あめんぼ通信

春夏秋冬の野菜やハーブの生育状況や出荷方法、そして、農業をしながら感じたことなどを書いていきたいと思います。

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簡易水道、上水道

  ペットブログを見ていたら、すぐ30分ほど過ぎてしまう。自分もそんな面白いブログにしなくては・・・。


 出荷の日はどうしても4時頃までは出荷作業がかかってしまう。全農作業のほぼ半分近くが収穫、仕分け、出荷作業になってしまうというのは、やはり、ワンパック宅配形態の大きな欠点だと思う。他の農業形態の場合、収穫、仕分け、出荷作業が、全農作業の何割を占めるのか、具体的に聞いたことはないが、ワンパックほどはかからないのでなかろうか。


 ワンパックの場合、収穫に2時間半、仕分けに1時間半、納品書、送り状、振込み用紙記入、売上帳に記入の事務処理で45分~50分、箱詰め前に在庫のジャガイモ、タマネギ、サツマイモの仕分けに15分~20分、箱詰めに1時間~1時間10分、宅急便営業所への往復で30分。


 つまり、午前中の収穫と仕分けで4時間、午後からの作業に約3時間ほどかかり、合計で7時間。う~ん、こんなに時間をかけてはいけない。でもかかってしまう。在庫品の仕分けは案外と時間がかかる。タマネギは収穫時の5月末に一括出荷できるなら、今の半分の価格でも、そうした方が採算がよいように思う。タマネギは、収穫後のつるす手間、出荷時の選別の手間、保存中の劣化と、トリプルロスが発生する。ジャガイモは簡単だが、サツマイモは選別に手間取る。


 農作業の時間が1週間に3日(出荷は月、水、金の3日間)ほどしか取れないから、どうしても農作業が滞り、後手後手にまわってしまう。計算上は週4日取れるが、雨の日とか、大雨の翌日とか、集落の葬儀や出仕事や家の用事等で、平均すると週に1日は何もできない日があるので、実質上は3日ほどしかできない。


 今日は出荷が終わった後、夕方1時間ほど水やりをした。台風の雨以後は晴天が続いてよく乾いている。台風はまるで交通事故のようなものだ。どちらも一瞬のことであるが、後々まで、大きな後遺症を残してしまう。台風以後、穏やかな秋晴れが続いている。1時~3時頃はまだ真夏日のような暑さである。台風を境に急に外観が悪くなったナスビやオクラを見るたびに、あの台風は一体何だったのだろうと・・・繰り返し自問する。自問してもどうしようもないことであるが。


 水やりしたのは、ハクサイ、キャベツ、ダイコン、カブのアブラナ科四天王とレタス類である。ここで適度な水分を補給して、どんどん大きくなってくれないと、小さい時にダイコンサルハムシにやられると痛手が大きい。ダイコンとカブは蒔き直した分である。第1回めのダイコンとカブは見るも無残に壊滅した。蒔き直しは相当に手間取るし、同じ場所に蒔き直しすることはできないので、かなり離れた場所に蒔き直しする必要がある。4枚重ねの畑の一番上の畑で害虫が発生したので、一番下の畑に蒔き直しした。今はまだ大丈夫であるが、2回目は失敗はできない。友人から買ってでも入れないと、こんなメイン野菜が入らないワンパックなど考えられない。でも買うことは実質不可能である。誰も余るほど作ってはいないから。


 昨日、田舎でも自給自足できるものは何一つないと書いたが、一つだけできそうなものがある。それは「水」である。上水道はもちろんあるのだが、我が家には「山水」を引いた「簡易水道」というのがある。この簡易水道は門先にあって、ジョロで野菜に打ち水をする水や、ニワトリの水は、この水を使っている。その他、雨の日の出荷で、泥だらけになったニンジン等を洗ったり、収穫容器を洗ったり、ペットボトルに入れて、飲み水として田んぼに持参している。本当にありがたい山水である。これを見つけた人に感謝しなければならない。今から80年ほど前にこの簡易水道が作られたらしい・・・。


