あめんぼ通信

春夏秋冬の野菜やハーブの生育状況や出荷方法、そして、農業をしながら感じたことなどを書いていきたいと思います。

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ナスビについて


 最近は日が暮れるのが遅くなった。ということは、農作業時間が長くなることにつながる。でも夕方5時半頃には切り上げる。これ以上田んぼにいると、夜のブログにさしつかえる。夜遅くまでブログをやっているが、朝は6時半頃には目覚める。その反動が昼間に来る。昼食を食べて、メールやブログを15分ほど見て、そのまま横になると、目が覚めた時には2時を回っている。だから、昼寝で夜の睡眠時間を補っている。

 
昼間からブログはできない。たまにすることもあるが、たいていは夜間である。夜間が一番落ちつくし、いらいらせずに、時間をゆっくりかけることができる。

 
夜間の3時間ほどをブログにとられると、それまで夜間にしていた、ちょっとした雑用ができないので、多少は昼間の農作業に差し支える。でも、作付けは減らしてはいない。ここ5年ほど、作付け品目も作付面積も、ほぼ一定である。

 
 10年前の44才の時と現在とでは、作付面積はあまり変わらないが、作付け品目はかなり増えている。10年前からハーブを導入したわけだから、よりこまごまとした農業になり、手数が多く必要になっているが、逆に農作業時間は減っている。つまり、農業においては、「経験」という力は偉大なので、農作業の要領や、勘所がわかってきて、体力が落ちてきているにもかかわらず、より広い面積や、より品目数の多い作物が、より短時間でできるようになる。だから、農業においては、50代に入っても、何ら30代、40代の時と変わらない。

 
 ただし、展開できる農業規模には個人差がかなりある。自分の場合は、農業が頭にひらめいた時、すぐに現在の場所を想像した。そして、隣接する2反は多分「借地」できるだろうと思った。合計4反と言うのが、自分が想像した農業だった。物置や、トリ小屋、果樹などを植えている場所があるので、正味の作付けは3反余りである。面積の拡大は1度もイメージしたことはない。他の農業者は、同じような農業形態でも、1ヘクタール規模の人がいたりする。これは個人差というものだからどうしようもない。

 
 ニワトリもイメージできた羽数は40羽ほどだった。これも、300羽~1500羽ほど飼っている友人が何人もいるので、個人差が大きい。ゆっくりした農業をしているわけではなく、体力的にも、能力的にも、あまりゆとりのない農業をしている。
 自分の面積、自分の羽数の壁はなかなか越えれない。

 
 人と比較しても始まらない。早く「自分の得意な農作業だけで手が一杯」「3~4時間があっと言う間に過ぎていく」「田んぼにいる時間が楽しい」そんな農業形態にもっていくことである。副次的にそれがビジネスになれば儲け物であり、あまりビジネスラインに乗らなくても、「それが自分の農業」なら、それをやるしか仕方がない。それで生活が成り立たないなら、農業を続けることはできない。



 5月2日に蒔いたツルムラサキ、オクラ等の育苗に失敗して、5月9日に蒔きなおしたのに、その発芽がまたおかしい。明日もう1日様子を見て、5月17日に再再度の蒔きなおしになるかも知れない。こうなると、収穫の始まりが確実に2週間ほど遅れる。でも、自分の主要野菜なので、無しではすませれない。遅れても、とにかく成功させる必要がある。


 5月9日は冷床での育苗だったが、5月10日、5月11日、5月12日、5月13日の4日間の、発芽に最も高温が必要な時期に、昼夜とも低温だった。特に夜間はストーブをつけるような寒さだったのが、発芽不良の原因である。


