あめんぼ通信

春夏秋冬の野菜やハーブの生育状況や出荷方法、そして、農業をしながら感じたことなどを書いていきたいと思います。

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長丁場の作物と農薬

 出荷の日の朝が雨というのは、やっぱり気分が重い。でも要領はわかっているので、そんなに時間がかかって困るということはない。しかし、同じ出荷軒数でも、晴れに日に比べて、1時間は余計にかかる。晴れの日は、1品目収穫したら、そのつど、竹やぶの日陰にコンテナ(収穫容器)を並べていくが、雨の日はいちいち物置に入れる必要がある。収穫後に雨にあたると傷む。


 全て収穫が終わると、晴れの日は、続けてすぐに仕分け(1単位ごとに小分けする)をする。竹やぶと物置の間は午前中は10時頃まで日陰になるので、そこに軽四をおいて、その上で仕分けをする。


 雨の日は、全て収穫が終わると、家に帰り、軽四の車庫で仕分けをする。


 ナスビは7月中旬頃には、テントウムシダマシ(ニジュウヤホシテントウ)が、葉にも実にもまぶれついて、ナスビが虫食いだらけになり、多くは即、ニワトリ行きとなるが、7月25日頃に枝を強く切り戻し、太い幹だけにして、葉も全部落としておくと、35日過ぎた9月上旬には、ピッカピカのナスビ(秋ナスビ)が成り始める。これはまさに自然界の7不思議のように思える。いったい、あの害虫はどこに雲隠れしたのだろうかと思う。あの害虫を捕食する天敵もいないはずだから、どこかへ行ったのだろう。毎年計ったように、7月5日頃から食害が目立ち始め、たった2週間ほどの間に、見るも無残なナスビになるのに、9月には、この害虫を、ただの1匹も目にしない。


 スイートバジルにも今年初めて、梅雨の長雨の時に害虫が大発生(この害虫はなぜか、肉眼で一度も目にすることができなかった)したが、ナスビと同じように強剪定(バジルの場合は伸びが速いので、強剪定を2回ほど繰り返す)すると、3回目に出てきた新芽は元通りのきれいなバジルになった。


 ほとんど虫のつかないツルムラサキでも、9月の一時期、ヨトウムシが大発生する年がある。


 すぐに農薬を使うのではなく、収穫期間が半年ほど続く長丁場の作物は、強剪定をして、少し休ませて回復を待つという態度も大切である。ナスビに毎年来る害虫もスイートバジルに今年始めて来た害虫も、1ヶ月ほどの間に、なぜ突然いなくなるのかわからないが、ツルムラサキに何年かに1度あるヨトウムシの大発生の時は、田んぼじゅうのアマガエルが集まってきてヨトウムシ退治をしてくれているのではなかろうかと思えるくらい、アマガエルが集まってくれる。(1)カエル (2)クモ (3)テントウムシ(ナナホシテントウムシ) (4)カマキリ は、田んぼでしばしば見かける益虫のビッグ4である。


 昼頃はかなり雨足が強かった。出荷が終わった夕方、田んぼに行って見ると、やっぱり、昨日蒔いたダイコンとカブの畝間に、水がかなりたまっていた。一晩この状態はよくないので、水の道をこしらえ、下の田んぼに落ちるようにした。多少の段々畑なので下の田んぼに落ちる。下はサツマイモとスイートバジルなので、これも水がたまるとよくないが、今はダイコンとカブの方が大事である。


 昨日蒔いておいてよかったなあと思った。これでは、最初に予定していた明日には、種蒔きなどできそうにない。今年の梅雨は大雨そして曇天続きで平年の3割ほどの日照。8月は一転、雨がほとんど降らず最高気温が35度を超える亜熱帯気候が続いた。そして、先週の水曜日から始まった秋の長雨・・・。農業者泣かせである。気象状況が年々厳しくなっている。


 今年のような秋の天候では、まだ駆け出しの頃だったら、ダイコンとカブの種蒔きがうまくいったかどうかわからない。やはり長年の経験があったから、通常通りに種蒔きができたと思う。でも、一応種蒔きが終わったというだけで、10月10日の体育の日の頃になってみなければ、最終的に成功か不成功か判断はできない。


 ニワトリの水を入れ替え、液肥タンクを混ぜ、電柵を一回りして漏電がないか確認してから家路についた。


 今、雨は止んでいる。これ以上降り続くと、せっかく蒔いたダイコンとカブの発芽がうまくいくかどうか不安である。


 農薬に対する考え方は、個人差が大きい。 ボクの知る限りであは、集落内で、家庭菜園を無農薬でしている人は、たった一人もいない。逆に、しばしば農薬を使っているというのが現状である。そして、除草剤も集落のほとんど全部の人が使っている。除草剤とは別名枯葉剤である。ラウンドアップなんかに代表される。つまり、ラウンドアップ等を100倍~500倍ほどの水で薄めて、雑草に散布すると、雑草は根や葉からそれを吸い、枯死する。


 出荷をしていない家庭菜園であり、ほとんど全部が自分や家族の食べ量なのに、しばしば農薬や除草剤を使っているという現実をどう思われますか。多数決という民主主義から言えば、無農薬というのは、集落では圧倒的に少数派である。これは、良いとか悪いとかの問題ではない。使いたいならバンバン使ったらよいと思う。公に販売されているのだから。使うか、使わないかは、単なる個人の見解の相違と思っている。農薬が本当に悪いものなら、元から断たないと(出口を止める、つまり生産と販売の禁止)だめだと思う。

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プロフィール

水田祐助

Author:水田祐助
岡山県瀬戸内市。36才で脱サラ、現在55才、農業歴19年目。農業形態は野菜とハーブのワンパック宅配。人員1人、規模4反。少量多品目生産、他にニワトリ30羽。25年ほど農業とは無縁だったが、ボクが子供の頃は、家は葉タバコ農家だった。
yuusuke325@mx91.tiki.ne.jp


セット野菜のワンパック宅配 みずた観光農園

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