あめんぼ通信

春夏秋冬の野菜やハーブの生育状況や出荷方法、そして、農業をしながら感じたことなどを書いていきたいと思います。

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Tさんの田んぼを訪問

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 昨日は「自然農、学びの会」が終わった後、そこから10分ほどの、「円城ふるさと村」近くに入植されているTさんを5人で訪ねた。

 
 Tさんがこの地に入植されてすでに8年になるらしい。この地に来られる前の4年間は、昨日の学びの会を主催されたOさんと共に、東備地域におられたので、2回ほど田んぼ見学に行かせてもらったことがある。すでに、現在の「萌芽」が当時の田んぼで見えていたように思う。
 
 農業経験年数がまだ短い時から、農業者としてのセンスが見て取れた。生産→販売がすでに形になっていたように思う。これだけは、農家出身、非農家出身はあまり関係がないように思う。
 
 TさんもOさんも、自然農法家だが、スタンスはかなり異なる。一口に自然農法といっても、個人個人
千差万別である。


 
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 育苗ハウス。Tさんの畑は、赤土の畑もあるし、普通の田んぼ土のような畑もある。



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 雑木林の中には、たくさんのシイタケの原木が置いてあった。この地ではいろんな「山菜」にも恵まれているようである。
 竹の子、ワラビ、フキ、山ウド(シシウド)、コシアブラ



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 Tさんの住居。もちろん借地借家であるが、隣接する家がなく、屋敷周りに1ヘクタールほどの田畑が広がっている。朝起きると、家の玄関先から、眼下に野菜の顔が一望できるというのは農業者の喜びだと思う。あまり出歩いていないと言われたが、田畑で農作業をすることの方が、出歩くより、本人にとって充実した楽しい時間なのだろう。



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 ネギがかなり大きな間隔で植えてあった。あまり肥料を入れない場合は、光合成を高める意味で、株間や畝幅を大きく開けると聞いたことがある。

 一般に自然農法の場合は、肥料を入れないとか肥料を持ち込まないと言われる。持ち込んでも「ヌカ」ぐらいのようである。以下はTさんのことを書いたのではない。Tさんはすでに、規模的にも、技術的にも、経済的にも、自分よりかなり先を行っている。これは田んぼを見ればすぐにわかる。


自然農法について

 肥料が少ないと、栄養不良になり、病気や害虫に対して抵抗力も弱まりはしないだろうか。しわくなったり、早く「トウ」が立つことも考えられる。
 稲ワラや麦わら、雑草、土手草などを、畝に敷きつめていく、山の落ち葉→腐葉土になるような考え方であるが、そのためには、最低でも20年くらいの期間はかかるように思う。10年くらいでは、なかなか効果が表面化しないのではなかろうか。


 自然農、不耕起、肥料を持ち込まないというのは、多分、50年ほど前までのごく一般的農法であり、だから、復古趣味、回帰農法と自分は考える。
 
 山の斜面の田んぼは、たいてい等高線状に畝立てがしてあり、畝を崩すということはあまりしない。サツマイモ等を作って、一時的に畝を崩すようになっても、すぐに元通りにしていたように思う。そして、そういう山の斜面のような畑では、下から肥料を持ち上げるのも大変なので、山の落ち葉をかき集めて一箇所に集め、1年ほど風雨にさらし、それを肥料代わりに、畝に敷き詰める方法が最も簡単で効率的であったと思う。


 平地では逆に、山の落ち葉を下に下ろすのはちょっと大変である。今は昔と違ってヌカが無料で手に入るのだから、ヌカくらいは利用したらよいと思う。自画自賛するわけではないが、ヌカもそのままを振りまくのではなく、味噌のように寝かせて、微生物の働きで、熟成させるのが良いと思う。「水に溶いて寝かす」この一手間によって、肥料効果が出てくるように思う。


 ニンジンでもサツマイモでも、収穫物は、毎年何トンも持ち出しているわけだから、持ち込まなかったら、持ち出す一方になり、まさに収奪であり、土地はますますやせてしまう。持ち込まないのだったら、せいぜい自給用くらいにとどめて、収穫物を持ち出さないようにする必要がありはしないだろうか。

 
 でもボクの浅学な一般論よりも、自然農法の方は、それなりの方法で、その人なりに、満足と思える収量をあげておられるのだろう。その収量で不満足だったら、現在の農法にとどまらないと思う。
 


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 ここの地区は「百姓王国」と名付けられている。修学旅行にくるくらいだから、全国的な知名度もあるのだろう。だから、「畑潅水設備」が備わっている産地である。Tさんは百姓王国のメンバーに入っているわけではなく、顧客との直販だから、農協にもさほど係りがあるわけではない。こういう野菜産地にいると、やりづらい面もありそうに思えるが、そういうことはほとんどないらしい。



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 とても愛想のよいわんちゃんだった。


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 玄関先は趣味ワールド。隣はオーディオルーム。音痴な自分は、何の音楽が流れているのか全くわからなかった。ご夫婦のどちらのセンスなのか、おしゃれな飾り物がたくさん置かれていた。


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プロフィール

水田祐助

Author:水田祐助
岡山県瀬戸内市。36才で脱サラ、現在55才、農業歴19年目。農業形態は野菜とハーブのワンパック宅配。人員1人、規模4反。少量多品目生産、他にニワトリ30羽。25年ほど農業とは無縁だったが、ボクが子供の頃は、家は葉タバコ農家だった。
yuusuke325@mx91.tiki.ne.jp


セット野菜のワンパック宅配 みずた観光農園

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