あめんぼ通信

春夏秋冬の野菜やハーブの生育状況や出荷方法、そして、農業をしながら感じたことなどを書いていきたいと思います。

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山村移住と上水道、下水道、簡易水道

  いろんな方の田んぼ訪問に行かせてもらっているが、

(1)真似をしようにも、とても真似ができそうにない田んぼ

(2)真似をしようと思わない田んぼ

(3)このやり方はいいと思って、さっそく帰って、その通りをしようと思っても、身体が思うように動いてくれないもの

(4)数日後にはもう取り込むことができているもの

 
 液肥を教えてもらってから「肥料はこれだ」と思ったが、液肥を真似る人はそんなに多くない。ボクの液肥を見て真似た人は2人である。2人ともすぐに液肥が気に入ったらしい。でも、その他大勢の人は、液肥のどこかが、その人の感覚に合わなかったのだろう。

 
 つまり、農業においては「これしかない・・・」、「これがベスト・・・」と思うことは、人それぞれ大きく異なる。

 
 だから、特定の農法に入れ込んでいたり、特定の農法を崇拝していたり、マニアックになっている人を見ると「引いて」しまう。
 
 
 自分の場合は

(1)旬に徹底的に忠実に

(2)特定の作物をのぞき、ずらし蒔きはせずに、最適期に1回だけ蒔き

(3)1種類を(特定の作物を)たくさん作らず

(4)自分の身体に最も楽な方法で

(5)できるだけ農薬やポリやビニール資材は使わずに

 と言う方法をモットーにしている。でも(4)と(5)が矛盾してしまう。その場合は(4)を優先する。

 
 農法には普遍性を持つものなどほとんどない。

(1)地域によっては全く役に立たない場合がある。たとえば温暖な地域と雪国のような場合。

(2)農業者の身体的状況や経済的状況によっても農法は当然異なる。

(3)いわゆるカリスマ農業者もカリスマ的農法も、農業の世界ではありえない。

(4)たとえば稲作の「アイガモ農法」など、多くの稲作農家の支持は決して受けることはないだろうと思う。アイガモが害獣にやられないように、田んぼを網で囲うなど、手間がかかりすぎるように見える。

 

 
 腰が悪くなったとか、身体の具合が悪くなったという同業者のことを時々耳にするようになった。同業者はみんな、ぎりぎりの状態で農業を続けている。安気な農業をしている人はただ一人もいない。ぼやぼやしていたら農業の継続はすぐに危機的になる。週に1回の農休日など誰も取っていないと思う。それは田んぼ訪問に行かせてもらえば、聞かなくても状況でわかる。独立自営業だから、週に1日、きちんと休みを取らなくても、さほどストレスは感じないと思う。ただ農業者の場合、連続して2ヶ月、3ヶ月と休めないことも多い。本人は好きで農業をやっているのだからいいが、度が過ぎると何事もよくない。ひとごとでなく、1日30分ほどの運動を組み込まないと、明日は我が身である。

 


 ニワトリは1羽につき、1日100グラムのエサが必要と言われている。当方の場合、現在32羽だから、3キロと200グラムということになる。多分、動物性タンパクや植物性タンパクなどいろんな栄養素が入った1日100グラムという意味だろう。自分は今、「コゴメ」しか与えていない。だから、動物性タンパクも植物性タンパクもゼロであり、穀物だけを与えている情況である。カキガラのようなものも、忘れた頃(3~4週間に1度くらい)に与えている程度である。それでもタマゴの殻は固い。タマゴは1日6個くらいはコンスタントに産んでくれているので、産卵率は25%ほどである。

