あめんぼ通信

春夏秋冬の野菜やハーブの生育状況や出荷方法、そして、農業をしながら感じたことなどを書いていきたいと思います。

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軍手とカマは使い捨て

(2004年、1月の通信) 

 収穫作業や仕分作業などをしていると、しばしば、手に土(泥)がつく。そのつど、ジョロの水で洗い流し、ティッシュで拭く。タオルで拭けばいいのだろうが、ティッシュの方がきれいだし、習慣になっている。

 
 軍手は使い捨てにしている。もう4~5年前から、12足で190円(多分中国製か)の安い軍手が出回るようになってから、以前のように、こまめに洗っては、また使うということがなくなった。特に今の時期は、家のかど先にある、山の湧き水を引いた簡易水道の水で軍手を洗うと、手が切れるように冷たい。2~3足でひんぱんに洗えばそんなことはないのだろうが、自分の場合、10足以上たまってから、1度にたくさん洗うので、なおさらである。でも考えてみれば、冷たい思いをして、時間をかけて洗い、それを天日に乾してという一連の作業に30分かかったとして、12足で、たった190円の軍手を使い捨てにするのと、はたして経済的にどちらに軍配が上がるだろうか。

 
 カマも使い捨てにしている。1本900円足らずのカマを、年に3本ほど使い捨てにしている。去年の5月、敷き藁用のエンバクを手刈りしようと思い、切れ味のよいカマを買おうと思い、店に行ったら安売りしていたので、4本で1000円ほどのカマを買った。いざエンバクを刈り始めると、新品なのに、全く切れ味が悪くて、頭にきた。「安物買いのゼニ失い」とはこのことだと、自分に腹がたった。結局、ほとんど使わずに御用済みとなった。いくら安いと言っても、こんな切れ味の悪いカマなど、何の役にも立たないのに、なぜ作って売るんだろう。

 
 昔、自分がまだ子供の頃、稲刈りの前には、祖父が4~5本のカマを「砥石」で砥いでいたのを何度も目にしていたが、果たして現在、砥石で研ぐことに耐える、りっぱなカマなど、出回っているのだろうか。多分、業者は使い捨てを念頭に生産しているのではなかろうか。耐久性のある、切れ味のよいカマを生産して、それを何度も砥いで使われては、業者は困るのである。

 
 後日、だまされたと思うことにして、1本1600円ほどのカマを買ったら、とてもよく切れて、切れ味のよさが長続きしている。4本で1000円のカマは、見た感じ、とてもよく切れそうだったのに、全く切れず、1本1600円のカマは、果たしてこのカマで切れるだろうかと思えるくらい見栄えが悪かったのに・・・不思議である。結局、貧乏人は、安物を何回も買うハメになってゼニを失い、カネ持ちは、高いのを買って、それを長持ちさせる。「悪循環」は、いつの世にも、貧乏人だけにつきまとう。

 
 野菜を包む新聞紙は、定期的に新聞店にもらいに行って、新品を使っている。読んだ後の新聞紙は、多少ともよごれているだろうから、新品の新聞紙を使うことは、顧客に対する礼儀である。
 収穫する時の黄色の容器(コンテナ)も、容器の底には、そのつど、新品の新聞紙を使う。だから、出荷の日は新聞紙のゴミがかなり出る。

 
 6年ほど前から、家庭ゴミの焼却は禁止となり、町指定のゴミ袋を購入し、それにゴミを入れて、指定のゴミ置き場に持っていくようになった。家庭ゴミはすべてそうしているが、野菜の収穫時に出る
新聞紙(ジョロで野菜に打ち水をするので、水にぬれている)と、手を拭いたあとのティッシュは、使わない田んぼの一角で、竹や木を熱源にして燃やしている。


 使い捨ての軍手は、町指定のゴミ袋に入れて、ゴミ置き場に出す。使わなくなったカマは、10数本、納屋の一角に置いている。

 
 
環境問題から言えば、軍手を使い捨てにしたり、カマを使い捨てにする事は、また第三者(ゴミ焼却場の方たち)の手を煩わすことになる。加えて、水にぬれた、かなりの量の新聞紙を、定期的に焼却する作業も、環境に何らかの負荷を与えると思うと心苦しい。竹や木だけだったら、よい「カリ肥料」となるので、田畑に還元するが、新聞紙やティッシュを燃やした焼却灰は、肥料袋に入れて持ち帰り、家のそばの使わなくなった田んぼに入れる。

 
 台所のテーブルの上を拭く時、テーブル布巾を使うか、ティッシュにするか、迷うことがありませんか。ティッシュだったら、その後、町指定のゴミ袋に入れて、焼却場へと回る。布巾だったら、洗う時、水道代がかかるし、下水道が引かれていれば、下水道代もかかる。ティッシュを使うのと、布巾を使って上水道代と下水道代を支払うのと、どちらが経済的に得だろうか。環境面から言ったら、どちらに軍配が上がるだろうか。

(1)ぬれた手をティッシュで拭くか、タオルで拭くか


(2)よごれたテーブルをティッシュで拭くか、布巾で拭くか


(3)軍手を使い捨てにするか、こまめに洗って何回も使うか
 
 
あなただったら、どちらを選択されますか。今の世の中は、ゴミがたくさん出るような仕組みになっている。

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コメント

大ごみ、小ごみと問題が多いですね。これの対策に費やす行政経費は相当なものでしょうが、生活者もそれなりに”減ごみ”を・・・。

  • 2007/05/21(月) 05:47:15 |
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  • 野良仕事研究家 #-
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プロフィール

水田祐助

Author:水田祐助
岡山県瀬戸内市。36才で脱サラ、現在55才、農業歴19年目。農業形態は野菜とハーブのワンパック宅配。人員1人、規模4反。少量多品目生産、他にニワトリ30羽。25年ほど農業とは無縁だったが、ボクが子供の頃は、家は葉タバコ農家だった。
yuusuke325@mx91.tiki.ne.jp


セット野菜のワンパック宅配 みずた観光農園

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