あめんぼ通信

春夏秋冬の野菜やハーブの生育状況や出荷方法、そして、農業をしながら感じたことなどを書いていきたいと思います。

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3つのバランス

 毎日がとても暑い。野菜の水やりが大変であるが、農業を始めた頃は、野菜にこんなに水が必要とは思わなかった。4年目の秋にエンジンポンプを購入し、9年目の秋に井戸を作った。水に関しては周囲との揉め事の種になりやすいので注意した方がよい。
 
 長年の経験で、
(1)早朝2時間半で収穫できる範囲の作付量
(2)1日おきに水がやれる範囲(作物を半分に分けて毎日水やりをしている)の作付量
 というのは、大体わかっているので時間が足らないということはないが、水やりをしなくてすむなら、他の農作業がはかどるので、その分、身体が休まる。

 

 昨年、自分の田んぼにイノシシが出現したことは、一つの衝撃だった。その時に始めて、イノシシの出る地域で農業をしている人の苦労がわかった。それまでは見聞きしていただけで、実際に体感したことはなかったので、同じ痛みとして共感はできなかった。そして、電柵などを設置することが、かなり苦手な自分には、農業の継続がまた一段と厳しくなったのを感じた。子供は農業をする気は全くないが、この時に、自分の中で実感として、次の代が農業をするには、現在より数段手間のかかるものになるだろうと思った。



 
50代半ばというのは厳しい年齢である。現状をキープするしかない自分というものを感じる。農業はきちんとこなす必要があるし、ブログも続けて、第一線を退くまでつなげたいし、差し迫った健康にも留意する必要がある。つまり、
(1)仕事
(2)ライフワーク(ブログ)
(3)健康
の3つをバランスよく続けていかないと60代が充実しない。自分の場合、どうしても(3)がおろそかになる。田んぼで動いているから、多少は動いていると思われるかもしれませんが、農作業の動きは、たいてい同じような動作が多いので、かえって、特定の場所を酷使してしまうことになる。

 アルバイト収入くらいにしかならなくても、だから余計に、(1)の比重が大きくなるが、そのために(3)を害したら、結局その方の支出の方が、軽く(1)を上回ってしまう。でも、どうしても(3)のための時間が捻出しづらい。



 62才で亡くなられた山尾三省さんは、屋久島に移住された25年間におびただしい量の著作を残し、60才で亡くなられたパソコンの先生は、東京から帰られてからの、たった7年間で、地域のコミュニティーのボランティア活動や、パソコン関連のビジネス、NPO活動に多くの実績を残された。それに比べて自分はどうだろう。彼らとそんなに年が離れているわけではない。わずか6~7才である。なのに、何にも残っていない。だからブログを残したい。


 自分の野菜やハーブは市場では相手にされない。市場で相手にしてもらうには、寸法、重量、外観、一定量の箱数と4拍子揃ったものが要求される。農業者の誰もがこのような野菜が作れるわけではない。それぞれ得手、不得手もある。
 
 
 自分の農業は、イタリア料理店と個人の家庭に送るワンパック宅配である。これなら寸法、重量、外観、一定量は考慮する必要がない。ただ、顧客に長く続けてもらうことは難しい。個人の場合は家族構成の変化等から、イタリア料理店の場合は店を閉めたりすることも多い。減った分の顧客が安定的に補充できるようになれば、このワンパックもいいと思う。ただ、1回につき送れるワンパック数は、1人では7パックほどである。8パックとなると、かなり忙しくなる。7パックと8パック、たった1パック違うだけであるが、1パックの差は大きい。

 数年前まではコンスタントに1回平均7パックほどを送ることができていたが、最近はそれより少ない。今はインターネットにイタリア料理店やフランス料理店がたくさん出ているので、電話営業ができるし、個人の家庭には、以前購入してもらったことのある顧客に、時々、案内状のハガキでも送れば、随時コースで、何人かの注文は頂けると思う。ただ、もうあまり若くない。上述した、仕事、ライフワーク、健康を1日の中に取り込もうと思ったら、1回につき7パックを送ることは、少々しんどくなってきた。しかし最も重要なのは仕事なので、今以上に顧客が減るようなことになれば、上記の営業もしようと思う。

(1)仕事、(2)ライフワーク(ブログ)、(3)健康、どれも極めてあまくない。

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プロフィール

水田祐助

Author:水田祐助
岡山県瀬戸内市。36才で脱サラ、現在55才、農業歴19年目。農業形態は野菜とハーブのワンパック宅配。人員1人、規模4反。少量多品目生産、他にニワトリ30羽。25年ほど農業とは無縁だったが、ボクが子供の頃は、家は葉タバコ農家だった。
yuusuke325@mx91.tiki.ne.jp


セット野菜のワンパック宅配 みずた観光農園

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