あめんぼ通信

春夏秋冬の野菜やハーブの生育状況や出荷方法、そして、農業をしながら感じたことなどを書いていきたいと思います。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
このページのトップへ

田んぼのかたづけ

 今日は午前中の半日をかけて、田んぼの「かたづけ」をした。黒マルチは団子の状態で、畦岸のあちこちに放置され、黒マルチの風押さえに使っていた竹や瓦もあちこちにころがっている。ポリのトンネルに使った支柱や、苗物を入れていた苗箱やポット、保温用のべた掛け資材、透明のポリ、こんな資材が乱雑に散らばっている。これ以上放っておくと、草むらの中に埋没してしまい、探し出すのに余計に手間がかかり、草刈の時にも困る。
 どこにでも放置しておくと、その場所で固定化してしまう。

 
草取り(草抜き)でも、害獣防御でも、かたづけでも、今日の日を逃したら、とんどもないことになるという、ぎりぎりの瀬戸際まで、身体が動いてくれない。



20070617214920.jpg 
 春夏作を作付していない田んぼの一角で、サトイモとトーガンが芽を出しているのを見つけた。サトイモは植えたわけではなく、トーガンは種を蒔いたわけではない。去年の冬に「くず芋」や「腐れ」の捨て場にしていた場所だった。春に2回ほど乗用トラクタで耕運したのに、それでも、この2種類が育っていた。実際に植えたサトイモや、蒔いたトーガンと同じくらいの大きさである。
 
 作物の力はこれくらい強いのに、きちんと植えつけたり、ポットに種を蒔いたりすると、逆に、欠株が出たり、芽がでなかったりする。こういうことはよくあるので、どうしてだろうと思う。特によい例が「青シソ」である。まだ農業を始めてまもない頃、青シソの種を買って蒔いたことがあるが、全く芽が出てくれなかった。結局その年は近所で苗をもらって植えたが、その時に、青シソはこぼれ種でこんなに密集して生えるのに、なぜ苗箱に蒔いた時に発芽しなかったんだろうと思った。今でもその理由はよくわかっていない。


20070617214846.jpg   20070617214817.jpg

 画像はコンニャク芋である。コンニャクという作物は農業を始めてから長い間、よく知らなかった。コンニャクはコンニャク芋からできるということも、農業を始めてから知った。
 
 そのコンニャク芋であるが、これも上記と同じく、きちんと一定の場所に定植をすると、どうもうまくできない。3年ほどトライしてから、コンニャク芋は作ることをやめた。それなのに、かなり以前に作っていた場所に芽が出ているのを見つけた。コンニャク芋は小指の先ほどの芋があれば芽が出る。
 
 右の画像は、畦草の中に生えたコンニャク芋である。作る事を止めた時に畦岸に放っておいたら、そこで根付いて、毎年出てくる。畦草の中でも根付くのに、きちんとした場所に植えると、うまく育ってくれない。
 


 種のことでもう一つ。その年で使いきれなかった種を「冷凍」しておけば、翌年以降にいつでもまた使えるらしい。こういうことは種の袋には何も書いていない。
 
 最近は種袋の表示に、約何粒の種が入っているか表示しているが、この表示がなされるようになってまだ10年にもならない。つまり、それまでは随分と不親切だったわけである。一度買って蒔けば、どれくらい入っているかわかるが、始めての時はとてもわかりづらかった。何ミリリットルとか表示されていても、わかるはずはなく、何粒と表示されて始めて初心者にもわかる。こんなことが、たった10年前まで表示されていなかったのに、何の疑問も持たなかった。表示されるようになってから、何で今頃になって表示したんだろうと思った。多分、大手種苗会社のどちらかが、表示するようになったので、それに追随したのであろう。種に関しては種苗会社のなすがままで、農業者はそれに対して「されるがまま」である。



20070617214605.jpg   20070617214545.jpg

 花菖蒲を写そうと近づいたら、どちらの花の中にも昆虫がいた。こんなこともあるんだなあと、ちょっと感動した。草むらの中にはよくいるが、こんな花にさばっているのはあまり見かけない。一つはバッタ(正式なバッタの名称は知らない)であるが、もう一つの昆虫の名前がわからない。マツムシ? 



 この時期のタケノコ(ハチク)の伸びる勢いがすごい。この2週間で3メートル近く伸びている。5月の末に、伸びたハチクを手斧で倒して歩いたのに、早、自分の背丈以上になったハチクが20本ほどあったので、また今日、倒して歩いた。今の時期に倒しておかないと、すぐに硬くなり、鋸を使わないと倒せなくなると余計に手間がかかる。硬くなる前に倒しておけば、そのまま腐る。
 
 今はまだ自分が農業をしているから、他所(道や墓)に侵入してきたタケノコはこうして倒してまわれるが、自分がしなくなったらどうなるだろう。多分、道を隔てて、田んぼにまで竹が侵入してくるのに3年はかからないだろう。
 
 子供は農業はしない。農業では生活ができないのだから、農業という選択はできない。子供も一定の年齢がくれば、食べ糧の野菜くらいは作ろうと思うかもしれないし、そうでないかもしれない。農業は自分で切実にしたいと思わない限りできない。
 


 野菜作りと花作りに熱心な近所のおばさんから、昨日、花をもらった。グラジオラス、カスミソウ、スターチス、ノコギリソウ、キンギョソウの5種類だった。せっかくだからお墓に供えることにした。お墓の真下で毎日農業をしていても、お墓に上がることは少ない。
 
 自分はあまり、拝んだり、願い事をしたり、先祖の供養をしたりということをしない。お盆や正月やお彼岸には、儀礼的にお墓の草取りをしたり花を供えておく。これは先祖の供養というより、まわりのお墓へ参拝に来られた人に対する体裁である。
 
 これは、ご先祖を供養しないということではなく、あまり儀礼的なことにこだわらないだけのことである。でも、葬儀を家族内だけの小さな密葬で済ませることも、墓石を置かない(作らない)自由も、自由な墓石を選択する自由も、まるでないのが実情である。ゆりかごから墓場まで、この国では、墓石と言えども、なかなか自由な選択がままならない。


20070617214656.jpg 

 夕方、アジサイを写そうと思ったらしおれていた。雨(水分)が少ないせいかもしれない。だから朝方に写した。



20070617214513.jpg

 毎日、軽四を止めている傍らに、こんな野の花が咲いている。よく目立つ花である。田の草花ガイドという小冊子を見たが、載っていなかったので、名前がわからない。



あなたの一票が、農業ルポライターへの
道を開いてくれます→
ranking
スポンサーサイト
このページのトップへ

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://terayama.blog57.fc2.com/tb.php/318-0ef63c37
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
このページのトップへ

FC2Ad

プロフィール

水田祐助

Author:水田祐助
岡山県瀬戸内市。36才で脱サラ、現在55才、農業歴19年目。農業形態は野菜とハーブのワンパック宅配。人員1人、規模4反。少量多品目生産、他にニワトリ30羽。25年ほど農業とは無縁だったが、ボクが子供の頃は、家は葉タバコ農家だった。
yuusuke325@mx91.tiki.ne.jp


セット野菜のワンパック宅配 みずた観光農園

最近の記事

最近のコメント

月別アーカイブ

カテゴリー

FC2カウンター

QRコード

QRコード

リンク

このブログをリンクに追加する

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。