あめんぼ通信

春夏秋冬の野菜やハーブの生育状況や出荷方法、そして、農業をしながら感じたことなどを書いていきたいと思います。

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雨の日のワンパック

 パソコンに向かうと、昼間の疲れがでるのか、よく睡魔に襲われる。今日もちょっと横になると、知らん間に寝入っていた。肌寒さを感じて目が覚めた。何か今日は寒い。昨日までは、短パン、半そで下着だったのに、目が覚めてから長ズボン、長袖シャツに着替えた。


 9月は、一雨ごとに涼しくなると言われるが、今日の日中に降った大雨で、昨晩までの蒸し暑さがふっとんで、一気に涼しくなった。今日はこの大雨の中での出荷だった。雨でも出荷は休んだりはしない。雨の日の収穫物は、晴天の日の収穫物に比べて、野菜の日持ちは半分ほどに劣るが、野菜は、雨であろうと、晴天であろうと、立ち止まって待ってはくれないので、収穫適期がきていれば、収穫をしてあげた方がよい。


 顧客の立場から言えば、雨の日は前後にずらした方が日持ちがよいかも知れないが、こうなると、いちいち先方に電話したり、1日おきに出荷をしているボクの段取りもくるってしまうので、よほどの大雨でもない限り、予定通り出荷する。


 野菜の日持ちに関しては、雨の当日の収穫物より、雨が降り続いた翌日の止み上がりの時の収穫物の方が日持ちが悪いので、一概に雨の日だけが収穫物の日持ちが悪いとも言えない。


 1年のうちに何日ほど雨が降るのか知らないが、出荷の日が雨にたたられるというのは、そんなにしばしばあるわけではない。逆に少ない方だと思う。当地は岡山県瀬戸内市にあり、気候は温暖で雨は比較的少ない。これはワンパック宅配にはありがたい状況である。


 雨の日の出荷と言っても、雨が1日中降るとは限らないし、時間帯によって雨の強弱もあるし、朝降っていなかったのに、9時、10時頃から降り出すこともあるし、いろいろである。


 今日は日中かなりの大雨が降った。まだ秋雨前線は来ていないのに、9月6日のこの時期にしてはまとまった雨だった。この雨でもう野菜の水やりからは開放されそうである。もう1週間もすればダイコンを蒔く時期なので、その頃には最高気温も30度を下回るようになるはずである。


 出荷の日の雨はいやなものである。手間も晴天の日に比べてかなり余計にかかってしまう。でも早朝はまだ降っていなかった。いつものように5時10分の目覚ましで起き、顔を洗う前5分ほど、台所の椅子に座って、ちょっとぼう~としてから、おもむろに動き始める。野良着に着がえると、もう出荷モードである。出荷の日の朝は収穫する前からすでに時間との競争である。


 朝一番の収穫はまず自分の気になっていた作物から収穫する。きょうはそれがキュウリだった。その後ナスビを収穫した。雨模様だったので、その後すぐにスイートバジルの収穫に移った。スイートバジルというハーブは雨にあてない方がよい。


 ちょっとここで、今日の注文単位数を書いておく。野菜だけでなくハーブもあるので、ハーブのことをほとんど知らない読者には馴染みのないハーブ名が出てきますが、ちょっと我慢して読み進めて下さい。スイートバジル35単位 スペアミント7単位 ブラックミント7単位 アップルミント4単位 ローズマリー6単位 イタリアンパセリ8単位 セイジ5単位 コモンタイム1単位 レモンバーム2単位 レモングラス2単位 ナスビ9単位 ピーマン4単位 オクラ6単位 ツルムラサキ7単位 以上の注文があった。注文はなかったが、その他、キュウリ 青シソ レモンバーベナも収穫した。今日はこの3種類をおまけ(サービス品)としてワンパックに入れるつもりである。その他、きちんと注文単位数だけの収穫はできないので、注文単位数より多く収穫したものは、これも全てサービス品にまわす。サービス品が多いように見えるかもしれないがそんなことはない。


 今日の出荷は7軒であるが、個人客は今日の発送にはない。今日は全て神戸、大阪、京都のイタリア料理店である。営業活動のことは今後詳述していくつもりだが、ほとんどが、職業別電話帳からの電話営業1本で「吊り上げた」顧客である。断られてもくじけずに電話をかけまくっていた一時期があるからこそ現在がある。1本釣りで吊り上げても、その後、継続して注文をもらうことは難しい。あなたのワンパック次第である。


