あめんぼ通信

春夏秋冬の野菜やハーブの生育状況や出荷方法、そして、農業をしながら感じたことなどを書いていきたいと思います。

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牛のいる風景(水田放牧酪農)

 今は、動物を間近に目にする機会がほとんどなくなった。

牛・・・1年に2~3回しか見る機会はない。

豚・・・昨日見た以前に実物を見たのは記憶にないくらい昔である。

ヤギ・・・実物を見たのは2年ぶりくらいか。

ウサギ・・・1年に2回ほど友人の家で見る。

ニワトリ・・・これだけは毎日。

牛、豚、ニワトリ、ヤギ、ウサギの5種類の動物は、45年ほど前の田舎では、たいてい飼われていた。牛、豚、ニワトリの3種類は我が家も飼っていたので、毎日、見ない日はなかった。

 今はほとんど人間の前から姿を消し、密室の中で飼われるようになった。

 犬や猫が癒しになる人も多いが、それと同じように、牛や豚やニワトリやヤギやウサギは、長年、人間の癒しになってきた。そんな動物が今、路上から、軒先から、田畑から姿を消してしまった。

 ニワトリは、月に1回くらいのペースで、ごく普通に絞めて(つぶして)食べていた。かわいそうという感覚は多分、絞める瞬間だけだったろう。祖父がよくニワトリの料理をしていたが、それを見るのは楽しみだった。見ながら、今日晩はすき焼きが食べれるなあと思うとうれしかった。

 今日も出かけていた。
   
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 今日の訪問予定地の通り道に、牛が2頭飼われていることは知っていた。幹線道からちょっとはいった農道のそばの田んぼに放し飼いにしているので、牛を見て帰ろうと思えば、いつでも見ることはできた。ブログに載せようと思い、今日は行きと帰りの両方立ち寄った。帰りの時は、この牛の世話人さんがおられて、色々と話を聞かせてもらうことができた。


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 ボクが近寄っても、ちょっと目線を向けるだけだったのに、世話人さんを見つけると、牛は駆け足で近寄ってきた。


 牛が草食動物であることは一般に知られているが、あんな巨体になるのに、草だけ食べて大きくなれるというのは、よく考えれば不思議である。


 草だけでもよいが、世話人さんが1日に1回、画像のようなバケツに半分ほどエサ(トウモロコシ等)を入れて持参する。その目的は、草だけだと、牛が野生化して移動させる時に困るからであるらしい。  


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 左の画像は牛の水飲み場であり、真ん中の画像は、牛が他所の田んぼに行かないように、放牧地内をソーラーシステムの電気柵で囲んでいる。これは県の事業であるから、電柵等はもちろん世話人さんが負担するのではなく、県の方で設置してくれる。
 
 黒い寒冷紗のような物が田んぼの一角にあるのは、牛の日除けのための休み場である。とくに暑い日などはこの黒い寒冷紗の下で涼をとるらしい。


 電柵の1区画を35~40アールほどにして、その場所の草を食べ終わったら、もう一つの区画の方へ移動させる。1ヶ月半ほどで、大体の草を食べつくすそうである。草が伸びだす5月から、伸びるのが止まる10月末頃までの半年間の放牧である。


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 1ヵ月半ほどしたらまた元の区画に戻す。その間に草は再生するらしい。上の画像は今空いている方の区画である。


 世話人さんは、ボランティアで、1日1回のエサやりの世話をしている。集落のすぐそばに広がっている田んぼなので、散歩がてら歩いてきても、自転車できても、さほど時間はかからない。

 
 世話人さんにとって今は、牛はペットのような存在であるらしい。でも、雨の日など、1~2ヶ月に1度くらいは負担になることも出てくるだろう。


 日除けの寒冷紗をかけた屋根しかないから、牛は雨の日はずぶぬれである。しかしそれは牛にとって、さほどストレスにはならないらしい。やはり縛られている(くくられている)のが最もストレスになるらしい。


 ここの牛は1区画35~40アールほどの田んぼ内なら、どこへ移動しようと自由である。以外と早足である。今ここにいたのにと思っても、すでにかなり遠方に行っている場合もある。


 減反の休耕田を利用した、県の事業である「水田放牧酪農」であるが、世話人さんのボランティアに依存している。これでは、この方法も広がらないだろうと思った。    


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プロフィール

水田祐助

Author:水田祐助
岡山県瀬戸内市。36才で脱サラ、現在55才、農業歴19年目。農業形態は野菜とハーブのワンパック宅配。人員1人、規模4反。少量多品目生産、他にニワトリ30羽。25年ほど農業とは無縁だったが、ボクが子供の頃は、家は葉タバコ農家だった。
yuusuke325@mx91.tiki.ne.jp


セット野菜のワンパック宅配 みずた観光農園

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