あめんぼ通信

春夏秋冬の野菜やハーブの生育状況や出荷方法、そして、農業をしながら感じたことなどを書いていきたいと思います。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
このページのトップへ

ニワトリ世界のいじめ

20070513205533.jpg  20070513205554.jpg  20070513205611.jpg

 今のニワトリ(ヒヨコ)を導入してから、5月26日で、満2年の誕生日を迎える。まだ1羽も死んでいない。これは奇跡的なことなので、ちょっと自慢である。でもいつまでこの最長不倒距離が続くかは未知数である。以下の作文は、前回導入したニワトリを淘汰した年の前年10月に起こった出来事です。

 10月末に2羽が立て続けに死んだ。朝、エサをやりに鳥小屋へ入っても、1羽が止まり木から降りてこないので、ああ、いじめられているなあと思ったが、その2日後に、つつき殺されていた。
 
 その翌々日、農作業をしていると、鳥の悲しそうな鳴き声(つつかれている時に出す特有の鳴き声)が、しばらく続くので、鳥小屋に行くと、今度はまた、別の1羽がやられていた。その時にすぐ、鳥小屋から出して「隔離」してやればよかったのに、忙しさにかまけて怠っていると、翌日の朝すでに事切れていた。
 
 ニワトリのいじめは凄惨で、手加減もない。口ばしのすぐ上のトサカのあたりに、べっとりと血がついている。ちょっと見た感じの外観では、他のニワトリと何ら見分けがつかないくらい、変わった外観は見当たらないのに、ニワトリどうしではそれが分かるのか、1羽が徹底的にやられている。3日前の時は、逆に加害者だったはずなのに、今度は自分が被害者となって、死に至らされた。こんな凄惨な現場を目の当たりにすることが、ニワトリを飼っていると何度かある。つまりニワトリの世界では「異質」を嫌い、「同質」からはずれると、それがいじめ(つつき)の対象になり、そのニワトリが死ぬまで続くことがある。数年間、全く起こらないこともあるが、今回のように、立て続けに起こることもある。この凄惨な現場を見ると、数日間、とてもニワトリが嫌いになる。「アホ(ウ)の鳥飼い」という言葉があるが、ニワトリはもっとアホウである。ウシなどに比べると、知能指数がかなり劣る。そうでないと、同じ仲間をこうまで徹底的にいじめぬくことは考えられないから。

 通常、ニワトリで問題になる、死に至らしめられるのは、いわゆる「尻つつき(そのために、ほとんどのニワトリは生まれると同時に、口ばしの先が焼き切られる。デービークと言う。我が家のはデービークしていない。デービークしていないのを送って下さいと前もって注文しておく)」であるが、我が家の場合、それはなくて、頭つつき(トサカのすぐ上あたり)である。

 オンドリ同士の決闘はあるが、オンドリが、メンドリのいじめに加勢しているのは、まだ見たことはない。何が原因で、他のメンドリが1羽のメンドリに対して、こんなに攻撃を仕掛けるのか、原因がよくわからない。しかし、死んでしまうことは少なく、たいていは1週間ほどの間に元の群れに戻る。

 
1羽だけ隔離するのも面倒である。水もエサも別になるから。
 隔離して後、戻す時に、元気を取り戻して、元の仲間の中にすんなり入れればよいが、入れなければ、引き続き隔離状態が続く。ニワトリを飼っている友人は隔離している人が多いようだが、その後どうするのかは聞いていない。

 
 
 「すねる」と言って、巣箱のタマゴを抱いて(タマゴを温めること)、巣箱から外になかなか出ないニワトリがいるが、そんな「すねた状態のニワトリ」がいじめに遭いやすい。すねた状態のニワトリも、エサやりに入ると巣箱から飛び出してくるが、その時は、他のニワトリもエサに夢中なので、すねたニワトリに構うことはないが、エサやり以外の時に巣箱から出て下に降りると、すぐに追い回される。ニワトリは逃げるニワトリを追い回す習性がある。だからまたすぐに、止まり木に飛び上がって逃げる。このような「すねた状態のニワトリ」も、たいてい1週間ほどの間に、元の仲間の、その他大勢の中に溶け込んでいる。
 