 この簡易水道の水源地は、我が家のすぐ東にある低い山の中にある。我が家から歩いて300メートルくらいの所にあり、20メートルほど登った所にある。とてもおいしい水である。上水道の水は飲み水には利用できないが、この山水は水筒がわりのペットボトルに入れて田んぼにもって行く。毎日、夏は2リットル、今でも1リットルくらいは田んぼで飲んでいる。以前は夜、やかんでハーブティを作って、それを朝ペットボトルに入れて持っていっていたが、面倒くさくなって今はハーブティは作っていない。


 この水源地の発見者は、この山の持ち主で、80年ほど前に炭焼きをしていた頃に見つけたらしい。戦前は、このあたりの山でもよく炭焼きをしていたらしい。今でも、この水源地のすぐそばに、炭焼き窯の後が残っている。古老の話によると、雨が降らず晴天続きでも、水がちょびちょびとひっきりなしにしみ出ている箇所があり、そこが結局、水源地だったわけである。どんなに雨が降らなくても、この80年ほどまだ一度も枯れたことがない水源であるらしい。集落の13軒ほどがこの恩恵を今でも受けている。ボクが子供の頃には、この山の地続きで、北に500メートルほど行った所にも水源地があり、集落の上の方の10数軒がこっちの水源地を利用していたが、こっちの方は山の一部が開発されて、水源地としての機能を果たさなくなり、今は使われなくなっている。この二つの水源地から離れた所にある家は、個々の家で井戸を掘っていたらしい。


 この水源地が今も利用できているというのは、農業をしている自分にとっては、とてもありがたいことである。1年に1度、水源地の管理料して1000円払うだけである。そして、1年に1度、この水源地を利用している13軒ほどで水源地の掃除をしている。たったそれだけで、1年中この水が利用できている。今湧き出ている水は500年~1000年ほど前の水だろうと、水に詳しい人が言っていたが、どういう意味なのか、こういうことは自分にはよくわからない。


 この山水(簡易水道)を利用しているのは、他にお風呂である。お風呂は、上水道も簡易水道もどちらでも利用できるようにしている。ただ、簡易水道は雨の日はちょっと濁る。以前は洗濯にもこの簡易水道を利用していたが、今は上水道にしている。


 山水(簡易水道)と上水道の二つあるというのは、大きな財産だと思う。特に農業には、なくてはならない水である。毎朝16リットルの水入れ容器をいっぱいにして田んぼに持参し、一部はジョロに入れて、収穫後の野菜の打ち水に利用し、一部はニワトリの飲み水にしている。野菜の打ち水には、上水道の水より簡易水道の水の方が鮮度保持に効果があるような気がする。


 今、月間の上水道代金は平均して4500円もかかっている。年間にすれば54000円である。高すぎる。


 余りにライフラインが高すぎる。


(1)電話代(2)電気代(3)新聞代(4)NHK受信料


(1)ガス代(2)灯油代(3)上水道代(4)下水道代→2年後


(1)国民健康保険料(介護保険料を含む)(2)国民年金保険料


(1)火災保険料(2)生命保険料


(1)固定資産税→50400円(築55年の家屋と9反の田畑)


(1)車両関連費→税金、車検、任意保険、ガソリンの4点セット


(1)消費税→食料品にかけるな!


(1)汲み取り料(便所)→2年後は下水道代


 すでにライフラインの選択の余地などない。そしてこれらの支払い金額は、知らず知らずのうちにアップを続けているのである。


 この他に、生きるための最低限の文化的生活を維持しようとすれば、テレビ クーラー、パソコン、冷蔵庫、洗濯機・・・買い替えが死ぬまで続く。


 身分制度は固定されていたが、自給自足という経済の自由があった封建時代と、身分制度は表面上は消えたが、自給自足という選択の余地がなく、固定的な支出を強制されるという経済の束縛がある資本主義時代と、いったいどちらの自由度が高いでしょうか。


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プロフィール

水田祐助

Author:水田祐助
岡山県瀬戸内市。36才で脱サラ、現在55才、農業歴19年目。農業形態は野菜とハーブのワンパック宅配。人員1人、規模4反。少量多品目生産、他にニワトリ30羽。25年ほど農業とは無縁だったが、ボクが子供の頃は、家は葉タバコ農家だった。
yuusuke325@mx91.tiki.ne.jp


セット野菜のワンパック宅配 みずた観光農園

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