農業を始めて17年も経過しているのに、いまだにお粗末な果樹しかできていない。
果樹に適性のある人は60代でスタートしても、5年ほどでかなりの出荷をしている人がいるし、定年になってから、出荷用果樹を始めようとする人もいる。果樹は初期投資(苗木代、施設)は大きいが、野菜のように年中忙しいということはなく、案外取り組みやすい作物であるらしい。
自分は農業をする上で、苦手意識に陥る作業が多い。第1次産業は嫌いではないし、工業や商業に比べたら、はるかに第1次産業に適性があると思うが、実際にやってみて、「器用さ」を要求される作業も数多く出てくる。そんな場合はもちろんパスする。
現在の農作業はほとんど苦にならない作業ばかりであり、不得意な作業も出てくるが、それは少量であり、長年のワンパターンにより、あまり苦にならなくなっている。
スタート時点で農業形態を選択する時に、自分に向いている、あるいは向いていない農業形態は、漠然とではあっても、大体わかるものである。自分の場合、
残ったのは少量多品目栽培のワンパック宅配だけだった。スタート前に色々模索していた時に、こんな農業形態があることを始めて知ったが、瞬間的に「これだっ」と思った。
岡山ニューファーマーズの募集は、主に、トマトかピオーネ(ぶどう)を専門作物として選び、スペシャリストを目指す方向であるが、その方向にさほど苦手意識がないなら、ワンパック宅配形態より早く軌道にのると思うし、経営(売り先や売上)が安定すると思うし、メリハリがあって休日も多く取れるような気がする。現在は初期投資も大きくなく、すでにできあがった施設を借り受けて(高齢の引退者の施設を引き継いで)始めるという形もあるようである。
とにかく、一口に農業といっても、農業形態は多種だから、その中で一つくらいは自分に適した形態があるものである。
口に入る果樹は少ないが、植える場所はいくらでもあるので、多種類の果樹を植えている。画像は、お墓のすぐ下の田んぼであるが、ここは排水が悪く、野菜を作ってもよいのができないので、8年ほど前から果樹を植え始めた。
ブラックベリー。3本植えているが、雨に弱く、ほとんど口に入らない。植えているだけ・・・。
スモモ。2品種植えているが、一昨年から生り始めた。それでも家に持ち帰るほどは収穫できない。田んぼで少し口に入る程度である。カラスが突付く。
ミカン。誤って、草刈機ではねたが、根は生きていて、また生えてきたが、なかなか大きくならない。
ビワ。実がついていたのに、大きくならなかった。ビワは袋掛けが必要らしい。袋掛けしても、食べれるようになればカラスにやられる。
フェイジョア。去年は少し食べれたが、今年は1個も成っていない。
小梅と大梅。今年はどちらもよく生った。
梅の隣に植えているハッサク。これは毎年結構よく生る。
ハッサクの隣に植えているデコポン。害虫に毎年のように葉を食べられて、大きくならない。
イチジクは墓下のイチジクと合わせて、合計3本植えている。口に入れようと思えばカラスの防御をする必要がある。
カリン。2年前にもらったのが、かなり大きくなった。今年始めて花が咲いたが、実はつかなかった。
キンカン。これは毎年よく生る。右側にあるのがユズ。これも毎年よく生る。
カキの老木。田んぼに植えてあったのはカキの木だけだった。
キーウイ。毎年のように台風の被害を受けているが、それでも毎年たくさん生る。
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