 ここで、すねた状態のニワトリが巣箱に入っているのをアップします。タマゴを産もうとしているのか、タマゴを温めているのかは、ニワトリを飼い始めて1年もすればわかってくる。

20070513205712.jpg 20070513205732.jpg

 左の画像の、巣箱の一番右に入っているニワトリが「すねたニワトリの状態であり、通常、タマゴを産もうとしている時は、右の画像のような顔をしています。
 
 右の巣箱のニワトリは背中の羽がちょっと抜けていますが、別に問題はありません。
 
 左の画像のニワトリは、トサカの上の羽が抜けていますが、これは、いじめにあってつつかれたのではなく、交尾の時にオンドリは、この部分を口ばしでつかんで、メンドリの身体を地面に押さえつけて交尾をするので、この部分の羽が抜けたニワトリも何羽かいます。ただ、それが原因かどうかは定かでありません。



20070513205754.jpg 20070513205814.jpg

 左がオンドリの足で、右がメンドリの足。オンドリは足の所に1本、「剣」のようなものがついていますが、これは決闘をする時に使うようです。


20070513205842.jpg

 いろんなことがあっても、やっぱりニワトリを飼い続けている。ボクが子供の頃には、家には、黒い牛が一頭、豚が三頭、ニワトリが20羽ほどいた。ニワトリは家の軒下で飼われており、ちょっと風通しが悪かった。それに、ほとんど濃厚飼料(買ったエサ)ばかり与えていて、あまり草を与えていなかったように思う。ニワトリに対する基本的な知識が足りなかったようだ。今の自分の方が、ニワトリにとってかなり健康的な飼い方をしていると思う。

(1)トリ類は酸素の要求量が多いらしい。四面オール開放の金網鶏舎。

(2)草を毎日欠かさず、たっぷりと与えている。

(3)春夏秋冬、朝陽が鶏舎内に差し込む。


 農業を始める前の準備段階で、ニワトリを30~40羽ほど飼おうと思っていた。スタートして1年後から飼い始めたが、この16年間、家を2泊も空けたのは、「ふるさと 色川」へ2泊3日の旅をした1回だけである。
 1泊なら問題ないが、2泊以上の外泊は、生き物を飼っていると出づらい。


 ニワトリを飼いたいと思ったのは、おいしいタマゴが食べたかったからである。市販のタマゴは、どういう飼い方をされ、どういうエサを与えられているかを想像すると、ちょっと食べる気がしない。今のニワトリがタマゴを産み始めるまでの7ヶ月ほどの間、自分は1度も市販のタマゴは買わず、ほとんどタマゴを口にしなかった。マルミさんは時々買ってきていたが・・・。


あなたの一票が、農業ルポライターへの
道を開いてくれます→
ranking
スポンサーサイト
このページのトップへ

コメント

承認待ちコメント

このコメントは管理者の承認待ちです

  • 2012/09/12(水) 01:36:05 |
  • |
  • #
  • [編集]

承認待ちコメント

このコメントは管理者の承認待ちです

  • 2013/08/10(土) 16:14:57 |
  • |
  • #
  • [編集]

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://terayama.blog57.fc2.com/tb.php/281-1f94d742
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
このページのトップへ

FC2Ad

プロフィール

水田祐助

Author:水田祐助
岡山県瀬戸内市。36才で脱サラ、現在55才、農業歴19年目。農業形態は野菜とハーブのワンパック宅配。人員1人、規模4反。少量多品目生産、他にニワトリ30羽。25年ほど農業とは無縁だったが、ボクが子供の頃は、家は葉タバコ農家だった。
yuusuke325@mx91.tiki.ne.jp


セット野菜のワンパック宅配 みずた観光農園

最近の記事

最近のコメント

月別アーカイブ

カテゴリー

FC2カウンター

QRコード

QRコード

リンク

このブログをリンクに追加する

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。