あめんぼ通信

春夏秋冬の野菜やハーブの生育状況や出荷方法、そして、農業をしながら感じたことなどを書いていきたいと思います。

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液肥の全貌

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 4ヶ月ぶりにまた、液肥を使う季節がやってきた。春のスタート野菜のジャガイモに今日、液肥を6荷、施した。最近このブログを訪問くださった方は、あのブルーシートの下に何があるんだろうと思われたかも知れませんが、これが全貌です。500リットル入りの黄色のタンクが2つと、50リットリ入りの青色のタンクが8つ眠っていました。眠っていたという意味は、11月上旬に、タマネギの定植予定地にこの液肥を散布して以後は、ブルーシートをかぶせたまま4ヶ月ほど、混ぜることも、見ることもしませんでした。メタン菌液肥は、冬はほとんど活動を停止しているからです。


 液肥の使用もジャガイモがスタートです。3月14日に伏せたジャガイモの畝の上から「ひしゃく」で施す。まだ芽も根も出ていないので、原液を施しても枯れたりしない。


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 左の画像のタゴで肩に担ぎます。肩に担いだのを「一荷」といい、タゴ2杯分です。18リットル×2=36リットルほどを一回に担いでいます。右の画像は柄杓です。4種類の柄杓を使い分けています。最も大きいのは黄色のタンクからタゴに入れる時。2番目に大きいのは液肥を田んぼに施す時。3番目のは50リットルタンクからタゴに入れる時、一番小さいのは、手を洗ったりする時に使います。




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 真ん中の画像のように、目的地まで肩に担いで運びます。右の画像は、一番大きな柄杓を4つも壊した画像です。何でこんなにもろくできているんだろうと来られた人に尋ねたら、柄杓は「混ぜるものではなく汲むものだ」と言われた。そういえば、500リットルタンクを柄杓で混ぜることもある。それにしても脆すぎる。5回めの購入の時は、ポリのではなくブリキ(柄杓の画像参照)にした。


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 6荷(36リットル×6=216リットル使用)担いだので、タンク内が5分の3ほどに減った。使ったらすぐに仕込む。米ぬかを1袋と、ナタネカスを4キロほどと、周辺の雑草をタンクに入れ、下の画像の井戸水をポンプアップした。

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 下の左の画像から、井戸のある位置がわかると思います。液肥タンクと井戸の距離は25メートルほどです。道を隔てた左側の田んぼ4枚は全て借地であり、右側の田んぼは13枚あり、全て当方の田んぼです。その13枚の田んぼは、池下から多少の段々畑になっていて、一番下の田んぼに井戸を掘り当てることができました。深さは4メートルもありませんが、上の左の画像のエンジンポンプで毎日1時間は使えるので十分です。


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 ジャガイモは液肥タンクのすぐ下の田んぼだったので、担ぐのは楽でした。一番遠い田んぼまで担いでも、80メートルほどです。液肥タンクは、左右の田んぼのちょうど真ん中あたりの位置においています。というか、ここしか置く場所が考えられなかった。500リットルタンクは軽いので、空になれば楽々と軽四に乗せることができます。場所もそんなに取りません。

       
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 下の画像は液肥を混ぜる3種類の竹の棒です。3つのうちの左は竹の棒そのままですが、真ん中と右のは竹の先に細工がしてあります。援農にきてくださっていたIさんが作ってくれたものです。自分はこういうことは全く「思いつきもしない」が、Iさんは、ボクが液肥タンクを混ぜているのを見て、すぐにこの細工を思いつかれたようです。創意工夫のとても豊かな人でした。でも真ん中と右の二つは、しばらくして使わなくなりました。というのは、液肥タンクには周辺の雑草を入れる(天恵緑汁を取り込む意味で。効果のほどは?)ので、竹の先に細工が施してあると、それに雑草が引っかかって、混ぜづらくなったからです。Iさんには申し訳なく思っています。

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 次に、肥料に対する自分の考えを書いてみます。


(1)肥料にカネをかけると採算はとれない。


(2)肥料を他所から持ち込まない。


(3)肥料作りが重労働では続かない。


(4)他人のやっている方法があなたに役立つことは少ない。あくまで参考程度に。


 メタン菌液肥は


(1)施すと臭うので、住宅の近くでは使えない。


(2)水がいつでも簡単に利用できる場所でないと無理。


(3)仕込むのはごく簡単であり、「果報は寝て待て」であるが、施す時に担ぐので、これが重労働。でもトータルで考えた場合、自分には液肥が一番合っている。


(4)ヌカは無料で手に入るし、ナタネカスは平成17年後実績で6袋、平成18年度実績で4袋しか購入していない。1袋は700円であるから、それぞれ、4200円と2800円である。つまり、肥料代はそれだけしかかかっていない。


(5)500リットル容器は14000円ほどであり、50リットル容器は食品会社でもらったものである。


(6)作付面積は35アールほどであるが、500リットル容器2つ(50リットル容器8つは予備)あれば十分である。自分の場合は他に、トリ小屋の鶏糞と、クン炭(焼きすくも)を利用しているだけである。


(7)作付面積が35アールを超えれば、メタン菌液肥を使うことは困難と思う。そんなに担げない。30~35アールが「楽しく担ぐ」限度と思う。多種類作付けだから、1度に担ぐ量はそんなに多くない。


(8)使ったらすぐに仕込む。種菌としてタンクの半分は残すと、次の出来上がりが早い。メタン菌は35度の時、最も活動的になるので、盛夏では1週間ほどでできあがる。


(9)タンクの半分を使ったら、ヌカを1袋半(20キロ)ほどと、ナタネカスを4キロ(5分の1袋)ほど補充して、1日1回攪拌(1~2分)する。攪拌は3~4日に1回でもよいが、頻繁にすれば出来上がりも早い。攪拌するときに臭いをかいだり、進行具合を確認したりするのは、自分の楽しみの一つである。混ぜていて、うすいと感じたらヌカを補充する。雑草も入れているので、ヌカを入れすぎると、どろどろして混ぜにくくなる。


(10)種菌は、自然界にいくらでもあり、人糞(屁)や「どぶ」などにいるらしい。各県の畜産センターなどでは、家畜糞尿を利用した「畜産バイオマス」の研究をしているので、そこに行けばもらえると思います。つまり、メタンガス発生装置でガスを取った残りの廃液です。自分は、メタンガス発生装置を作ってガスを利用している方から7~8年ほど前に廃液を50リットル×4杯ほどもらい、それ以後は種菌を補充したことはありません。


(11)仕込みが出来上がったかどうかは、混ぜた時の状態と、臭いと、仕込んでからの日数で、適当に判断しています。結果は逐次、作物が教えてくれます。


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プロフィール

水田祐助

Author:水田祐助
岡山県瀬戸内市。36才で脱サラ、現在55才、農業歴19年目。農業形態は野菜とハーブのワンパック宅配。人員1人、規模4反。少量多品目生産、他にニワトリ30羽。25年ほど農業とは無縁だったが、ボクが子供の頃は、家は葉タバコ農家だった。
yuusuke325@mx91.tiki.ne.jp


セット野菜のワンパック宅配 みずた観光農園

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