あめんぼ通信

春夏秋冬の野菜やハーブの生育状況や出荷方法、そして、農業をしながら感じたことなどを書いていきたいと思います。

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Wさんを訪問

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 今日は、まだ30代前半の若いDさんを案内して、建部町のWさんを訪問した。上の画像は、その道沿いにある炭焼き小屋と炭焼き窯である。前回は通り過ぎたが、今日はデジカメで撮った。とてもいい雰囲気の炭焼き場だったから。



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 Dさんの田舎暮らしはすでに7~8年になるが、まだ、どういう形の田舎暮らしにするか、方針が固まっていないらしかった。でも、農業がいまだに軌道にのっていないのなら、農業を主体にしない(農業収入を経済の柱にしない)田舎暮らしの方が、向いていると思う。そういう点で、Wさんのような田舎暮らしが参考になるのではないかと思った。


 Wさんは常々、50万あれば田舎暮らしが十分にまわっていくと話されているし、めざしている農法がDさんも同じような方向なので参考になると思った。
 
 左の画像は不耕起で植えているソラマメであり、枯れて立っているのは春夏作のオクラの木である。農法は、
(1)肥料は他所から持ち込まない。持ち込まないというより、肥料は入れない。
(2)残渣は持ち出さない。つまり、その場所でオクラの木などは畝に敷く。
(3)一度畝を作ると、それを崩さずに、草との早生栽培をする。

真ん中の画像は不耕起のエンドウである。




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 左の画像も不耕起のソラマメであるが、別の田んぼであり、不耕起の状態がよくわかるのでアップした。真ん中の画像は同じく不耕起の麦で、右の画像は不耕起のターサイである。


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 左の画像は不耕起栽培の田んぼを上から写した。急峻な場所にあることがわかると思う。真ん中の画像は、17年前に研修を受けたMさん方の門先から写した画像である。Wさんの借家よりもう一段高い場所にあり、はるかかなたに遠方の風景が見える。右の画像は、近くに咲いていたネコヤナギ。


 Wさんがこの地に移り住まわれて、3月15日でちょうど1年が来る。来るたびに、Wさんがこの地に「はまって」きているように見える。本当にこの人は「田舎暮らし」が得意な人だと思う。農業をがむしゃらにやっているのでなく、あくせく農業をしているのでもない。楽しくやっている様子が話しぶりからよくわかる。それでいて、生活はとても豊かそうに見える。3月から学習塾の講師のアルバイト先も決まり、週2日ほどはアルバイトに出かける生活になるが、残りの5日間で、不耕起栽培の農業も軌道に乗せようとしている。もちろん、Wさんの生活スタイルなら、農業収入に頼らなくても、週2日ほどのアルバイト収入だけで、楽に貯金ができるような生活である。いまだに中学レベルの学習なら教えれるという学力の高さが、Wさんの生活を今後もささえていくだろう。

 
 誰でも、Wさんのような特技があるわけではない。もちろん自分にもない。Dさんもそんな特技はないようである。でも何らかの形で、60~80万を稼ぐ必要がある。それが稼げたら、何も農業を主体にしなくても、1人なら田舎暮らしはまわっていく。Wさん方を何回か訪問しているうちに、なぜ50万円ほどで生活がまわっていくのか理解できていくだろう。こういうことは活字で読んだだけでは半信半疑に思うだけなので、、実際にその人の生活ぶりを定期的に拝見することで理解するしかないだろう。でもWさんの場合、このうちの15万円は奈良の川口さんの所へ2ヶ月に1度通う交通費用と宿泊費用だから、正味年間35万円の生活をしているのである。1例をあげれば、去年は移ってきたばかりで米が作れなかったので、米を口にせず、ずっとサトイモやサツマイモを主食にしているといった具合である。その他には、暖房器具は使っていない。寒ければ着込む。風呂上りにすぐに寝る。風呂は薪で沸かす。水は山から引いているので無料。携帯電話はない。電気代、電話代、プロパンガスに係る費用が極めて安い。車のガソリン代は年間3~4万かかるようである。


生活していくための費用が少なければ、稼ぐ金額もそれだけ少なくてすむ。支出の好循環が収入の好循環を生み、ひいては生活の好循環を生む。生活のパイをできるだけ小さくするというのは田舎暮らしの一つのポイントである。


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プロフィール

水田祐助

Author:水田祐助
岡山県瀬戸内市。36才で脱サラ、現在55才、農業歴19年目。農業形態は野菜とハーブのワンパック宅配。人員1人、規模4反。少量多品目生産、他にニワトリ30羽。25年ほど農業とは無縁だったが、ボクが子供の頃は、家は葉タバコ農家だった。
yuusuke325@mx91.tiki.ne.jp


セット野菜のワンパック宅配 みずた観光農園

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