あめんぼ通信

春夏秋冬の野菜やハーブの生育状況や出荷方法、そして、農業をしながら感じたことなどを書いていきたいと思います。

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顔の見える関係

  一世代前、三種の神器といえば、

(1)テレビ
(2)掃除機
(3)洗濯機

 現在は

(1)電話
(2)パソコン
(3)デジカメ

と思う。

 
 一昔前の三種の神器は、誰でも簡単に使いこなせたが、現在の三種の神器は、なかなか使いこなせない。使える人の方が少ないのではないかと思う。

 
 電話・・・最近の電話は何でこんなに複雑なんだろう。年齢の高い人は、電話をしたり、受けたりの機能以外は使えないと思う。自分も使えない。携帯は必要に迫られていないので持っていない。

 
 パソコン・・・不定期でパソコン教室へ通いながら、ブログをしている。一度教えてもらっても、使わなかったらすぐに忘れる。差し迫って使わない機能をいくら覚えても無意味。つまり、体系的な学習をしたり、基礎的な勉強をしたり、周辺を固めてから目的のことをし始めても、ほとんど役に立たないと思う。必要な時に必要なことだけ教えてもらう方法がよい。電話で聞けたり、わからない操作方法だけをマンツーマンで教えてもらえるような先生を一人見つけておく必要がある。

 
 デジカメ・・・完全に食わず嫌いだった。今はちょっと「はまって」いる。言葉で書くとわかりづらいが、画像を見ると一目瞭然のようなことも多い。農業を伝える伝達手段としては特に優れている。現像代もかからず、本体のメカの代金だけである。パソコンに取り込んでスライドショーを見るのが楽しみである。今年の農閑期には、デジカメの使い方をマスターしたい。

 

 エンジンポンプのかかりが悪かったので、力任せに始動グリップの紐を何回も引っ張っていたら、指に怪我をした。機械や道具は超不得意なので、できるだけ持たないようにしている。しかし、野菜作りにはどうしても必要な機械が4種類だけある。

(1)草刈機・・・・・・・・・ほとんど故障しない。

(2)管理機(ミニトラクタ)・・ほとんど故障しない。

(3)エンジンポンプ・・・・・ほとんど故障しない。

(4)乗用トラクタ・・・・・・ほとんど故障しない。

 だから使うことができている。乗りっぱなし、使いっぱなしの4種類である。恥ずかしながら、管理機、エンジンポンプ、乗用トラクタの「オイル交換」も人任せ・・・。エンジンポンプのオイル交換を忘れて、一度、パーにしたことがある。
 今日のエンジンポンプのかかりが悪かった原因はプラグとキャブレターにあったようだ。かかりつけの農機具店の人にそう言われた。

 
 しかし自分の農業形態では、器用、不器用は、さほど大きなウエートを占めない。そんなことより、独自の販路を開拓したり、顧客に続けてもらう能力の方がはるかに大きなウエートを占める。

 
 父は稲刈りの後、毎年、コンバインを定期的に修理に出していた。確か修理代は3~4万円ほどかかっていたように思う。当時の我が家の米代の半年分くらいは買える金額だった。毎年修理に出す必要があるのなら、米など作らなければよいのにと思った。父が作れなくなると即、稲作は委託した。

 

 37才直前から農業を始めたが、始める前に、ワンパック宅配という農業形態だけは決めていた。顧客に直接届けるワンパック宅配では、有機農業が必要であると思ったが、完全無農薬とか、完全無化学肥料にはこだわらなかった。あまり完全にしようとすると、かえって安全でなくなると思った。必要最低限は使わざるをえないだろうと思った。

 
 ただ、顧客に直接届ける場合は、外観やサイズはあまり問題にされないだろうから、農薬は使わなくても、ある程度のものはできるだろうと感じていた。

 
 完全無農薬とか完全無化学肥料にはこだわらなかったが、「顔の見える関係」以外は、出荷することはないだろうと感じた。だから、農協出荷は一度もなく、市場出荷も一度もなく、道の駅や朝市にも一度も出荷していない。厳密にいえば朝市には何度か出したが、それは対面販売の朝市だったので、自分で手渡した野菜であり、「顔の見える関係」である。

 
 自分はこの「顔の見える関係」ということに特にこだわった。顔が見える関係なら、必要最低限の農薬は理解してもらえるだろうと思った。使用理由は「あめんぼ通信」に具体的に書いて渡した。

 
 農薬はアブラナ科野菜だけしか使ったことはない。そのアブラナ科野菜も、完全無農薬でできた年も多い。
外観やサイズが問題にされないなら、作る上ではとても楽である。
 出荷にワンクッションおくと、有機野菜でも必ず、外観やサイズが要求される。

 
 ワンパック宅配の大きな欠点は、顧客が続いてくれないということである。通算すれば、地元の顧客は100軒を越えているが、現在は地元の顧客はたった1軒である。「1%の率」という現実を、これからワンパックを始めようとする人は覚えておいてください。これは自分のワンパック野菜のレベルの低さではなく、顧客の事情によるものと思う。
それは、ワンパック宅配をしている人がほとんど「顧客が続いてくれない」という現実に遭遇しているからである。
 3年以上、5年も10年も続けて欲しいと願うのは生産者の身勝手であり、普通は3年も続けてもらえれば、大いに感謝する立場にある。ただこうなると、常時、営業の臨戦体勢が必要であり、たった一人の顧客を獲得するのも至難であると気付くだろう。
 業務用の顧客の方が見つけやすく、総じて長続きしてくれる。

 
 無農薬、無化学肥料にはこだわらなかったが、「顔の見える関係」にはずっとこだわっている。自分の丹精込めて作った野菜は、知らない第三者に食べて欲しくない。


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プロフィール

水田祐助

Author:水田祐助
岡山県瀬戸内市。36才で脱サラ、現在55才、農業歴19年目。農業形態は野菜とハーブのワンパック宅配。人員1人、規模4反。少量多品目生産、他にニワトリ30羽。25年ほど農業とは無縁だったが、ボクが子供の頃は、家は葉タバコ農家だった。
yuusuke325@mx91.tiki.ne.jp


セット野菜のワンパック宅配 みずた観光農園

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