あめんぼ通信

春夏秋冬の野菜やハーブの生育状況や出荷方法、そして、農業をしながら感じたことなどを書いていきたいと思います。

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32羽のニワトリ、32人の教室

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 今日のワンパック

タマネギ        300円
ジャガイモ       200円
キュウリ  2単位  400円
ナスビ   2単位  500円
ピーマン        200円
レタス          100円
エンサイ        150円
インゲン        300円
ニンジン        150円
サービス品(青シソ、ニンニク、ハーブティ3種類)
送料           800円
合計          3100円


 今週になってやっと野菜の種類が揃いだした。種類が少ないと、ワンパックを組む時に困る。
 
 このところの雨で、やっとキュウリがよく成りだしたのと、インゲン、エンサイの収穫が始まったことで、今日のワンパックは比較的楽だった。
 
 たくさん収穫できれば、上記のように2単位になる場合もある。3単位にはしないようにしている。


 都会の顧客にワンパック野菜として送る場合、3200円前後というのが適当ではないかと思う。月2回で6400円である。


 多種類作っているから、1種類くらい失敗しても構わないというわけにはいかない。全部成功させないと、他の野菜に負担がかかってしまう。
 
 7月~9月の3ヶ月間の基本的12種類

1類  タマネギ ジャガイモ          (在庫物)

2類  キュウリ ナスビ ピーマン オクラ (成り物)

3類  ナンキン トウガン ニガウリ     (ウリ類)

4類  エンサイ ツルムラサキ 青シソ   (葉物)



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 仲間から外れてしまった1羽のメンドリが、なかなか元の仲間の中に復帰できない。1日の大半を巣箱の中で過ごしているようだ。巣箱の中が唯一安全な場所なのである。
 
 朝、エサやりに入った時は、一度は下(地面)に降りてくる。生きていくにはとにかく「少しでも食べなければならない」から。でもすぐに、他のメンドリに頭を突付かれて、結局、たいしてエサを口に入れることなく、止まり木に上がってしまう。
 
 だから、エサを床にばらまいた後、少しだけ碗に残し、この一羽のメンドリの口元に持っていってやる。3~4分も時間はとれないが、2分ほどだったら、その間だけ待つことはできる。
 
 
 朝1回しかエサはやらないが、コゴメを床にばらまくと、たった5分ほどの間に競って食べてしまう。後は青菜だけだから、残りの23時間と55分は、コゴメはない状態である。これで腹がすかないのかなあと思われるかも知れません。自分も、これだけでいいのだろうかと思ったりもするが、3割の産卵率(1日9個)があれば、あえて、これ以上のエサはやらないようにしている。ヒヨコを導入してから丸5年間飼うわけだから、産卵率を5割にしたら、母体が5年も持たないような気がする。2割5分、1日7個くらいがちょうどいい産卵率ではないかと思う。


 ビタミンや各種ミネラルは、全て、旬の雑草や野菜くずから吸収しているのだろうと思う。もらったコゴメがたくさんあるので、エサは久しく購入していない。


 31羽のメンドリ(購入時、おまけが1羽入っていた)の内、いじめられているのは1羽だけだったが、もう1羽が瀬戸際の状態である。
 
 いじめられだすと、極度に他のニワトリを恐れる。エサをやりに入っても、一度は降りてくるが、すぐに止まり木に上がってしまう。これが重症になると、決闘で負けたオンドリのように、いくら腹が減っていても、怖がって、床(地面)に降りることもできなくなる。


 どうしてこうなるのかなあと考えても原因は思い浮かばない。長年飼っていると、半年に1羽くらいはこういうニワトリが出てくる。仲間の中に復帰できることもあるが、復帰できない場合は死んでいく。ある日突然死んでいることもあるが、よってたかって突付かれて、残酷な死に方をする場合もある。残酷なクラスの、自分は先生である。何か人間社会の縮図のようでもある。学校のクラスでそういう経験をすると、実社会に出て、サラリーマンという組織に入っても、うまく渡っていくのは難しいのではなかろうか。でも、生きていく手段として現在は組織人(サラリーマン)として生きるしか他に生きる場所がない。農業も含めて独立自営業など、夢の世界である。


 45年前だったら、こういうニワトリはすぐに「肉」になった。肉はとても高価だったので、庶民の口にはなかなか入らなかった。だから、飼っているニワトリをつぶして(絞めて)食べるしか肉にはありつけなかったのである。


 45年前の人は、ニワトリが肉にも見えたのだと思う。自分はどうしてもニワトリが肉には見えない。だから、仲間から外れた1羽のメンドリをどうするか、自分の中でまだ決着がついていない。

(1)1羽だけ隔離するのは、エサ、水、青菜がとても面倒。

(2)隔離するにしても、いつまで隔離するのか。

(3)このまま、いじめられるままに放っておくか。

(4)仲間に戻るのを待つか、死ぬのを待つか。

(5)隔離しないなら、2分間ほど、このニワトリだけのためにエサやりの時間を費やす必要がある。

 本当に学校のクラスによく似ているなあと思う。どうしていいのかわからない。


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プロフィール

水田祐助

Author:水田祐助
岡山県瀬戸内市。36才で脱サラ、現在55才、農業歴19年目。農業形態は野菜とハーブのワンパック宅配。人員1人、規模4反。少量多品目生産、他にニワトリ30羽。25年ほど農業とは無縁だったが、ボクが子供の頃は、家は葉タバコ農家だった。
yuusuke325@mx91.tiki.ne.jp


セット野菜のワンパック宅配 みずた観光農園

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