あめんぼ通信

春夏秋冬の野菜やハーブの生育状況や出荷方法、そして、農業をしながら感じたことなどを書いていきたいと思います。

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農業形態と作文形態

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 毎日、お勤め、ご苦労様です。


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 まだ産まれませんか。


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 隣の部屋が空いてますよ。

 
 「農家なんだから、農業ならたいていのことは何でもできるんだろう」と思われるとしたら、そんなことはない。100種類の農業形態があるとしたら、誰でも、その内の5形態ほどしか、やってのけることはできないと思う。


 「農協だより」が月に1回配られてくるが、それに載っている農業者の経営規模や経営作物を見て、自分にもできるだろうと思えることは全くない。同じ農業の世界でも、全く違う職業の人に見える。


 自分が農業の世界に入るきっかけを与えてくれたのはまさに「農協だより」であり、今から19年前の5月の連休のことだった。家でぼうっとしていたら、農協だよりが目に留まり、それをぱらぱらとめくっていた時に、突然、「農業」という考えが頭をよぎった。そのひらめきが、とてもうれしかったことをいまだに覚えている。農業が身近にある人ほど、農業が職業として思い浮かばない。というよりも、地域に農業で生活している人など皆無だったから、農業=職業という意識がどうしても浮かばなかった。定年後に遊び半分でするものと思っていた。


 その時から、農業を始めるまでの2年間に、農業改良普及所へ相談したり、見学に行かせてもらったり、図書館で農業関係の本を読んだりしたが、その時に1冊の本に出会い、直感的に、「自分にはこの農業形態が最も合っている」と思った。そして、「この農業形態なら自分にもできるだろうと思った」。以後、他の農業形態を模索することは止めた。その1冊の本は「都市生活者のためのほどほどに食っていける百姓入門」という、長ったらしい題名の本で、まさしく「ワンパック宅配」のやり方を具体的に説明していた。その後、この類の本をたくさん読んだ。ワンパック宅配とは、多種類作ってそれをセットにして顧客に直接届けるという出荷形態だった。


 自分と同じ頃、あるいは自分より数年前にワンパック宅配を始めた人たちのほとんどが、現在はこの農業形態を止めて、他の農業形態に移っている。他の農業形態に移られた方はそれぞれ成功を収め、経済的にも安定している。


 自分の場合も、彼らと同じように、もっとカネになりそうな、他の農業形態を真剣に模索した時期があった。しかし、自分には他の農業形態に移る「能力」がなかった。だからワンパックを続けざるをえなかった。ワンパックを続けることは、ワンパックに毎月1回添付していた「あめんぼ通信」を続けることにつながった。
 農業形態の変更は挫折したが、ワンパックの副産物だった通信が、13年目の農閑期に1冊の小冊子になった。それが14年目の農閑期にもまた1冊の小冊子になった時、はっきり、自分の農業形態の変更は「農業作文」と意識した。この農業形態への変更は出来るかも知れないと直感して、日々の努力目標にしてきた。15年目の農閑期にも1冊の小冊子になった。16年目の農閑期に今年こそはと思い、17の出版社へそれまでの4冊分を1冊にまとめなおして郵送した。結果は17社すべてボツだった。かなり落ち込んでいた時にブログと出会い、またあめんぼ通信を続ける環境になった。


 最近になって、「ブログは自分に向いている」と感じるようになった。というのは、ブログは「続き物」より「日替わりメニュー」の方がよいと思えるから。
 自分は、原稿用紙換算で5~6枚分の「1日で終わる作文」しか書けないので、これもブログ向きのような気がする。長々と、起承転結の筋道を目次立てして、昨日書いた作文を読み直し、今日またその続きを書くというようなことはとてもできない。集中力が途中でプッツンと切れてしまう。


 だから、日替わりメニューを50項目ほど寄せ集めて、それを1冊の小冊子にするという、まさにブログ的なやり方の本だった。それに自分の場合、1冊の本にしようとすると、どうも「かたまって」しまって、その中でもがいてしまう。削ったり、付け加えたり、新たに書き直したりしているうちに、頭の中が混線してきて、身動きができなくなるのを感じた。こういう事態になるということは、「1冊の本にまとめあげる」というのは、自分にはあまり向いていないなあと意識するようになった。


 1回読みきり、短文、日替わりメニュー、1冊の本を書くより5~6枚を書くルポライター向きという自分の特性が段々と見えてくるようになった。


 つまり、ブログをわざと日替わりメニューにしているのではなく、「続き」や「連続」が書けないだけのことである。(1)、(2)と続いているように見えても、かなり日をあけて書いていて、それをくっつけているだけである。


 起承転結のある長文は書けそうにないが、1日完結の5~6枚を書くなら夢中になれる。1日といっても、夜7時~12時の間の3~4時間である。


 十把一絡げに作文といっても、農業形態と同じように、それぞれ100種類ほどの書き方の違いがあるように思う。ブログはその100種類ほどの作文形態の中の1形式だと思う。今後は、1冊の本を読む人より、1つのブログを読む人の方が多くなると思う。ブログは無料だし、本より読みやすいし、画像がきれいだし、時々コメントを入れたりもらえたりすることもある。


 農業形態にしろ作文形態にしろ、自分に向いている形態は、比較的短期間に「形になり」、それを続けることができる。


 非農家出身の場合、どんな農業形態が自分に向いているか、直感が働かないかも知れないが、最初に選んだ農業形態に大きな投資をしなければ、途中からの農業形態の変更も可能である。そういう点で、補助金の出るような農業への入り方は、途中からの農業形態の変更が難しいと思う。



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プロフィール

水田祐助

Author:水田祐助
岡山県瀬戸内市。36才で脱サラ、現在55才、農業歴19年目。農業形態は野菜とハーブのワンパック宅配。人員1人、規模4反。少量多品目生産、他にニワトリ30羽。25年ほど農業とは無縁だったが、ボクが子供の頃は、家は葉タバコ農家だった。
yuusuke325@mx91.tiki.ne.jp


セット野菜のワンパック宅配 みずた観光農園

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