 ハーブを始めて作りだしてからまだ9年、大阪方面にハーブを送り出してからまだ7年ほどである。個人客と違って、イタリア料理店という業務用の顧客だから注文をくれるのは不定期である。でも不思議なことに、1年も経過すれば、顧客の注文パターンや注文の作物が大体決まってくるので計算が立つようになる。


 横道にそれたので、ここで元に戻るが、スイートバジルは春夏作では最も重要なハーブ(秋冬作ではロケット)であり、注文単位も一番多い。それでも今日の35単位はいつもの日よりかなり多い。猛スピードでバジルの収穫をする。その後、スペアミント、ブラックミント等を大急ぎで収穫する。ハーブは全て「葉物」である。今日は曇天だから「ひなえる」ことはないが、晴天の日は、まだ朝露が残っている7時30分頃までには終わらせたい。晴天の日はこのように、ハーブを収穫してから、野菜の葉物3種類(青シソ、エンサイ、ツルムラサキ)を収穫して、最後に5種類の果菜類を収穫する。5種類とは、キュウリ、ナスビ、ピーマン、オクラ、ニガウリの5種類である。この5種類は、キュウリ5分、ナスビ7~8分、ピーマン7~8分、オクラ15分、ニガウリ2~3分くらいのスピードで収穫する。5種類で40分くらいかかるが、これ以上の時間はかけられない。青シソ、エンサイ、ツルムラサキの3種類で20分はかかる。野菜の合計8種類で1時間以内で終わらせたい。ハーブは合計で10種類ほどあり、どうしても1時間では終わらないからである。今の時期は、5時45分頃から収穫して、8時15分頃までの2時間半ほどが収穫時間である。晴天の日は8時30分をまわってからの収穫は収穫物の劣化につながる。ハーブは作るのは比較的簡単だが、すべて「摘み取り系の葉物」なので、収穫に時間がかかる。


 スイートバジルの収穫が終わる頃から雨が降り始め、終わると急に雨脚が強くなった。だから、その後は収穫のつど田んぼの物置に入れるという一手間が加わった。今日はいつもよりハーブの注文が多く、途中から雨が降り出したので手間取り、野菜も含めて全ての収穫が終わった時は9時をまわっていた。それから、ニワトリにエサをやり、水を入れ替え、雨が小降りになったのを見計らって、大急ぎで収穫箱を軽四に乗せ、散らかった新聞紙を片付け(収穫の時には箱の底に新しい新聞紙を敷く。散らかっているのは、前回の収穫時の新聞紙を新しいのと取り替えたため)て家に帰る。晴天の日なら、竹やぶの日陰に置いたその軽四の上ですぐに仕分け(1単位ずつに分ける)をするが、今日は雨なので、家の軽四の車庫で仕分けをする。朝食をとり10時頃から仕分けにかかった。ハーブは全て1単位が150円にしている。スイートバジルとローズマリーとイタリアンパセリの3種類は目方を量るが、レモンバーム、レモンバーベナ、レモングラス、タイム類、ミント類、セイジの6種類は目方を量らずに目分量で仕分けをする。軽すぎて量りづらいから。目分量でも慣れると量の多少は少なくなる。


 個人客に送る時は、仕分けの時に在庫野菜であるタマネギ、ジャガイモ、サツマイモの3種類の仕分けと、在庫のナンキンとトウガンのその日の出荷分を取り出す。タマネギは5月末に一括収穫して軒下に吊り下げている。ジャガイモは梅雨入り前(6月12日頃)に一括収穫してコンテナ(ホームセンター等で売っている黄色の箱)に積み上げて、納屋に保存している。ナンキンは7月末に片付ける時に残りを一括収穫したものであり、トウガンは適当な大きさ(宅配ケースに入る大きさ)で適宜収穫したものをいずれもコンテナに入れて納屋に積み上げている。サツマイモは昨日9月5日に初掘りしたものである。タマネギ、ジャガイモ、サツマイモの仕分けに案外と時間がかかってしまう。タマネギ、ジャガイモは生育末期に病気が発生することが多く、市価も安いので採算は取れない。有機野菜でも市価を無視した単価はつけづらい。


 今日は仕分けに2時間近くかかった。終わったのは12時前だった。その頃から土砂降りになった。まだ小降りだった9時頃までに収穫が終わっていてよかった。


 昼からちょっと横になり、その後、今気に入っている2つのブログをチェックしてから、納品書(品名と単価)と送り状(送付先の住所)を書き、郵便局の振込み用紙とミニコミ(あめんぼ通信、今は画像を中心にしている)と納品書をポリ袋に入れる。


