あめんぼ通信

春夏秋冬の野菜やハーブの生育状況や出荷方法、そして、農業をしながら感じたことなどを書いていきたいと思います。

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企業の農業参入セミナー

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 ニンジンを蒔いて5日目の今朝、黒い寒冷紗を取り除いた。何とか発芽してくれた。ただ、この暑さなので「立ち枯れ」が出ないかちょっと心配。



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 秋ナスの成り始めの頃は、勢いがあまっているのか、左の画像のようなナスビがかなりある。2週間もすれば、こういう変形ナスビはほとんど出なくなる。

 右の画像のように、葉が茂らずに、実がよく見えるような樹が理想である。メタン菌液肥は米ヌカが主体なので、そんなに「葉勝ち」にはならない。




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 キャベツとブロッコリーの種を蒔いてちょうど10日目。白い寒冷紗をかぶせて、虫避けと日避けをしている。去年までは、薄い黒い寒冷紗だったが、今年から白い寒冷紗にした。
 寒冷紗をしていても、どこから虫が入ってくるのか、ここ数年、虫害が多い。多分、水やりの時とか、すそや破れた箇所などの少しの隙間から害虫が入ってくるのかもしれない。今年は今の所大丈夫だが、まだどうなるかわからない。



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 それぞれ、ヌカ1袋半、ナタネカス5キロほどを仕込んで3日目の画像である。上部に厚いヌカの層ができている。多分、メタン菌がメタンガスを発生させてヌカを上に押し上げているのだと思う。注意点は、
(1)9割仕込むと、ヌカが上にふきでてしまうことがある。水の量を8分目くらいにしておくと、ふきでてしまうことはない。
(2)上のようなことがあるので、蓋をかたくしめないように。


 一昔前は、ヌカはとても貴重なものだったので、出回ることはなかったが、45年後、ヌカは廃棄物のような存在になった。純国産のこんな有益なものを使わない手はない。無料で手に入るので、これを大いに肥料として活用することである。しかし、生ヌカでは害があるので、このように液肥にすると効果的である。


 理論や理屈ではなく、実際に使ってみて、とても効果的なので、勧めている。




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 大好きな青シソ。トーフやソーメンの薬味に大活躍してくれる。収穫し続けないと、すぐに葉が固くなる。収穫すればするほど、わき芽が伸びる。新しいわき芽は、葉がしわくない。
 9月は、葉シソから花シソに移り変わる季節である。もちろん花シソもきれいで、風味があり、ワンパックに入れると喜ばれる。



 24日付山陽新聞より「企業の農業参入セミナー」

「農業分野への参入を希望する企業を対象にした、岡山県主催のセミナーが市内のホテルで開かれた。三菱総合研究所の主任研究員が講演し、利益を上げるには、有機栽培を始め、山菜のタラノメのように一般の農家が手掛けない作物を選ぶことが必要とアドバイスした。農業機械を購入するための低利融資制度の説明や個別相談もあった。
 セミナーは国の構造改革特区が始まった2003年に2回実施。2005年9月の改正農業経営基盤強化促進法施行で、企業の農業参入規制が緩和されて以降、県に手続きや参入事例などの問い合わせが増えているのを受け、あらためて企画した。」



 個人営農はすでに壊滅的であるから、農業分野に企業も参入してもらわないと、日本の自給率はもっと下がる。
 ただ、企業としては、

(1)イノシシやシカが荒らすことのない「施設型の農業」をするだろう。

(2)盗難防止のセキュリティのできる農業しかしないだろう。

(3)広い面積は確保できないので、必然的に作付品目は限られてくるだろう。

(4)輸入ができにくい品目に限られるだろう。

 
 
 農業分野に参入しても、下記の理由で利益はごく少ないだろう。

(1)たとえば「コマツナ」や「ホウレンソウ」のように、収穫までの期間がごく短い野菜でも、50~60日もかかる。その間、施設は他の事に流用できず、そのことだけにしか利用できない。
 こんな時間回転率ではたして企業利益が生じるだろうか。

(2)「コマツナ」の施設は「ホウレンソウ」の施設に転用できても、「キュウリ」の施設には転用できないと思う。儲かる作物は一定ではない。多くの企業がコマツナに殺到した場合、どう対応するか。


 つまり、企業が参入しても、農業は甘い世界ではないと思う。そして、春夏作のナンキンとかサツマイモ、秋冬作のハクサイとかキャベツのように、作る上で大面積が必要な野菜は、どう考えても企業が参入してくるとは考えられず、個人営農も、勝負できる品目は限られてくるかもしれないが、十分に生き残れる。


 いろんな農業分野に補助金をばらまくのではなく、逆に「国営農業」として、国が農業に参入し、全国一律「年収180万で受け入れ」みたいな形で、100万人のフリーターの働き口を作ってあげることはできないだろうか。


 「資本主義」と「農業」の関係はどうなんだろう。企業は、多くの個人営業の仕事を奪って、個人営業を成り立たなくしてしまったが、最後の砦というべき「農業」ではどうだろう。
(1)時間回転率のあまりの悪さ
(2)2本足や4本足の害獣からのセキュリティの問題
(3)農業施設の運用と効率、転用の問題


 はたして企業は、農業をも、うまく資本主義に取り込むことができるでしょうか・・・これは見ものである。


 種に関しては、国内の大手2社(タキイ種苗、サカタのタネ)が独占的である。野菜もそのようにできるなら、企業が農業で大儲けするだろう。


 ニワトリに関しては、資本主義的飼い方(大規模、大羽数)が、鳥インフルエンザの発生を促したと自分は考えている。そして資本主義的飼い方は、たった一つから発生しただろう、ごく小さな微生物に対して何の方策もとることができない。


 


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プロフィール

水田祐助

Author:水田祐助
岡山県瀬戸内市。36才で脱サラ、現在55才、農業歴19年目。農業形態は野菜とハーブのワンパック宅配。人員1人、規模4反。少量多品目生産、他にニワトリ30羽。25年ほど農業とは無縁だったが、ボクが子供の頃は、家は葉タバコ農家だった。
yuusuke325@mx91.tiki.ne.jp


セット野菜のワンパック宅配 みずた観光農園

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