 育苗さえうまくいけば、定植後は放っておける場合が多いのに、「ここというポイント」で微妙な慢心があったかも知れない。

 蒔きなおしは、ポットの土入れから始まるので、半日はかかる。




20070514205904.jpg   20070514210801.jpg   20070514201647.jpg

 画像はナスビである。ナスビがどういうふうな格好で成っているのか、35才の時まで、全く知らなかった。興味もなかった。農家出身でも、田舎在住でも、サラリーマンをしていたらそんなものである。若い人なら、田舎在住でもたいていの人が、ナスビがどういう風な格好で成っているか、知らないと思う。
 
 知る必要もないし、知ったからと言って1円の得にもならないが、こういう人たち(35才までの自分)を相手にして、どうわかりやすく説明できるかがポイントだと思う。でも農業は、本やブログでは学べない。実際に田んぼで身体を動かして、身体で覚えるものであり、頭で覚えることはできない。それでも、ブログで伝えたい。

(1)ナスビは植物というより、定植して2ヶ月ほどで「樹木」のようになる強靭な野菜である。

(2)その樹木にぶら下がったような格好で、次から次に成る。6月中下旬~7月末頃までの1ヵ月半と、9月上旬~11月上旬までの2ヶ月、合わせて3ヵ月半の間、次々になる。

(3)7月中下旬頃から「テントウムシダマシ」という害虫が大発生するので、7月下旬には、樹木を半分に切り戻し、葉は全部落として、この攻撃から逃がれる。そうすると、35日が経過した9月上旬にはまた、ぴっかぴかの秋ナスが収穫できるようになる。

(4)得な作物かというと、そうではない。収穫できる期間、収穫の手間、台風に強い弱い、水の要求量の大小、肥料の要求量、害虫の多少、いろんな問題が絡んでくるので、他の作物とは比較はできない。ナスビを専門作物としている人は「ナスビが儲かるからではなく、ナスビを作るのが得意な人」と考えた方がよい。

 
 そのナスビであるが、1本のナスビの木から、ナスビの生涯でいったいどれくらいのナスビが取れるだろうか。50本取れると思う人、100本取れると思う人、200本取れると思う人、いろいろである。

 
他の農業者はいったいどれくらい取っているだろうか・・・それをほとんどの農業者は知らないと思う。自分の収量と比較することはできないのである。

 
自分も他の農業者がいったいどれくらいのナスビを1本の木から収穫できているのか知らない。あまり知りたいとも思わない。

 
ナスビを作り始めた5年後くらいから、自分の収穫量はあまり変わらないような気がする。これくらいの収量なんだという、自分の中での漠然としたイメージがあって、それで満足している。満足しないのだったら、

(1)肥料を多投すればよいし

(2)水分管理をきちんとやればよいし

(3)害虫には農薬を使えばよいし

(4)茎葉の整枝や剪定の管理を研究すればよい

 
自分は上記4項目のどれもしていない。つまり

(1)肥料はメタン菌液肥を元肥に施して完了。状況がおかしいと思わない限り「追肥」はしない。

(2)一番花がついた主枝と、一番花のすぐ下の葉の根元からでるわき芽と、そのすぐ下の葉の根元から出るわき芽を伸ばして、合計3本仕立てにする。

(3)7月下旬に切り戻して、35日~40日ほど休ませる。

(4)台風シーズンには「盆栽仕立て」にして、風で倒れにくくする。

(5)茎葉が茂ってきても、画像のような支柱を2本十文字にして支えにするだけの簡易な支柱である。

(6)だから台風の時にはすぐ倒れるが、倒れた方が被害が少ない。

 
そんな作り方である。




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プロフィール

水田祐助

Author:水田祐助
岡山県瀬戸内市。36才で脱サラ、現在55才、農業歴19年目。農業形態は野菜とハーブのワンパック宅配。人員1人、規模4反。少量多品目生産、他にニワトリ30羽。25年ほど農業とは無縁だったが、ボクが子供の頃は、家は葉タバコ農家だった。
yuusuke325@mx91.tiki.ne.jp


セット野菜のワンパック宅配 みずた観光農園

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