あめんぼ通信

春夏秋冬の野菜やハーブの生育状況や出荷方法、そして、農業をしながら感じたことなどを書いていきたいと思います。

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ピカソの絵

 ナンキンの煮物と、豚肉とピーマンの炒め物が今日の夕食だった。仕事から帰って30分ほどで作ると、プールへ行くといって出て行った。週に1回、マルミさんは最近プールに行っている。

 今日は出荷の帰りにコロッケを買ってきていたし、自分の定番であるトマト、キュウリの塩もみ、トーフ、ゆで卵があるので、別段、他におかずがいるわけではないが、やはりマルミさんの料理は一日の長がある。「一人暮らし」になった時のために、少しは料理も覚えておいた方がいいが、思うだけで前に進まない。

 

  昨晩はかなり激しい風が吹いた。キュウリはやられてしまったかなあと思ったが、2番蒔き、3番蒔きとも、何とか持ちこたえてくれたようだ。他の作物はほとんど被害を受けなかった。
 多分、農業者はすでに、年に数回の大型台風は自分の農業に組み込んでいると思う。その時々の台風のコースや台風の大きさに一喜一憂するような農業形態はとっていない。自分の場合も、台風の被害に遭いやすい作物は、必要最低限の本数に減らしている。
 台風の被害を受けやすい作物は、ナスビ、ピーマン、キュウリの3種類だけである。ナスビは現在、枝の更新中であるし、ピーマンとキュウリは定植本数が少ない。だから、昨日くらいの台風では、そんなに精神的ダメージは受けない。有形無形の被害はあらゆる作物が受けているはずであるが、そんなことをいっていたら農業はできない。
 ただ、台風の来る時期によっては、かなりの痛手を受けることがある。秋冬野菜の種蒔きや定植を終えた9月下旬~10月上旬にやってくる台風は、ほとんどの秋冬野菜が成長途上であるだけに、7月、8月の台風より、被害は大きくなる。

 
 
 明日は午前中と午後の2回、葬儀がある。一人はいろいろとお世話になった方であり、一人は集落の方なので、どちらも出ないわけにはいかない。葬儀は集落に住んでいると、年に1~3回はある。1軒の家に1人出席すればよいが、自分の集落では、戸数割で、上組、下組があり、属している組の場合は葬儀だけでなく通夜にも出席する必要がある。これは慣例である。

 親戚の葬儀、通夜、法事などを入れると、年平均で5回ほどある。個人を偲ぶと言う意味合いであるが、多くは義務感からである。年がいくとこういう出席がどうしても多くなる。



 7月24日~8月26日の間、岡山県立美術館でピカソ展が開かれている。ピカソの絵よりもピカソを紹介した新聞記事の方に興味があった。
 「・・・私はむしろ生涯を通して何万点と描き続けられた無名の作品の蓄積の方に興味がわく。確かにそれらは無名であってタイトルさえもたない。しかし、制作年月日だけははっきりと記述されている。こうした日々の記録は従来の仰々しい額縁を持ったタブロー意識とは対立する物で・・・
 
なぜそれほど膨大な量の作品を残したのか? それらは作品というよりも彼の日常のアクションの痕跡だったように私には見える。それらはすべて、ピカソの私生活の断片である・・・」

 
ピカソは日記のように膨大な作品群を残したらしい。まるで現代版ブログ。
 自分は、新聞でピカソの絵を見ても、チンプンカンプンで全く理解できない。


 
 我が家の周辺にカラスが居ついている。小鳥の声で目覚めるならいいが、カラスの甲高い声で起こされることがある。ここ45年ほどの間に個体数が爆発的に増えた。異様な集団である。あの童謡に出てくるカラスのイメージはとっくに消えている。マルミさんがその声に驚いて、「カラスは人間を襲ってくることはないわなあ」と言うので、ニワトリほどの大きさになったら、襲ってくるかも知れんと話した。
 そして農業を始めた17年前には想像もしなかったイノシシという害獣の出現。この周辺では、まだ稲の被害は出ていないが、県南を除いて、すでに稲を作るにも囲いがいる時代である。


 
 自業自得であるが、若いときにもっと「手に職をつける方向」でがんばっておけばよかったなあと思う。自分の場合、がんばるにはがんばったが、かなり鉄が冷えてから(つまり学校を出て働き出してから)始めたので、時間が取れない、会社をやめるとカネが続かないという悪循環を繰り返してしまった。手に職をつけて独立という形を理想に思ったが、学校を出てからではすでに遅すぎる。同じ独立自営業でも、農業は手に職にはならない。農業は生活である。

 今は大工さんも自営業が成り立たない時代らしく、いまだ成り立っているのは理美容店くらいではなかろうか。

 子供はどういう職業生活を送るのだろう。次女は介護の仕事、長女は学習塾の講師の仕事をしているが、どういう職業意識を持っているのか知らない。自分は何をやっても続かなかったので、一箇所に何十年も勤め続けるということは、自分に似ていると無理だと思う。

 今の時代は固まってしまった時代なので、自由に職業を変えたり、職場を変えたりすることは困難な時代である。こんな閉塞した社会で、若い人は自分自身をどうやって保持していくのだろう。


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プロフィール

水田祐助

Author:水田祐助
岡山県瀬戸内市。36才で脱サラ、現在55才、農業歴19年目。農業形態は野菜とハーブのワンパック宅配。人員1人、規模4反。少量多品目生産、他にニワトリ30羽。25年ほど農業とは無縁だったが、ボクが子供の頃は、家は葉タバコ農家だった。
yuusuke325@mx91.tiki.ne.jp


セット野菜のワンパック宅配 みずた観光農園

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