あめんぼ通信

春夏秋冬の野菜やハーブの生育状況や出荷方法、そして、農業をしながら感じたことなどを書いていきたいと思います。

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背景の不一致


 農家の長男でありながら、36才の年まで、ピーマンがどういう格好をして成っているのか、ナスビがどういう格好をして成っているのか、まるで知らなかった。現在の世の中の99.9%の人は、36才の年までの自分と同じ背景であると思う。つまり、農業を全く知らない人たちだと思う。
 今、自分のブログを訪問してくださっている人は、現在、もしくは子供の時(多くは団塊の世代以前の方)に農業が身近にあって、同じ背景でもって読んでくださっているのだろうか。



 例えば昨日書いた、ナスビの定植44本についての「5項目の好循環」は、農業の背景のない人に理解してもらえるだろうか・・・。いつのまにか自分も、自分が知らなかった時代のことを忘れて、相手も当然これくらいは理解できると思って話を進めている。
 農業にどっぷりつかってしまうと、農業のことをまったく知らない99.9%の人のことを忘れて書いてしまう。でも、知った以上、知らなかった時代に、頭の中を戻すことはできない。つまり、36才以前の頭で農業を書くことはできない。
 今の自分にできることは、世の中の99.9%の人は、「農業の背景の全くない人たち」であるという事実を、常に忘れないことくらいである。そういう人たちが訪問してくださっても理解できるような農業ブログになった時、もっとアクセス数が増えるのだろう。



 農業エッセイは純粋なエッセイではないと思われている人も多いと思う。でも第一次産業というカテゴリーがないので、このエッセイにしている。「アウトドア全般」というカテゴリーはあるが、何かイメージが違いすぎる。「地域情報」というカテゴリーも農業のイメージとは違う。社会、経済の「転職・キャリア」とか「起業・独立」には農業を入れるべきではない。ほとんどビジネスとして成り立たなくなっている農業をそういうジャンルに入れることは不適切である。

 純粋なエッセイでないというのは、農業描写になったり農業講座になったりすることが多いからだろうが、自分の思いを書くより、描写を書いた方が、自分の書きたいことが伝わるように思う。




 農繁期(5月~10月)には、週に1回、半日の休みがなかなか取れない。半日休みを取ると、かなりしわ寄せがくる。週に3日ほどしか農作業ができない(残りの3日は収穫、出荷作業)のに、半日休みをとろうと言うのだから、しわ寄せが来ても当然といえるかも知れない。しかし自分の農業は、
(1)人に比べて、作付面積は決して広くない。
(2)人に比べて、そんなに手が遅いとも思わない。
(3)人に比べて、手間のかかる方法を選択していることもない。
 結局、週に3日しか農作業時間が取れないという農業形態に問題があるのかもしれない。

 

 写真には全く興味がなかったのに、画像を入れるようになると、知らん間に画像に依存してしまう。
 画像がなくて言葉だけの時は、純粋に言葉だけを紡ぎだす必要がある。横になったり(寝転んだり)、パソコンに向かったり、又、横になったり、パソコンに向かったりしながら、言葉を編み出す作業をする。
 1日の大半の時間は、ブログのことを考えている。農作業をしている時もたいていブログのことを考えている。

 日中は生産労働、経済労働と考えているので、落ち着いてパソコンに向かえるのは夜の時間帯だけである。ただ、その日の更新の主な内容は、日中の生産労働の時間に見つけ出し、忘れないように、その都度メモ書きしているので。夜の時間帯はそれに肉付けをする作業だけである。
 11時頃からは、何回か読み直したり、表示のレイアウト(行と行の空間など、見た目と読みやすさ)をチェックするので、11時頃までに書けた量で、その日の更新量が決まる。

 
 新聞の4コマ漫画を30年にわたって、ほとんど休まず連載し続けた人のことが、以前の新聞に出ていたが、やはり朝から晩まで、4コマ漫画のことばっかりを考え続けていたらしい。4コマ漫画は、「ユーモア」とか「オチ」とか「風刺」、「わかりやすさ」、「短略化」等が、要求されると思うので、ブログよりはるかに難しいと思う。

 

 クーラーが入ると、クーラーがなかった時はどうやって過ごしていたのかなあと思う。そして、いったんクーラーが入ると、クーラーのない生活が考えられないようになる。テレビもそうだったんだろうなあと思う。
 風呂場にシャワーがつくと、シャワーのない時はどういう生活をしていたんだろうと思う。シャワーがつくと、夏場にはシャワーだけですますこともある。
 携帯電話も多分そうなんだろうなあ。自分は携帯電話は持っていない。
 ブログを始めていなかった1年前までは、長い夜の4時間を、いったい何をして過ごしていたのだろうと思う。テレビはほとんど見ていなかったが。


 経済的余裕と時間的余裕のある定年退職者は、今後何をしたらよいのか「目的のなさ」に迷い、現役の人は、10年ほど前から、定年後、何をするか考えておかなければならないのに、日々の仕事や専門の勉強に追われて、時間的余裕がない。日本的雇用の劣悪さが、定年の人にも現役の人にも悪循環をもたらしている。もちろん、日本的雇用から外れた独立自営業である農業者も、経済的余裕のなさで、サラリーマンが定年を迎えた後も働き続ける必要があり、こちらも悪循環から脱却できない。


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プロフィール

水田祐助

Author:水田祐助
岡山県瀬戸内市。36才で脱サラ、現在55才、農業歴19年目。農業形態は野菜とハーブのワンパック宅配。人員1人、規模4反。少量多品目生産、他にニワトリ30羽。25年ほど農業とは無縁だったが、ボクが子供の頃は、家は葉タバコ農家だった。
yuusuke325@mx91.tiki.ne.jp


セット野菜のワンパック宅配 みずた観光農園

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