 3時頃から、軽四の車庫で箱詰め作業をした。納品書と箱の中身が違うことのないように注意をする。箱詰めは自分のチェックが入る最後のステージなので、集中して行う。ダンボールをガムテープで閉じた時が完了であるが、相手先に届いた時のイメージを想像しながら最後の箱詰めをする。真夏でもクール宅配便は使わないので、箱詰めの段階で多少とも「ひなびた」ような状態であれば、先方に届いた時はもっと鮮度は落ちている。


(1)ガムテープを閉じたワンパックはできるだけ早く宅急便の営業所へ持っていく。宅急便の営業所はクーラーが聞いているから多少とも違う。


(2)大阪方面への高速は、夜間に走る便に乗せてもらうように依頼しておく。昼間走るより多少とも鮮度の持ちが違うと思う。


 ガムテープを閉じた時がワンパックの完了ではなく、先方がワンパックを開いた時がワンパックの送付の完了である。


 内容物と納品書が時々「不一致」を起こすようでは、あなたの集中力が足りない。これが年に何回かあるようでは、ワンパック宅配には向いていない。農作業中にカマや収穫ハサミで怪我を時々する人も少し農作業に向いていないのと同じである。


 内容物によっては箱のスペースの上部に空間ができてしまうということは、半年もすれば内容物の大きさと量が把握できるようになるので、少なくなる。ボクは100サイズと120サイズの箱を両方準備しているが、どちらの場合でも箱にいっぱいできちんと収まる。注文を受けた単位数と、収穫した単位数は、どうしても多少の残りが出るから、それをサービス品として、各箱に振り分ける。残っても仕方がないから、これは必然的にそうするようになる。サービス品を上手に使うことがワンパックを続けてもらうために大切である。


 出荷の帰りに近くのスーパーで食料品の買い物をする。野菜を作っているから、食料品代がかからないなどということはない。アゲ、トーフ、肉類、海苔、納豆、食パンや菓子パン類、ペットボトルの飲料水(ウーロン茶などよく買う)、今の時期はアイスも。農業をしているから自給自足なんて、昔の話。サラリーマン家庭とあまり変わらない。野菜だけは豊富にあるというだけのこと。でもウーロン茶など買わなくても・・・と思われるなら、ただただ、忙しいからと言わざるをえない。


 家に帰ったら5時が少しまわっていた。今日はもう田んぼへは行かんとこうと思ったが、電柵の漏電(芋ズルの葉が電柵に触れて漏電する)が気になったので、それだけを確認しに行ったが、ついでに、ニワトリの飲み水を新しいのと入れ替え、タンクの液肥を竹の棒で混ぜた。ついでに田んぼをさっと一巡して、大雨で田んぼがどうもなっていないか確認してまわった。4時半頃には雨もあがっていた。排水の悪い田んぼの畝間は水がたまっていたが、明日の朝までには引くだろうから、まあ問題はない。これだけ降ったから、今度はかなり土にしゅんで、もう、ナスピやピーマン、エンサイ、ツルムラサキ、スイートバジル等の春夏系の長期取りの野菜やハーブの水やりから開放されるだろうと思うと、ちょっと楽な気持ちになった。


 きょうはこれだけで家に帰った。マルミさんはまだ帰っていなかったので、さっそく夕食の準備に取り掛かった。まずキュウリの塩もみを作る。他にトーフを半切りして青シソをみじん切りにしてのせる。それからニガウリを切り、タマゴ1個を溶き、ニガウリを炒め、イカナゴを入れ、醤油で味付けし、溶きタマゴをまわしかけ、塩コショウをして完了。あと、スーパーで今日はコロッケを買ってきていたのでそれをテーブルに出した。そうしたらマルミさんもサバの煮付けの一品を買ってきていた。
 マルミさんの帰りが遅い時は、この他に、目玉焼きをしたり、ピーマンを蒸したり、オクラを湯通ししたり、ツルムラサキを湯通ししてホウレンソウ風にしておく。子供は嫌ってボクが作った料理?はあまり食べない。子供の分は別途、肉などを使ってマルミさんがもう一品作る。

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プロフィール

水田祐助

Author:水田祐助
岡山県瀬戸内市。36才で脱サラ、現在55才、農業歴19年目。農業形態は野菜とハーブのワンパック宅配。人員1人、規模4反。少量多品目生産、他にニワトリ30羽。25年ほど農業とは無縁だったが、ボクが子供の頃は、家は葉タバコ農家だった。
yuusuke325@mx91.tiki.ne.jp


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