あめんぼ通信

春夏秋冬の野菜やハーブの生育状況や出荷方法、そして、農業をしながら感じたことなどを書いていきたいと思います。

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温床3パターンと冷床

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 平成16年3月8日に、画像の園芸マットと電子サーモを20664円で、近くの農業資材店で購入している。だから、この電熱温床を使用した期間は3年間だけである。2万円ほど無駄な投資になった。



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 今年は画像のように、地下に20センチほどの穴を掘り、その穴に踏み込み温床の材料(稲ワラ、米ヌカ、鶏糞、籾殻、笹やススキのような固めの草、落ち葉、メタン菌液肥少々、水)をサンドイッチ状に交互に入れて踏み込んだ地下温床を作った。


 以前は、地下温床ではなく、周囲をトタンなどで囲んだ地上温床で踏み込みをしていた。しかしこの方法は、踏み込み中に、トタンの支えにしているクエが傾いたりしてどうもうまくいかなかった。
 
 竹で枠を作っていた時は、竹と竹を結んだ紐が途中でほどけて、温床のやり直しになることが何回かあった。
 
 結局、温床の枠もろくろく作れないという「超不細工」が、平成16年3月の電熱温床購入につながった。


 (1)電熱温床

(2)地上温床

(3)地下温床

(4)冷床


(1)の電熱温床は、どういうわけか、発芽失敗が多かった。電子サーモもあるわけだから、温度が一定以上あがると自動的に切れるはずであるが。
 新しいものを使い始めると、最初は使い方や温度管理がうまくいかない。発芽しても、苗の大小のでこぼこが多かった。結局、電熱温床を使った3年間は蒔き直しばかりしていた。


(2)の地上温床は、外枠の竹を結んだ紐がほどけてしまうという悪戦苦闘だった。温床を作る時期が近づくと、気分が落ち込んだ。


(3)電熱温床の3年続きの失敗が、今年はどうしようという、新たな問題になった。どうしようと考えているうちに、かなり以前に田んぼ見学に行かせてもらった人が地下温床をしているのを思い出した。ひょっとして、これはうまくいくかもしれないと、そんな直感が働いた。

 穴を掘るのは簡単だった。150センチ幅の通常の畝を利用して、そこに縦60センチ、横30センチの稲の苗箱が8つ並べばよいのだから。30分ほどで掘れたと思う。
 何で農業のスタート時点からこれにしなかったのだろう。随分と回り道をしたように感じる。これは自分がずっと子供の時から「地上温床」しか見てこなかったし、最初に父に教えてもらったのが地上温床だったから、他の方法が想像できなかったのだろう。


(4)の冷床はサツマイモに関してである。農業歴4年目に切り替えた。父が元気だった3年間は父が温床を作ってくれていたが、自分1人になると、何回も教えてもらっていた、温床の外枠に編んでいく稲ワラが、もう編めなかった。その時、多分誰かに相談したんだろうと思うが、「サツマイモは熱をかけんでも、ちょっと時期を遅らせたら芽が出るぞ」と教えてもらったように思う。実際、温床でない冷床でも、苗が切り取れる時期は、3週間ほど遅いだけだった。そして、遅く苗を切り取って挿し木をした方が、苗の活着がよかった。だから収穫期は10日も違わなかった。




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上の画像はサツマイモの冷床である。150センチ幅の通常の畝に2条に鍬でガンギ(溝)を切り、サツマイモを置き、サツマイモが隠れるくらいに土をかぶせ、その上からクン炭をたっぷり振り、トンネル状にポリで完全密閉して完了。これで5月に入るまで状態を見る必要はない。


 自分が普通に器用だったら、多分(2)の地上温床を最初からずっと続けていただろう。でも地上温床がうまく作れなかったから、何か他の方法を模索せざるを得なかった。それが電熱温床につながり、その後の地下温床につながった。


 上記のように、サツマイモは早々と冷床に切り替えたが、他の苗物の温床は、ハーブを導入するまで、長く作らなかった。苗は義兄にもらったり市販の苗を買ったりしてすませていた。

 
 ハーブのスイートバジルで温床作りの必要に迫られた農業歴10年目の春からまた温床作りを始めたので、結局、温床作りに悪戦苦闘したのは5年ほどだった。自分は、苦手なことはすぐに投げ出してしまうのに、よく5年も続けれたと思う。でも5年が限界だったろう。


 器用、不器用はそれほど農業に影響はないと思う。今の自分はあまり困ってはいない。しかしそれは、無意識の内に、自分の苦手作業が出てきそうな農業方法(形態)は避けてきたからだと思う。ただ、農業には、やり方は一つではなく二つ、三つとあるように思う。


おまけ(田んぼの夕暮れ)


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プロフィール

水田祐助

Author:水田祐助
岡山県瀬戸内市。36才で脱サラ、現在55才、農業歴19年目。農業形態は野菜とハーブのワンパック宅配。人員1人、規模4反。少量多品目生産、他にニワトリ30羽。25年ほど農業とは無縁だったが、ボクが子供の頃は、家は葉タバコ農家だった。
yuusuke325@mx91.tiki.ne.jp


セット野菜のワンパック宅配 みずた観光農園

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