 
 コゴメは適当に鍋に入れて、鶏舎の床にばらまいているが、10分ほどの間に、きれいに食べてしまう。つまり、1日のうち10分間だけが「コゴメを食べれる時間」であり、他の時間は、雑草や野菜くずが食べれるだけである。多分、雑草や野菜くずから、タマゴの殻を固くする成分や、植物性タンパクや、たっぷり太陽光線を浴びた青菜の各種ミネラルを吸収しているのだろう。だから、動物性タンパクはあえてやらなくても、穀類と植物性タンパクだけ(菜食主義)でタマゴは産んでくれる。確かに産卵率は同業者の3分の1程度であるが、
くず野菜→ニワトリの胃袋→タマゴ→ありがたく頂戴(我が家の食卓)→う○こ→野菜→出荷外品(くず野菜)と言うリサイクル(循環)鳥と捉えているので、25%も産卵率があれば十分である。動物性タンパクを与えていないのだから、鶏糞の肥料効果はかなり低いと思う。それと、「う○こ」という循環は、45年前の我が家ではそうだったが、現在の我が家では「中断」している。つまり「う○こ」で循環が途切れている状態である。町内の衛生業者に汲み取りを依頼している。我が家はまだ「水洗便所」ではない。2年後に地域の下水道施設が完備するので、その時点で我が家も「水洗便所」にする必要がある。


 集落に下水道の話が持ち上がった時、これは環境問題にあてこんだ「業者利益」と瞬間思ったが、すでに根回しは終わっていて、最初から「下水道ありき」のような話に持ち込まれていた。賛成か反対かの回覧がまわってきたが、「事情で」、反対することができなかった。集落ではたった一人の反対者もなく100%の賛成だった。


 自分が個人的に下水道の誘致に反対した理由は

(1)トイレの改修(100万超)にカネがかかりすぎる。


(2)下水道設備の各戸負担金が何十万にもなる。


(3)毎年、下水道代がかかってくる。


(4)う○こを処理する自由な選択ができなくなる。

 イ、自分で田んぼに施す。

 ロ、衛生業者に汲み取りを依頼する

 ハ、バイオガス(メタンガス)発生装置を作り、ガスと肥料を自給する。

 ニ、単独合併浄化槽の設置


(5)仮に下水道設備が完備されても、どこの環境がよくなるのか理解できない。化学肥料や農薬や除草剤がたっぷり使用された田んぼの水は、下水道に通されることはない。魚も蛍も戻れない。環境問題はハード(箱物)事業ではなく、本来、ソフト事業である。何も改善されない。


(6)下水道には耐用年数があって、何十年かに1度は設備の更新が必要になり、知らん間に下水道料金に転嫁される。


(7)町内一斉の事業ではなく、町内で下水道整備をしていない地域も多い。そして、下水道という設備自体にすでに見直しの議論が出ている。つまり、下水道の整備は「町内(国内)の中途半端な整備」で終わってしまう可能性がある。下水道代を負担せざるを得ない住人と負担しないですむ住人。


(8)下水道は貧乏人と高齢者には厳しい事業である。公共事業がないから下水道に群がってくる各種業者。下水道設備自体が内包する環境への負荷の問題。耐用年数があるという問題。

 

 山村移住を考えている方は、上水道、下水道、簡易水道(山水)、田畑に利用できる水、この「水の4項目」について、事前によく調べておく必要があります。「美しい水は命」、「我田引水」、水をめぐる問題は昔も今も変わりません。

 
 現役世代の移住なら、下水道のない地域を選び、上水道に新たに加入する場合、負担金がかかってくることはないかどうか、共同の簡易水道の場合も、新たに加入させてもらう場合、負担金がかかってくることはないかどうか、一人の簡易水道の場合、水をどこから引いているか、水がどこでどうなっているか、定期的に注意することはないか、よく尋ねておく必要があります。田畑に利用する水も、事前に地域の何人かに確認しておく必要があります。


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プロフィール

水田祐助

Author:水田祐助
岡山県瀬戸内市。36才で脱サラ、現在55才、農業歴19年目。農業形態は野菜とハーブのワンパック宅配。人員1人、規模4反。少量多品目生産、他にニワトリ30羽。25年ほど農業とは無縁だったが、ボクが子供の頃は、家は葉タバコ農家だった。
yuusuke325@mx91.tiki.ne.jp


セット野菜のワンパック宅配 みずた観光農園

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