あめんぼ通信

春夏秋冬の野菜やハーブの生育状況や出荷方法、そして、農業をしながら感じたことなどを書いていきたいと思います。

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ワンパック形態しかできないなと思う方へ

 今日、稲穂がすでに出ていることに気付いた。毎日、その田んぼの傍らを通っているのに気が付かなかった。当地では、稲刈りが始まるのは10月の中頃からだが、県北の棚田ではすでに稲刈りが始まったようで、数日前の新聞にコンバインで収穫している様子が大きく載っていた。

 
 午前中、雨が降ったり止んだりした。強い雨脚の時間帯もあり、野菜が久々に一息ついたようだ。
 
 

 「農!黄金のスモールビジネス」という本の広告が、山陽新聞によく出ている。農業のことをよく知らない人は、こういう語感に弱いのかなあと思う。
 
 農業は、頭で考えることと、実際に体感することは大きく異なると思う。実際に身体を動かしてみないとわからないことが多い。

 農業においては、その人にはできても、当人にはできないということが、かなり多いと思う。農業のスタート前であっても、それまでの人生経験から、真似る(同じようにやる)ことができるかどうか、大体は判断がつくと思う。ブドウを専門作物として選択する人は、ぶどう棚を見て、修理や補強くらいは自分にもできると思っただろうし、トマトを専門作物として選択する人は、トマトハウスを見て、これくらいは教えてもらえば自分でできると判断したのだろうと思う。

 自分の場合は長年農業をしているので、田んぼ見学をさせてもらっても、これは自分にできそうか、できそうでないかはすぐに判断がつく。簡単そうに見えても、いざ自分の田んぼで同じことを真似ようとしても、身体が思うように動いてくれない。そういう時、相手には簡単であっても、自分には難しいということを悟らされる。

 

ワンパック形態しかできないなと思う方へ


 個人の顧客を探すには、友人や知人に紹介を依頼したり、野菜のいろんなイベントに出かけてワンパックのチラシを配ったり、リビング新聞等に広告を入れたりする。
 自分の場合は、最初は近くの団地を「軽四で引き売り」しながら、買ってくれたお客さんにチラシを渡して、野菜会員募集の営業をした。

 
 業務用の場合は、職業別電話帳を見て電話をかけまくったり、インターネットのグーグルで検索したり、ブログランキングの料理飲食店ブログ等を見て電話をしてみるのもよい。

 
 ワンパックの平均価格は、送料込みで3000~3200円くらいが妥当と思う。

 
 ワンパックのケースは250枚単位で作ってもらっている。1ロット、200枚でも作ってくれる。

 
 春夏作も秋冬作も120サイズのダンボール箱を利用している。1枚が120円であり、250枚作ってもらうと31500円(消費税込み)である。

 
 月4回も買ってはもらえない。月2回をベースに、月1回、年6回、年3回と、いろんな宅配パターンを持った方がよいと思う。

 
 ワンパック宅配の場合、1月、2月、3月の農閑期は、月の内半分は休みが取れる。計算上は45日間。これだけ休みがあれば何かにトライできる。パソコンの習得でもよいし、ドラムカン炭焼きでもよいし、都会へ出かける営業でもよいし、自分の場合、ブログを始める前の数年間は、農閑期にあめんぼ通信を1冊の小冊子にしていた。

 
 農繁期に休みがとれなくても、農閑期を楽しみにがんばることができる。

 
 自分が出来なかったことを勧めるのは心苦しいが、ワンパック宅配と並行して、何か一つ専門作物が持てないか、ぜひ模索してみてください。ワンパック宅配と専門作物とでは、まるで違った能力ですが、これを並行処理することが、将来の展望を開く道だと思います。サラリーマンをしながら出荷野菜を作っている人を2人ほど知っています。

 
 専門作物を並行して考える場合、できれば投資金額は50万以内くらいで、自己資金の枠内での投資に限定した方がいいと思います。実際にやってみないとわからない未知の物に、あまり多きな投資は無謀です。

 
 昔から、百姓は生かさず殺さずと言われてきた。今後もいい時代は期待できないだろう。

(1)2本足、4本足の害獣の出没

(2)輸入の増加、輸入できない作物への企業の参入

(3)天候の異変

 

 顧客を獲得する時は、できれば一気に増やしたい。そうすれば、どれくらい作付したらよいかとか、どれだけ時間がかかるかわかる。

 
 ワンパックの場合、より多種類の野菜をごちゃごちゃと作りがちだが、だからこそ、ワンパックに必要な野菜だけを早くから絞り込み、それに集中して、失敗したらすぐに蒔きなおしたりの処置をする。

  
 
ワンパック宅配は、多種類作って、それを詰め合わせて送るわけだが、多種類だからといって1種類も失敗はできない。将棋の駒みたいに、それぞれの役割は決まっているので、その時期、その時期の物が1種類でも欠けると、ワンパックが組みづらい。

 
 ワンパックに何を入れるかは暗記項目である。そうしないと、箱がぐすぐすである、あるいは、箱が一杯でもう入らないという問題にしばしば直面する。

 
野菜を作る時に

(1)ソウメンナンキンよりトウガンの方が病気が少ないし、料理範囲が広い。

(2)ヤーコンと山芋は、どちらか自分にとって作りやすい方を選ぶ。

(3)ミズナを作っても、秋冬野菜はボリュームの大きい野菜が多いので箱に入らない。

(4)レタス、キャベツ、ハクサイの3種類を同時に入れることはちょっと難しい。その場合、レタスは結球レタスの方が不結球レタスより場所を取るし、キャベツは小さな早生の丸玉か、通常のサイズかというふうに品種で使い分けると、うまく3種類を入れることができる。

(5)カリフラワーよりブロッコリーの方が喜ばれると思う。ブロッコリーはわき芽が収穫できるのでカリフラワーより有利。加えてカリフラワーは大型で箱に入りづらい。

(6)無農薬で作りづらいのは、アブラナ科野菜と、タマネギ、ジャガイモ、ナンキンの4種類(自分の田んぼの場合)であるが、タマネギ、ジャガイモ、ナンキンの3種類は、致命的被害はなく、収量が落ちるだけである。

(7)トマト、トウモロコシ、エダマメの3種類を入れることは、難易度が高い。


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プロフィール

水田祐助

Author:水田祐助
岡山県瀬戸内市。36才で脱サラ、現在55才、農業歴19年目。農業形態は野菜とハーブのワンパック宅配。人員1人、規模4反。少量多品目生産、他にニワトリ30羽。25年ほど農業とは無縁だったが、ボクが子供の頃は、家は葉タバコ農家だった。
yuusuke325@mx91.tiki.ne.jp


セット野菜のワンパック宅配 みずた観光農園

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