あめんぼ通信

春夏秋冬の野菜やハーブの生育状況や出荷方法、そして、農業をしながら感じたことなどを書いていきたいと思います。

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今日のオンドリ

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 液肥を施したジャガイモの畝に、大きな足跡が幾つかついている。多分、シカだと思う。この田んぼだけでなく他の田んぼにも多くの足跡がついている。シカは、サツマイモの葉を食べたり、キュウリを食べたりする年もある。この害獣もイノシシと同じく農業者を悩ませる害獣である。イノシシよりシカによる被害の方が大きいと話す農業者もいる。シカは少々の高さの防御なら飛び越える。


 建部町のWさんがまだ高知県におられた頃、次のようなメールをもらったことがある。

 「4月末よりイノシシの来襲に遭い、毎日のように襲撃を受けて困っています。畑は完全に全滅しました。予算の範囲で考えられる限りの対策を重ねましたが、すべて突破されました。魚網に加え、畦並での目隠し、最後は畑横に軽トラを止めて寝て、3時に目覚ましをかけて起きるという生活をしましたが駄目でした。作物はあきらめましたが、これ以上、畝を壊されると不耕起栽培自体が崩壊するので対策に追われています。また、新たな作付けも全くできません。自給を基本とする生活自体が崩壊しかかっています。現在、圃場内に箱檻を仕掛けています。ヤーコンも全滅しました。その他にも貴重な種子を全て失ってしまいました。ここは厳しい所です。それでも百姓、辞めるつもりはありません。」

 
 自分の地域程度の害獣の被害でがたがた言っていたら、山間地では農業はできない。害獣の被害の受けにくい農業形態にするか、電柵などの防御装置を設置することがあまり負担にならない人でないと、山間地では農業ができない。
 害獣の被害の受けにくい農業形態とは、ハウス内で作る作物である。ハウスを破ってまでは侵入しないからである。

 
 都会から田舎へ入植して農業を始めようとする人の大きなネックになる一つが「害獣の出没」である。ここの所は、自分で体感してみないとわからない経験であるから、特に慎重な判断が求められる。


 

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 画像はタマネギである。まだ病気は全く発生していない。この調子で5月末の収穫期までいってくれればよいが、タマネギは決まって4月中旬頃に、ばたばたと病気が発生してくる。2週間ほどの間に瞬く間に病気が蔓延する。多分「べト病」という病気である。画像に取りたくないくらい無残な状態になる。だから、タマネギはあまり作りたくない。手をこまねいていないで、「ダイセン」とか「ダコニール」等の殺菌剤を散布すれば、被害は最小限に抑えられるという人もいるが、まだ使ったことはない。秋冬作の「アブラナ科野菜」以外は、使わないことにしている。他にナンキンの「ウドンコ病」にも使いたいが、これも使ったことはない。一度、圃場に発生し始めると、毎年のように発生する。これを繰り返しているうちに、タマネギを多く作りたくなくなった。
 作物の安全性は1~2回の農薬散布ではなく、
(1)肥料は何を使っているか
(2)水はどうか
(3)当人が作り始める前、その田んぼはどういう作り方をされていたか
 などのトータルな見地から、相対的に判断されるべきであると自分は考えるが、いちいち自分の考えを述べるのも辟易とするものがあるし、安全性に関する考えは個人個人千差万別で、何を安全と思うかの基準もそれぞれである。



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 画像はグリンピースである。今はまだこれくらいの高さである。エンドウ、スナップエンドウ、グリンピースを同じ日に蒔いたが、グリンピースはあまり傷んでいない。スナップエンドウは、エンドウやグリンピースに比べて、初期成育が早く、暖冬で中途半端に大きくなってしまい、霜による傷みがかなり出ている。
 これら3種類は毎年、ナスビ、オクラ、ツルムラサキの後作にしているので、それらの株間に種を落とすだけである。前作に黒マルチをしているので、肥料を施すのも面倒で、たいてい無肥料であるが、マメ科だからそんなに肥料はいらない。


 


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 決闘で敗れて、今日が4日目の朝であるが、エサを持って入ると今日は下りてきた。でもすぐに、勝ったオンドリに追い回されて、止まり木に飛び上がった。だからいつも通り、コゴメを巣箱の上に少しばらまき、巣箱の上に別容器で水を置いた。
 
 決闘に敗れた「サル」の世界に似ている。力関係が1日にして、こんなに劇的に変わったのを見るのは、16年間飼ってきて初めての経験である。トリ小屋の「ざわつき」がまだ納まっていない。
 
 勝ったほうのオンドリは、勝ち誇ったように、今まで見たこともないくらいの頻度で交尾を繰り返していた。負けた方のオンドリは、ここ4日間で随分とやせた。でも自分にはどうすることもできない。状況を見守るだけである。そして負けたほうのオンドリは今まで見せた事もない姿をボクの前にさらけ出している。何かすがるような目つきをしてくる。そして、コゴメを手のひらにのせて口元に持っていくと、がっついて食べる。このオンドリのこういう姿を見るのは初めてである。



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はじめまして^^ 私のブログで こちらのブログを紹介させて頂きましたので ご連絡させて頂きました。

紹介記事は http://eko99.blog75.fc2.com/blog-entry-9.html です。
これからもよろしくお願いいたします^^

  • 2007/03/25(日) 01:42:45 |
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水田祐助

Author:水田祐助
岡山県瀬戸内市。36才で脱サラ、現在55才、農業歴19年目。農業形態は野菜とハーブのワンパック宅配。人員1人、規模4反。少量多品目生産、他にニワトリ30羽。25年ほど農業とは無縁だったが、ボクが子供の頃は、家は葉タバコ農家だった。
yuusuke325@mx91.tiki.ne.jp


セット野菜のワンパック宅配 みずた観光農園

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