あめんぼ通信

春夏秋冬の野菜やハーブの生育状況や出荷方法、そして、農業をしながら感じたことなどを書いていきたいと思います。

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山村写真集(県境の村)


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 忙しかったがブログを最優先して行って来た。やっぱりこの集落だった。この村には都市生活者を引き付ける何かがあるのだろう。Kさんですでに4人目である。
 この村にはすでに知己がいて、新聞を見てピンときたので電話を入れて確認すると、斜め前の家に入られたと聞いた。
 
 
 自分が、この村在住のKTさんを知ったのはもう7年ほど前のことである。誰かドラムカン炭焼きをしている人がいたら紹介してほしいと友人に頼んでおいたら、郵便配達さんが教えてくれたといって、KTさんを紹介してくれたのだった。
 
 KTさんは、ドラムカン竹炭の名手である。雑誌「現代農業」でもその竹炭が紹介された。KTさんが言われるには、

(1)竹炭でも、よい竹炭は金属音がする。

(2)電気が通る。

(3)竹は「切り時」に切っておいて、一定期間を置いて乾いてから焼く。

(4)5時間ほどで焼いた竹炭にいいのはできない。20時間ほどかけてじわじわと焼く。

(5)一時は良く売れたらしい。今はブームが過ぎて売れないと言われる。

(6)竹炭より竹酢液が評判になり、KTさんの竹酢液を使うとアトピーや水虫が治ると、口コミで広がったらしい。

(7)竹酢液は、炭焼き中のどの時間帯に取るかということと、「蒸留」がポイントとなるらしい。

 
 今は合併して備前市になったが、同じ備前市でも、我が家から車で3分ほどの集落もあれば、この集落のように1時間もかかる集落もある。
 
 KTさんを教えてくれたのは、八塔寺山の麓で、すでに22年間も平飼い養鶏を中心とした有機農業をしているNさんである。八塔寺からは10分ほどで県境を越えて兵庫県に入る。兵庫県に入ってすぐの佐用郡佐用町大日山にも、有機農業をしている友人がいたので、Nさん方に遊びに行った時は、たいてい県境を越えてその友人の家にも立ち寄らせてもらっていた。今日訪問させてもらった集落は、その道中にあり、県境から500メートルほど手前の集落である。
 
 KTさんを知る前は、今日訪ねたこの集落に誰も知己はいなかったが、この集落のそばを通って佐用町大日山に行く時はいつも、この集落のかもし出す「不思議な安堵感」を感じていた。詩集を出されたKさんも「周囲の雰囲気が気に入った」と、この村を選んだ理由を新聞に書かれている。




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 1軒だけ、ワラ屋根の家が残っていた。しかし、現在は人が住まれていないらしい。

 この集落は全部で18軒ほどあるが、すでにその半分の9軒ほどが空き家になっているらしい。この家も空き家、あの家も空き家とKTさんが説明してくれるのを聞いて、まだどの家もそんなに古くはなく、十分住むことができるのにと思った。残りの9軒の内4軒は移住して来られた元都市生活者なので、元々のこの地の住人で、現在も住み続けている家は5軒しかないらしい。その5軒の住人もすでに年金生活者らしい。



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 美しい集落である。すでに田植えが終わりかけていた。写真を撮ってブログに載せたいとお願いすると、3時間ほど、ゆっくり歩きながら集落を案内してくれた。


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 イノシシやシカが荒らすので、家庭菜園でも、このような防御網で囲んでいる。イノシシよりシカの害が大きいと言われる。ラッキョやニンニク、ニラ、タマネギも食べると聞かされた。




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 お願いして水源地も案内してもらった。途中、コンニャク芋らしい花が咲いていたので尋ねると、野生のコンニャク芋だと言われた。水源地のことも詳しく話してくれたのに、「理科の頭」ゼロの自分には、その説明が作文にできない。
 
 ここの集落には、井戸を掘っても水が出ないので、昔から井戸がないらしい。だから、岡山県下で2番目に上水道が引かれたらしい。もちろん、山水を利用する簡易水道も使える。下水道も整備されているらしい。つまり水洗便所である。上水道代、下水道代で月間5千円は下らないらしいので、自給自足のKさんには、年間6~8万円の余算の出費になるだろう。山水の簡易水道だけなら、ほとんど水代はかからないのに・・・。



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 田植え後の田んぼには電柵が張られていた。この田んぼは、都会から、わざわざ稲作のためだけに来てされるらしい。



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 KTさんは70前の方だと思うが、年齢を感じない若々しい方である。パンフレットに「哲っちゃんの竹炭」と名打っていた。

 今日はずっとKTさんに案内してもらい、いろんな話を聞かせてもらったので、Kさんに話を伺う時間がなかった。「おきなぐさ」だけ売ってもらった。




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プロフィール

水田祐助

Author:水田祐助
岡山県瀬戸内市。36才で脱サラ、現在55才、農業歴19年目。農業形態は野菜とハーブのワンパック宅配。人員1人、規模4反。少量多品目生産、他にニワトリ30羽。25年ほど農業とは無縁だったが、ボクが子供の頃は、家は葉タバコ農家だった。
yuusuke325@mx91.tiki.ne.jp


セット野菜のワンパック宅配 みずた観光農園

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