育状況や出荷方法、そして、農業をしながら感じたことなどを書いていきたいと思います。

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小作料を頂いた

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(今日の夕飯)
水炊き・・・ハクサイ、シュンギク、トーフ、豚肉、鰯団子



  昨日、本年度の小作料として、米を4俵(30キロ入り8袋)もらった。本当にありがたい。最近は、田んぼを借りても小作料は無料という時代になりつつある。田んぼを誰かが借りてくれて、作ってくれるのはとても助かる。作ってくれなければ草ぼうぼうになってしまう。

  我が家は全部で9反(90アール)ほどの田んぼがあるが、そのうちの7反(70アール)は委託して近所の農家(親戚)に米を作ってもらっている。70アールの田んぼはあちこちに点在していて、湿地もあり、畑作には適さない田んぼが多い。残りの20アールが、今現在野菜を作っている一帯である。ここには小さな猫の額ほどの田んぼが14枚集まっていて、合計で2反(20アール)ほどの面積である。その田んぼに隣接する、道を隔てた4枚(22アール)は借地している。田んぼが一箇所にまとまっていると、農作業や収穫の時に、いちいち移動する必要がないので、とても便利である。

 つまり、70アールは委託して、22アールは借地しているというわけである。だから逆に借地料も支払っている。10アールあたり5500円なので年間に12000円ほど支払っている。

我が家は4人家族で、年間に1人1俵(60キロ)食べるので、4俵(240キロ)もらえると、ちょうど1年間分になる。かえすがえす、ありがたい。そして、クン炭にする籾殻ももらっている。籾殻は、クン炭だけでなく、トリ小屋の下敷きにもよい。しかし、作ってくれている人は70才を超えているので、いつまで元気に作り続けてくれるかわからない。作ってもらえなくなったら、他に作ってくれる人はいないので、年に3~4回、耕運だけして草ぼうぼうにしないように管理するぐらいである。それ以上の管理はできない。

義父も77才でまだ元気に米作りと家庭菜園をしている。






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 今日はうっすら初霜だった。左から、エンサイ、ヤーコン、サトイモ。霜にあたると湯をかけられたようになる。

 エンサイ・・・最近はずっとニワトリのエサにしていた。今期のエンサイは今日で終了。

 ヤーコン・・・後1~2回、霜にあたると、葉が枯れたようになるので、根元から切り倒し、そのまま畝の上において、土中のヤーコンの寒さ避けにする。

 サトイモ・・・水不足で、2株で1キロほどしか入っていない。井戸ができる以前には、水路からサトイモ畑に水を引かせてもらっていたので、背丈ほどに茎葉が大きくなり、収量も多かったが、井戸水だけになってからは、サトイモに十分水がやれないようになった。サトイモは水が「肥」。





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 今日のニワトリ。毎日、お役目ご苦労様。




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 井戸はこの位置にある。9年目の秋にできたこの井戸は、今、振り返って見ても大きな出来事だった。
 
 池の水は6月15日に「ヒ抜き」されて、稲に水が必要な9月20日頃まで、田んぼのそばの細い水路を流れるが、それ以外の時期は流れない。池の水だけに依存していた時は、この3ヶ月以外に水が必要な時は、どこからか水を持ってくる必要があった。そして、池の水は稲が優先されるので、自由に水が使える環境でもなかった。
 
 井戸がいるなあと考え始めたのは8年目に入った頃からである。井戸水が出るかどうかもわからなかった。何人かに相談して、とにかく、ためし掘りをしてみないことには、出るかどうかわからないと言われて、相談した人の知り合いの土建業者にユンボで掘ってみてもらうことにした。
 
 水が出そうに思えた候補地を4箇所用意した。

(1)お墓のすぐ下の田んぼ・・・排水が悪く、いつもじめじめしていた箇所があった。

(2)トリ小屋のすぐ下のあたり・・・昔、井戸があったらしいので。

(3)柿の木のすぐ上の田んぼ・・・水が出そうな気がした。

(4)井戸がある田んぼ・・・ここらあたりに井戸ができたらいいなあと話すと、掘ってみないとわからないと言われた。


 最も可能性があるように見えた(2)を最初に掘ってもらったが、掘り進んでから、ここは出ないと言われた。次に可能性がありそうな(3)を掘ってもらうつもりだったが、その場所に行くまでに作物が植わっていたので、とりあえず先に(4)を掘ってみようという話になった。そして、掘り進むうちに、水が少しずつ出ている地下の水の道が見つかった。それは地上から150センチほど下の所だったように思う。
 ここは井戸になると、その業者が言った。少しずつしか出ていなくても、1日たまればかなりの量になると言われた。
 4メートルほど掘って(ユンボが届く範囲まで)、土管を入れてくれた。金額は27万円だった。


 こんな所に井戸があったらいいなあと思った場所に、たまたま地下の水の道があった。井戸ができてから「10月の少雨」が毎年続くようになり、計り知れないほど、井戸の恩恵を受けるようになった。メタン菌液肥を導入できたのも、この井戸のおかげである。ハーブのスイートバジルの苗作りや定植時の水も、池の水が流れていない4月、5月だったので、大いに助かった。スイートバジルを大量に作り始めたのは、井戸が完成した翌年の春からである。


 井戸の完成は農業人生の大きな出来事だった。今からちょうど9年前であり、今までの農業人生の中間点の時期だった。


 後11年、65才の頃までワンパック宅配をするなら、井戸の利用は20年間ということになる。1年間の利用料は、27万÷20年=13500円ということになる。井戸の上に台風で吹き飛んだ小屋(10万円)があったので、それも計算に入れるなら、37万÷20年=18500円ということになる。その他、エンジンポンプ代(3台目)とホース代、ガソリン代もかかってくるので、「水代」は安い金額ではない。


 産地では「畑潅」というのが整備されていて、確か10アール当たり、年間7000円ほどと聞いている。これを自分の田んぼに当てはめて考えれば、7000円×4(40アール)=28000円。


 どちらが安くつくかは一概に言えないし、産地でなければ畑潅設備はない。


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プロフィール

水田祐助

Author:水田祐助
岡山県瀬戸内市。36才で脱サラ、現在55才、農業歴19年目。農業形態は野菜とハーブのワンパック宅配。人員1人、規模4反。少量多品目生産、他にニワトリ30羽。25年ほど農業とは無縁だったが、ボクが子供の頃は、家は葉タバコ農家だった。
yuusuke325@mx91.tiki.ne.jp


セット野菜のワンパック宅配 みずた観光農園

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