あめんぼ通信

春夏秋冬の野菜やハーブの生育状況や出荷方法、そして、農業をしながら感じたことなどを書いていきたいと思います。

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普通の人の田んぼ (2)

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 土曜日(16日)にまた、お金光様の先生の田んぼを見せてもらった。第2回目です。
 田んぼの傍らに植えているクリの木の花が満開だった。クリになるとは思えないような、薄い黄色の派手な花である。



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 先生の田んぼは耕さず、畝立てもせず、草は野菜の周囲の草をちょっと刈る程度で、草との共生栽培である。
 画像は草の中のサニーレタス。結構、いいサニーレタスが育っていた。



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 草の中のニンジン。草との共生栽培は、ニンジンは困難だと思う。間引きも困難。いずれ、草にまかれる運命?。



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 トマト。敷き藁をしている。トマトは案外、草の中でも平気である。去年は、草むらの中で、ミニトマトが鈴なりだった。



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 草の中のナスビ。ナスビ畑に行く時は肥タゴを担いで行けというくらい「肥食いの野菜」だから、肥料が少ないと、たくさん成らないと思う。肥料は、時々、ヌカや草木灰をふりまくだけである。



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 左はニンジンの花。ニンジンは「セリ科」の野菜である。セリ科の花は画像のような花が咲くものが多い。
 右は、ゴボウの花が咲くちょっと前の状態。こんな巨木になる。




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 キャベツ。アブラナ科野菜は、どういう農法でも虫害が多い。



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 コマツナ。これは明らかに肥料切れ。黄色っぽくなっている。



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 別の畑のダイコン。これはよくできている。春のダイコンはダイコンおろしくらいで、料理方は少ない。



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  別の畑のキャベツ。この畑のキャベツも虫害が多い。



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 草の中のカンピョウ。



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 軒下につるしているタマネギ。草に埋もれていたが、普通のタマネギができている。



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 近くの田んぼの花菖蒲。これは近所の人の田んぼ。花菖蒲の季節は今の時期の3週間ほどだけであり、1年の内の大半は、人目をひくこともない。


 
 先生がいつ頃から、こういう農法に切り替えられたのか、お聞きするのを忘れた。若いときは葉タバコ栽培もされていたので、その時は、普通の栽培だったのだろうと思う。
 化学肥料や農薬の使用が闊歩していた時代に、ずっとそれに疑念を抱いていたから、ある日、こういう農法に切り替えられたのだと思う。


 ちょっと見ると、まるで手を入れていないように見えるが、野菜の周りの草刈にしろ、敷き藁にしろ、通常栽培よりも、こういう農法の方が手間がかかるように思う。
 かけた労働に見合うだけの収量は、かなり少ないのではなかろうか。それでも、自給用だからこれでいいのかも知れない。


 肥料はほとんどヌカだけというのは、自分とさほど変わらない。ただ、生ヌカを降るのはあまり効果がないのでなかろうか。液肥にするとか、もう一手間加えた方が肥料効果が出ると思う。
 
 
 出荷するとなると、やはり畝立てをして、整然と並べて、ある程度の量を作った方が何かと便利である。


 80歳が過ぎた今はあまりボクの田んぼには来られなくなったが、5年ほど前までは自転車で時々見学に来られていた。自転車でも10分とかからない距離である。


 まだ稲も作っておられる。父が亡くなって稲作を止めた時、コンバインをどうしようかと思って、最初に声をかけたのが先生だった。もう10年以上前のことだし、コンバインはその時すでにかなり古かったので、とっくに処分されているのだろう。
 今は、田植えも稲刈りもどちらも人に委託して、途中の管理だけを自分でされている。管理といっても水まわりだけで、肥料も農薬も除草剤も使わない稲作である。
 今まで畑は時々みせてもらうことがあっても、稲の田んぼは見せてもらうことはなかった。今年は要チェックにしようと思う。まさか草山では・・・。
 先生はしばしば、もみすり後の「コゴメ」を、ニワトリのエサにくださる。これが大いに助かっている。今年はいろんな人からコゴメをたくさんもらったので、ここ数ヶ月、市販の飼料は買わず、エサはコゴメと青菜だけである。


 いろんな農法の人がおられるし、自分の周囲には、個性的な農法をされている方も多いので、先生の農法も、そのうちの一つと思っている。でも、出荷とか、ビジネスとして考えると、

(1)ある程度はマニュアルがあって
(2)一定量以上の収量が上がって
(3)農作業や収穫の手間があまりかからない方法

 でないと、人があまり真似をしようと思わないし、参考にならない。いくら環境にいい農法であっても、それが全くビジネスにならないような農法なら、それは個人の趣味と言える。


 自分の場合は、第一線を退いて、自給用だけを作るようになったとしても、多分、今現在している農法を踏襲していくと思う。そう考えると、農法はそれぞれの個人の性格的なものが大きいかも知れない。


 人によっては、現在はビジネス路線に沿った農法を選択しているが、一線を退いたら、それとは逆の農法を選択しようと考えているかも知れない。


 いろんな人の農法を提示することに意義があると思っている。どう思われるかは、訪問者さんそれぞれだと思います。


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プロフィール

水田祐助

Author:水田祐助
岡山県瀬戸内市。36才で脱サラ、現在55才、農業歴19年目。農業形態は野菜とハーブのワンパック宅配。人員1人、規模4反。少量多品目生産、他にニワトリ30羽。25年ほど農業とは無縁だったが、ボクが子供の頃は、家は葉タバコ農家だった。
yuusuke325@mx91.tiki.ne.jp


セット野菜のワンパック宅配 みずた観光農園

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