あめんぼ通信

春夏秋冬の野菜やハーブの生育状況や出荷方法、そして、農業をしながら感じたことなどを書いていきたいと思います。

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田舎の土地(田んぼ)は負債

 エンサイはどのようになったら、どの様に収穫し、どのようにして食べたらいいのでしょうかというコメントを頂いたので、説明させて頂きます。

食べ方ですが、

(1)茎の太い所は硬くて食べれないので、それ以外の部分を湯通しして(ホウレンソウ代わり)おひたしで食べる。

(2)茎の太い所は硬くて食べれないので、それ以外の部分を炒めて(キャベツ代わり)食べる。野菜炒めにご利用下さい。

の2点です。


 収穫は、根元から10本以上の太い茎が出てくるので、それぞれ、根元の2節を残して、摘み取ります。自分の場合は40センチほどの長さで摘み取っています。残した2節の節の所から、またわき芽が伸びてきて、3週間ほどでそれをまた収穫できます。摘めば摘むほどわき芽も増えて収穫量が増えて(親→子→孫)いきます。収穫する上でのポイントは

(1)5節~6節の上の方から収穫すると、弱い(細い)わき芽になります。

(2)収穫は40センチで収穫しなくても、30センチで構いませんが、40センチより長くはしない方が、次に出るわき芽の収穫が早くなります。

(3)1株を全部刈り込むのでなく、半分刈り込んで、半分は残すと、全部刈り込むより、半分刈り込んだ方のわき芽が早く伸びるように思います。


特徴は

(1)我が家では、ツルムラサキはあまり食べず、もっぱらエンサイです。炒め物には使わず、ほとんどおひたしで食べています。

(2)湯通しすると、30分ほどの間に色が黒ずんでしまうのが惜しいです。

(3)梅雨入り~10月いっぱいは、レタス、アブラナ科野菜、ホウレンソウの3種類はできないので、貴重な葉物です。

(4)水分を好む。病害虫が全くない。5ヶ月間も連続して収穫ができる。

(5)梅雨時分には、サツマイモのように、地際の節々から根が出てくるので、それを挿し木にすれば、いくらでも増やせる。種は一晩水にかして芽切りして5月上旬に蒔くと、6月中旬から収穫が始まる。

 

 自分が住んでいる田舎では水道に関しては山水(簡易水道)もあるが、それは風呂水や野菜の水(ジョロで打ち水)に使うくらいで、台所は上水道を使っている。

今はどんな過疎の山村に住んでも、自給できるものはほとんどない。

(1)ライフラインの支払い

(2)最低限の食費と日用品代

(3)車両関連費

の3つだけで、1人でも50万はかかるのではなかろうか。その50万という金額は、どこからか稼がなければならない。

 


 田んぼ(土地)は負債・・・と言えば、都市の人はちょっと驚くかも知れない。自分自身はすでに「土地は資産」だとは思ってはいない。

(1)田舎の土地は売れないし

(2)少しであるが、固定資産税がかかってくるし

(3)放っておくとすぐに草が生える。隣が稲を作付していたら、隣との境は定期的に草刈をしておく必要がある。

(4)田んぼの草は草刈機で刈るよりも、トラクタで耕運した方が楽である。それでも年に5~6回も耕運する必要がある。

(5)仮に土地を購入してくれる人が見つかったとしても、田舎の土地は10アールあたり30~50万程度だと思う。売るのもばかばかしくなる金額である。

(6)実際に売るには、集落の人の「同意の印鑑」が必要な場合が多い。売りたいからといって、無断では売れない。

 
 結局のところ、売れない土地をたくさんかかえて、草の管理だけはする必要があるので、資産でなく負債という考えになる。

 
 負債と考えている人の方が多いのではなかろうか。だから、都市生活者が田舎へ行って農業をしようとする場合、貸してもらえる田んぼはいくらでもある。田んぼの管理をしてあげると喜ばれると思う。だから土地も家屋も購入する必要は全くない。土地はもちろん無料で貸してもらえるし、家は一戸建てで家賃は3千円~7千円、平均5千円くらいで貸してもらえるのではなかろうか。家も、誰かに住んでもらった方が古びない。
 ただし、信用のおける紹介者がいないと、とても貸してもらえない。

 


 旬に忠実な作り方をしていれば、種を蒔くには不適切な厳寒期は農閑期になる。農閑期くらいはゆっくりしたいものである。収入がないのはこたえるが、毎年、この農閑期を楽しみに、5月~10月の農繁期を過ごしている。今は農繁期のちょうど中間点。

