あめんぼ通信

春夏秋冬の野菜やハーブの生育状況や出荷方法、そして、農業をしながら感じたことなどを書いていきたいと思います。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
このページのトップへ

農業に依存しない田舎暮らし

 オートバイに乗り、ふら~っと訪れた地を気に入り、住み着いてしまった・・・。田舎暮らしは案外、こんな形で始まるのだと思う。
 

 満員電車の中でふと、サラリーマンを止めたいなあと思った時・・・。
 

 部屋でぼう~っとテレビを見ていた時、画面に映し出された田舎の生活を、自分もしてみたいなあと思った時・・・。


 頭にひらめいたことを即座に否定してしまわなくても、その思いが強ければ、いつの日か実現することもある。それは30代もこともあれば、40代のこともあるし、60代になってからの場合もある。


 思いが強ければ、その思いが頭の中からすぐには消えず、それに関する情報を集めてみようと、少し行動を起こすようになる。


 無職、脱サラ、現役世代の帰農、田舎に何の知合いもいない、特殊な技術もない、でもとにかく今の状態から脱出したい・・・こういう人でも、きっかけさえあれば、田舎暮らしは皆目無理ではないと思う。半日、アルバイトをして、半日、自給自足の田舎暮らしをしている人もいる。独身の人もいるし、夫婦の人もいる。半々くらいである。


 漠然とした思いでもいい。どこの県に住んでみたいとかの夢のようなものがあれば、休日を利用して、あてもなく、目的もなく、ドライブしてみるとよい。この「あてもなく」というのが、田舎探しにはいいと思う。地図なんかを頼りに、ふら~っと田舎を訪ねてみるとよい。縁もゆかりもない土地で車を止めて、ぼう~っと周囲の景色をながめるのもよいし、車から降りて、てくてく歩いてみるのもよい。


 田舎暮らし=農業と考える必要はないし、田舎移住=定年帰農と考える必要もない。現役世代であっても可能だと思う。ただ、家族がいなくて、自分一人だと、より可能性は高くなる。


 田舎暮らし=農業という考え方は従来の考え方であり、田舎暮らし=自給自足的生活が、これからの方向のように思う。自給自足的生活でも最低限の生活費は必要だから、それをどう稼ぐかである。


 田舎では、いろんな害獣が出没するので、実際問題として、農業を職業にするのは極めて困難だと思う。ハウス等の設備をすれば害獣も入らないが、そうするには、かなり大きな投資を伴う。


 だから、半分は自給自足的農業、半分はアルバイトのような方が結構多い。半農半Xの、Xをどう稼ぐかが、その人が田舎暮らしを継続できるか否かの分かれ道になると思う。



(1)ふら~と訪れた地、山村、過疎の集落


(2)飛び込みで、そこの何人かの住人と話してみる。


(3)とりあえず、その地域の役場、公共機関に出向き、空き家情報等を聞いてみる。


(4)どんな地域でも先人は必ずいる。自分がめざそうとしている半農半Xの先人に出会えるかどうかが、その地域に「仮の宿」を見つけることができるかどうかのポイントになる。
日本有機農業研究会の有機農業者マップ
岡山県では、岡山エコ読本
県立図書館、市立図書館、地域の図書館
地域の公民館
等で情報を得る。


(5)半農半Xの先人を見つけても、一人だけでは多分、その人の独善と偏見を聞かされるだけである。4~6人と多くの先人に出会う必要がある。


(6)1回目の移住で、自分に適した移住地と感じるなら、それは幸運なことである。そうでない場合は、そこを拠点に第2の田舎暮らしの場所を探す。より肥えた目で田舎が見えるようになるだろう。


(7)しかし、2回が限度と悟った方がよい。あまり移住地を変わってはいけないと思う。そこが2回目の田舎なら、運命を享受して住み続ける努力をした方がいい。


(8)今、田舎では空き家がいくらでもある。今後10年の間にもっともっと増える。そして田舎の土地はただ同然である。しかし購入してはいけない。購入すると動けなくなるし、草刈等の管理をする必要もあるので、土地を買えば土地は将来の負債につながる。


(9)都会は住む場所ではない。働く場所でもない。ホームレスに近い生活を都会でしているなら、田舎のホームレスをめざそう。とにかく、土が身近にある場所で生活しよう。
 カネがなければ都会ではホームレスである。田舎でも状況は全く同じであるが、田舎では1軒家が5千円前後、高くても7千円ほどで借りれるはずである。土地はもちろん無料で貸してもらえる。土地を管理してもらえるだけで、ありがたいのである。


 
 日本の山村は今、崩壊を始めている。若い人が村に入ってきてくれれば、歓迎される。崩壊しかかっている集落なら、排他的であったり、よそ者扱いはしない。というよりできない。よそ者扱いをされるのは、集落が集落としてまだ機能している田舎である。集落が集落として機能している田舎は、交通の便もよく、アルバイトに出るにも便利がよく、各種公共機関も近くにあり、買い物にも便利であり、イノシシやシカ等の害獣もまだ進出していない可能性もあるが、そういう田舎は、冠婚葬祭の付き合いも残っており、地域の行事や出仕事も多い。
 
 
 田舎暮らしをするなら、かなり不便で、害獣が頻繁に出没しても、過疎の山村集落を選択した方がよいと思う。そして、自給的な農業をしながら、生活していくための最低限の収入をどうやって稼ぐか模索することだと思う。


 あまり本を読んでも仕方がない。情報過多になると惑わされて選択に迷いが出る。


 現地に足しげく足を運び、風を肌に感じ、水の音に耳を傾け、土の上を踏みしめて歩いて、小鳥の鳴き声に耳を澄ませ、遠くに見える風景をただひたすら眺めてみよう。


 地域の公民館や役場に足を運んで、自分の目指しているような先人がいないかどうか聞いてみよう。そして、出会えたら、またその人に、他に知った人がいないかどうか尋ねてみよう。そうやって、一つ、一つ、足で探していくやり方が、自分の故郷探し、自分の故郷作りに大切だと思う。


 求め続けていれば、必ず出会えると思う。ドライブでふら~っと訪れた地で、念願の田舎暮らしが実現したら、あなたの経験が、第2、第3の後輩の希望になるでしょう。 


あなたの一票が、農業ルポライターへの
道を開いてくれます→
ranking
スポンサーサイト
このページのトップへ

コメント

人柄溢れる取材、わかりやすく、楽しく読ませてもらっています。

  • 2007/07/11(水) 08:28:02 |
  • URL |
  • OK #-
  • [編集]

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://terayama.blog57.fc2.com/tb.php/340-d51d31b4
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
このページのトップへ

FC2Ad

プロフィール

水田祐助

Author:水田祐助
岡山県瀬戸内市。36才で脱サラ、現在55才、農業歴19年目。農業形態は野菜とハーブのワンパック宅配。人員1人、規模4反。少量多品目生産、他にニワトリ30羽。25年ほど農業とは無縁だったが、ボクが子供の頃は、家は葉タバコ農家だった。
yuusuke325@mx91.tiki.ne.jp


セット野菜のワンパック宅配 みずた観光農園

最近の記事

最近のコメント

月別アーカイブ

カテゴリー

FC2カウンター

QRコード

QRコード

リンク

このブログをリンクに追加する

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。