あめんぼ通信

春夏秋冬の野菜やハーブの生育状況や出荷方法、そして、農業をしながら感じたことなどを書いていきたいと思います。

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言葉は排泄物

 草取りをしていると、言葉が次々と浮かんでは消えていく。水やりをしていても、言葉が次々と浮かんでは消えていく。

 
 言葉は瞬時に頭の中を通り過ぎて、跡形もなく消えていく。頭に浮かんだ、そんな言葉の断片を残すには、すぐに軽四に走り、忘れないうちにメモ書きしておく。そんなメモ書きがたくさん残せた日には、ブログもスムーズに進む。

 
 今日のこの時に、頭に浮かんできた言葉は明日はもう浮かぶかどうかわからない。そんな言葉の一つ一つを自分が生きた証として残したい。こんな時、ブログは最も優れた記録装置だと思う。ブログは城。言葉と画像によって作り上げた城。本などには収まりきらない、圧倒的な大きな空間。本が地球なら、ブログは宇宙。

 
 朝起きた時から、ブログのことを考えている。自分には何もないから、ただ、言葉だけを残したい。17年前には、たった400字の作文を書くのにも、かなり時間がかかったのに、ワンパック宅配の必要性に迫られて、月に1回、お届け日と、その月にお届けできる野菜と、田んぼの様子などを書いているうちに、いつのまにか、書くことがそんなに負担にならなくなり、いつのまにか、書くことが少し楽しみになっていった。そして今、何よりも、誰よりも、自分にとって大切なものはブログ。

 
 言葉は土から生まれてくる。土と対峙しているから生まれてくる。地下足袋で土の上を歩いているから生まれてくる。快適なオフィスや、高層住宅の一室からは、乾いた言葉しか生み出せない。

 
 年齢も関係ない。50代には50代の言葉がある。富も名誉も地位も、言葉を生み出してはくれない。言葉はいつも、激しく自分と対峙している時に生まれてくる。でも、貧しすぎても言葉は残せない。言葉を残す記録装置も買えないし、言葉を残す時間もないくらい働き続けているうちに、身も心もひからびてしまう。


 小鳥のさえずりに耳を傾けているわけではない。

 空の雲をゆっくりながめたりすることもあまりない。

 あぜ道の草花に気を止めることもあまりない。

 カエルやコオロギやバッタに注意を向けることもない。

 それどころか、急いでいて、ふみつけることもある。



 言葉は体内から出てくる。頭からはあまり出てこない。汗とも違う。まるで排泄物のようなものである。

 
 自分には古典も漢文の素養もない。古今東西の著名な本もそんなに読んでいるわけではない。学生時代に一般の人より多く読んだかも知れない程度である。働き出してからは、1冊の本を読む余裕も持てなかった。だから、使いこなせる単語量が少ない。でもいまさらどうすることもできない。自分が知っている言葉で書き続けるだけである。落ち込んだら、これは文学書ではない、訪問者さんに役立ちそうな情報を「箇条書きにすればいいんだ」という原点に戻る。

 

 昨夜から今日日中にかけて、強い熱風が吹いた。暑いだけならまだしも、風が強いと余計に乾いて、作物にはかなりストレスになる。その被害を最小限にとどめるのが「長年の経験」だと思う。

 昨日蒔いたロケット、ディル、チャービル、シュンギクにかぶせたクン炭が、風で吹き飛ばされていたので、日避けに、下図のようなものをかぶせた。左は黒い寒冷紗、足らなかった部分はヌカ袋をハサミで切って広げて利用した。右はムシロを利用した。

20070915211342.jpg 20070915211425.jpg


 

 ダイコンやカブの蒔きなおしは、大きなロスである。

(1)時期的にかなり遅れる。つまり、ダイコンやカブの種蒔きの1週間の遅れは、収穫で1ヶ月余りの遅れにつながる。

(2)新たに種を買う必要がある。忙しい時間をぬって買いに行く必要がある。

(3)蒔き直しとは、田んぼを変えることである。同じ田んぼの中には、蒔き直しはできない。

(4)蒔き直しのことも視野に入れて、前もってダイコンやカブの蒔き直しの場所を確保しておく必要がある。これも二重手間である。耕運だけでなく畝立てもしておく必要がり、肥料も散布しておく必要がある。

(5)失敗するまでに費やした水やりの時間も無駄になる。

(6)新たに種を蒔く時間や、新たに水やりをする時間も必要になってくる。

(7)蒔き直したからと言って、成功する保障はどこにもない。


 こうみてくると、蒔き直しは致命的になることが多い。最初の1回で成功させる必要がある。数年作ってみて、何回も害虫による被害を受けるのであれば、あまり完全無農薬にこだわらない方がよい。
 
 
 秋冬作のワンパック宅配において、ダイコン、カブ、ハクサイ、キャベツのアブラナ科四天王の内、どれか一つでも送ることができないなら、それは大いに困る。2つも送れなければ、それは顧客が続けてくれない原因にもなる。3つ以上失敗したなら、その年の秋冬のワンパックは送れない。

 
 害虫が来ているのに、見て見ぬふりをしたり、来てるなあ、来てるなあで、ただ傍観していたり、やられた、仕方がない・・・、そんなことを繰り返してはいけない。2~3年などすぐ経過してしまう。その時点の技術力で防御できないなら、農薬の力も借りる必要がある。その農薬も

(1)特定の害虫に効果のない農薬を使っても意味がない

(2)規定量よりごく少ない使用量なら、使っても効果がないと思える

(3)使い方を誤ると効果がない場合もある

 顧客に直接送るワンパックなら、その間の事情を書いてワンパックに同封するなら理解はしてもらえるはずである。農薬を使う必要があるのはアブラナ科野菜だけ(くらい)であるから。



 独立自営業の場合、当人の実力が端的に現れる。

(1)面積が30アールしか作れないのも実力

(2)モグラを捕まえることができないのも実力

(3)高畝(畝立てを高くする)にできないのも実力

(4)紐結びがうまくできないのも実力

(5)草刈機の刃がとげないのも実力

(6)支柱がうまく立てれないのも実力

(7)電柵がうまく張れないのも実力

(8)カラスの防御がうまくできないのも実力

 自分の身体が動いてくれる範囲が実力である。


 

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プロフィール

水田祐助

Author:水田祐助
岡山県瀬戸内市。36才で脱サラ、現在55才、農業歴19年目。農業形態は野菜とハーブのワンパック宅配。人員1人、規模4反。少量多品目生産、他にニワトリ30羽。25年ほど農業とは無縁だったが、ボクが子供の頃は、家は葉タバコ農家だった。
yuusuke325@mx91.tiki.ne.jp


セット野菜のワンパック宅配 みずた観光農園

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