あめんぼ通信

春夏秋冬の野菜やハーブの生育状況や出荷方法、そして、農業をしながら感じたことなどを書いていきたいと思います。

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70才まで15年

 若い人から見れば、54才の自分はもう「すんだ人」みたいにみえるのだろうか。確かに大きな変身はなさそうだし、農業の新しい展開もない。


 農業に関しては、現状をキープしながら続けていくだろう。続けるにしても、出荷農業は65才くらいまでだろうから、後10年ほどである。自分の力量では、今くらいの農業展開しかできなかった。今後は稲作に近いような農業展開にしたいと思っている。稲作の忙しいのは5月~10月末頃までの半年間であるが、野菜もそれに近づけたい。自分の場合は、11月中旬のタマネギ等の定植が終われば、もう農作業はあまりない。11月以降は「草」がほとんど伸びないし、緑肥の麦類(敷き藁用)を蒔こうと思わなければ、取り立てての農作業はない。1月中旬を過ぎると業務用の注文が減ってくるし、3月、4月は農業をスタートした頃から、出荷はしていない。

 
 農作業が本格的に始まるのは4月に入ってからであるが、4月は出荷がないので、農作業が始まってもそんなに忙しくはない。だから、だんだんと稲作と同じサイクルで回り始めている。


 表の半年、裏の半年といった感じであり、まるで雪国型の農業形態になってきたなあと思う。


 裏の半年には遊んでいるのかと言われると、遊んではいない。では具体的に何をしているのかと問われると、ブログを始める前の4年間は、農閑期には毎年一冊の小冊子を作ることに励んでいた(自費出版、80冊、8万円ほど)。それ以前は、パソコン習得に費やしたり、ドラムカン炭焼きに一冬を費やしたり、百姓塾の営業に費やしたりした。それよりもっと以前の、農業をスタートしてからの7~8年間ほどは、農閑期など感じる余裕はなく、とにかく忙しかった。


 後2年半ほどで、農業歴20年が来る。過ぎ去ってみれば、あっという間だった。「初心忘るべからず」と言われるが、スタートした頃のことは比較的はっきりと思い出せる。37才直前の転身だから、まあ無茶だといえば無茶苦茶である。でもその後、農業に転身してくる人を見ると、その年齢の人が多いようである。20代の転身というのは少ないようである。やはり、農業への転身は第1の社会(サラリーマン)で挫折した人たちの「ふきだまり」かも知れない。


 30才の時、15年後の45才の自分を想像することは全くできなかった。


 40才の時、15年後の55才の自分を想像することは、ほとんどできなかったが、農業は続けているだろうと思った。


 54才の今、15年後の70才を、近い将来として、想像して見ることがしばしばある。


 すぐ来るような気がする。すでに出荷農業はやめて、自給用の農業だけをしているだろう。


 15年後、誰か後をついで農業をするだろうか。今の所、それは全く想像できない。


 別に農業を引き継いでもらおうと、もらうまいと、それはどちらでもよい。地域を見渡してみても、近隣の農地は荒れ果ててしまうだろう。我が家だけではない。


 今後の15年間は、自分の農業の完結編であると同時に、自分の人生の完結編でもある。たいした人生でなくても、とにかく消滅点は迫っているのだから、完結編を今から準備していく必要がある。
 用意がいいんだなあ・・・いいえ。今までが行き当たりばったりすぎたので、最後の15年間くらいは用意周到にしたい・・・でもこれは多分理想に終わります。老後の資金はゼロだし、国民年金・・・いったいいくらもらえるんだろう。ライフラインも全部は払えないくらいの金額かも知れない。


 最終ステージである70才までの15年間は今まで以上に大事な年月である。農業、ブログ心中、日々の生活、死、3度の食事、小遣いは散髪代だけの農業三昧な日々が今後の15年間も続いていくだろう。でもなんという贅沢。人生の最終章にさしかかっても、都会暮らしの99%の人間は土にも触れることのできない最終章を迎えるのに、自分は、人間の最後の拠り所である「土に帰依した」最終章を迎えることができるのだから。



 
 
外はかなり強い雨が降っているが、風はまだそんなに吹いていない。台風は今、四国あたりにいるのだろうか、岡山に最接近するのは今日の深夜あたりらしい。


 朝、田んぼに行ってからまた、田んぼわきの水路のみぞ掃除の続きをした。


 台風は自然災害だから仕方がない。第一次産業には、毎年のようについてまわる。


 ナスビ→秋ナスに向けて剪定をする前だから、倒れてもあまり影響はない。


 ピーマン→倒れても起こせばよい。早く倒れた方が被害は少ない。


 スイートバジル→背が低いので多くは倒れない。起こしてまわってもそんなに時間はかからない。


 2番蒔きのキュウリ→かなりダメージになるかもしれないが、1番蒔きの地這いキュウリがまだ成っているし、3番蒔きのキュウリも8月5日頃には成り始めるので、キュウリが途切れることはない。


 オクラ→まだ、背がそんなに高くなっていないので、倒れても、比較的簡単に起こせる。小さい頃は弱々しいが、収穫が始まる頃には頑健な作物に変身している。


 ナンキン→水に浸かるかも知れないが、すでにかなり病気が来ている。大きな影響はないと思う。


 ニガウリ、トウガン→定植本数が少ないので体勢に影響はない。


 サトイモ、ヤーコン、サツマイモ→台風の影響を受けることは比較的少ない。


 エンサイ、ツルムラサキ、青シソ→これらの葉野菜はどんな自然環境にも、しなやかで強い。


 ハーブ→スイートバジル以外のハーブは台風の影響はほとんどない。


 こう見てくると、ナスビ(44本)、ピーマン(22本)、スイートバジル(400本)、オクラ(3~4本立ち100株)を起こしてまわればよいので、災害復旧時間は正味2~3時間ほどである。台風が去った後にできるだけ早く復旧する必要があるが、2~3時間ほどだから手間はかからない。


 台風によって精神的にそんなにダメージは受けない。そんなにダメージがあるような農業形態なら、長くは続かない。トマトやピオーネなど、特定の専門作物の場合は、台風の来る次期によっては、大きな痛手になるかもしれない。大きな台風の場合、「ハウスの倒壊」という危険性もある。しかし、台風が原因で農業を止めたという話はあまり聞かない。


 あまりひどい台風ではありませんように・・・。 


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プロフィール

水田祐助

Author:水田祐助
岡山県瀬戸内市。36才で脱サラ、現在55才、農業歴19年目。農業形態は野菜とハーブのワンパック宅配。人員1人、規模4反。少量多品目生産、他にニワトリ30羽。25年ほど農業とは無縁だったが、ボクが子供の頃は、家は葉タバコ農家だった。
yuusuke325@mx91.tiki.ne.jp


セット野菜のワンパック宅配 みずた観光農園

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