 

 
 ハウスがあったらいいなと思う作物はトマトくらいである。ハウスは台風の時に心配が多いし、2年に1度の張替えで、廃ビニールがたくさん出る。ハウスがなくても、旬の野菜だけで12種類くらいは十分にそろう。

 



 出荷を止めて家庭菜園だけになった場合に止めると思える野菜は以下のような野菜である。

(1)ソラマメ→今でもあまり出荷できていない。

(2)ハヤトウリ→収穫までの期間が長すぎて、草の管理が大変。

(3)ニガウリ→あまり食べない

(4)トウガン→ナンキンがあるからいい

(5)ヤーコン→あまり食べない

(6)春先のコマツナ→レタスとキャベツがあるからコマツナはいらない

(7)ツルムラサキ→エンサイがあればいい

 
その他の野菜は出荷を止めても自給用として作り続けるだろう。つまり

 
冬越し野菜である、エンドウ、スナップエンドウ、グリンピース、春レタス、春キャベツ、タマネギ、ニンニク

 
春夏作である、春ジャガイモ、キュウリ、ナスビ、ピーマン、オクラ、ナンキン、サツマイモ、サトイモ、エンサイ、青シソ、インゲン、春ニンジン、ミョウガ

 
秋冬作である、ハクサイ、キャベツ、ダイコン、カブ、秋ニンジン、ネギ、シュンギク、ホウレンソウ、秋ジャガイモ、レタス、ブロッコリー

 
現在すでに、出荷せずに自給用としてだけ作っている野菜は、トマト、スイカ、ワケギ、ラッキョの4種類。

 
ハーブは多年草であるハーブティ用ハーブのレモンバーム、レモンバーベナ、レモンタイム、アップルミント、セイジの5種類だけ作り、他のハーブは止めるだろう。

 

 
 夕方4時頃から乗用トラクタで耕運していたら、無数のトンボが乱舞していた。赤トンボでもない、シオカラトンボでもない、土色をしたトンボである。毎年7月末の今頃の時期には、この土色をしたトンボが無数に飛んでいる。午後5時を過ぎるころには、いつのまにかいなくなっている。今夜はいったいどこで寝るのだろう。

 
 小学校の頃には夏休みの宿題に「昆虫採集」というのがあった。今思えば残酷な宿題である。捕まえた昆虫に注射をして殺すのだが、多分、注射液の中には農薬と防腐剤のような物が入っていたのだろうと思う。45年前には文房具店で、昆虫採集の注射セットが売られていた。銀ヤンマとか赤とんぼとかシオカラトンボなどをよく採集していた。今はそのいずれの種も見かけない。見るのは土色をしたトンボがほとんどである。このトンボだけは、環境の悪化に強かったのかも知れない。

 


 農作業をしていたら、いろんな言葉が頭の中に浮かんできては消えていく。それはまるで田んぼを横切る風のごとく、瞬間的である。その瞬間的に浮かんだ言葉の一つ一つを、くだらない言葉と思わずに、自分の今までの人生経験の中で生まれた言葉だから残して生きたいと思う。ブログと出会えたから残せる。

 


 夕方5時~6時半頃の1時間半が、最も農作業の能率が上がる時間帯である。日が落ちると涼しくなるし、早朝のように朝露も降りていない。

 


 日曜日には集落の墓掃除がある。当地では、個人墓は少なくて、大半が集落内の共同墓地に個人墓が集まっている。その共同墓地も、○○姓の墓地と○○姓の墓地というように、共同墓地が2箇所に分かれている。つまり自分の住む集落では○○姓と○○姓の二つの姓が8割ほどを占めるが、共同墓地もそれぞれ姓によって分かれている。多分、近世以前には身分の高い低いがあって、共同墓地もそれで分けたのだろうと思う。
 
自分の田んぼのすぐ上の山すそにあるのが、○○姓の墓である。墓の上からは、自分の田んぼの半分が一望できる。

 

 今日は不連続的に睡魔がおそってくる。横になったら寝てしまいそう。


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プロフィール

水田祐助

Author:水田祐助
岡山県瀬戸内市。36才で脱サラ、現在55才、農業歴19年目。農業形態は野菜とハーブのワンパック宅配。人員1人、規模4反。少量多品目生産、他にニワトリ30羽。25年ほど農業とは無縁だったが、ボクが子供の頃は、家は葉タバコ農家だった。
yuusuke325@mx91.tiki.ne.jp


セット野菜のワンパック宅配 みずた観光農園

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